2022年 沖縄県知事選挙について
沖縄付近では短期間で台風が複数発生し、先島地方では被害もでています。みなさまの地域ではいかがでしたでしょうか?
皆さん、こんにちは。
リージョナルキャリア沖縄 株式会社レキサンの玉城です。
今週末は台風14号も過ぎ去り、少しずつ落ち着いてきました。
台風は人間にとってはやっかいですが、自然界へは台風のかき混ぜ効果により海水温を適度に下げてサンゴへの良い影響与えたり、海の表層の酸素を深層に運んだりする効果もあるようで不利益ばかりではないようです。
改めて自然のシステムはよくできていますね。
さて、前号では長濱より沖縄の台風についてお届けいたしましたが、本号では、2022年沖縄県知事選挙についてお届けします。
沖縄県知事選挙
沖縄では2022年9月11日に沖縄県知事選挙の投開票が行われました。
知事の政策により沖縄は今後どうなっていくか少し予測できるかもしれません。
今回の知事選を少し振り返りたいと思います。
今回の結果は玉城デニー氏が339,767票を得て再選となりました。
玉城デニー氏以外では、前衆院議員の下地幹郎氏と前宜野湾市長の佐喜真淳氏が立候補されていて、下地氏は53,677票、佐喜真氏は274,844票を得ていました。
振り返りでお三方の政策などを調べてみました。
皆さんホームページをしっかり作りこんでいて、時代の流れを感じます。
昔は候補者の情報を手軽に得られるのは新聞や看板ぐらいしかなかったような記憶がありますが、今では候補者の方がきちんと情報発信していればネットで手軽に情報を得られるようになりましたね。
玉城デニー氏公約
- 新型コロナ対策と復興
- 辺野古新基地建設反対をつらぬく
- 子どもは沖縄の未来(貧困対策など)
- 安全・安心の沖縄へ(米軍基地による汚染水対策、危機管理や医療体制等)
- 自然環境と文化・伝統が調和する沖縄
- 限りない沖縄の可能性を未来へ(自律経済の構築)
佐喜真淳氏の政策抜粋
- 子供特区の導入による全県での給食費・保育費・子ども医療費の無償化
- 観光産業を中心とした1000億円規模の支援
- 電気、ガス、ガソリン、食料品などの物価高対策
- 辺野古埋立工期短縮などにより、米軍普天間飛行場の返還を2030年までに実現
- 那覇・名護間を結ぶ南北縦貫鉄軌道の早期実現に向けた取り組み
下地幹郎氏
- 26年、米軍普天間飛行場の辺野古移設
- 米軍基地返還計画の前倒し
- 教育費の完全無償化(すべての子どもに教育のチャンス)
- 経済成長(民間投資)
- 社会資本整備(PFI(民間資金活用)
- 沖縄ファースト(県内企業最優先)
- 観光産業の好循環(観光とすべての産業とのコラボ)
- 新たな企業の創設(スタートアップ1000社プラン)
- SDGs(ゼロエミッション)
- やさしい社会づくり(すべてが共存)
- “離”島から“島”へ(距離をなくす)
- 文化の振興(沖縄の個性の発信)
基地問題への態度は明確で、玉城デニー氏は辺野古移設反対、佐喜真淳氏は賛成、下地幹郎氏は賛成でした。
投票率は?
また、投票率沖縄知事選の投票率は57.92%と過去2番目の低さで、前回知事選を5.32ポイント下回る結果となっています。年齢別の投票率も調べてみたかったのですが、現時点では残念ながら見つけられませんでした。
沖縄県の選挙管理委員会が公表している過去の投票率を調べてみました。沖縄県で知事選挙が始まったのは、本土復帰がなされた昭和47年(1972年)以降です。それ以降で最も投票率が高かったのは第二回昭和51年(1976年)の82.07%、最も低かったのは第九回の平成14年(2002年)の57.22%でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
当選した玉城デニー氏の政策を見ておくと、今後の沖縄の行く末を少し予測できるかもしれません。
沖縄へ移住を検討されている方の参考になれば幸いです。