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年度末に差し掛かってお忙しい方も多いかとは存じますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
1月「行ってしまう」2月「逃げてしまう」3月「去ってしまう」という表現があります。本当に年始からあっと気づいたら今になっていますね。恐ろしい。。。

さて、前回はポテンシャル採用の求人に対して、どうしたら高評価をもらえるのか、ということについて触れさせていただきましたが、今回は、営業職のキャリアパスと実際の事例をお伝えしてまいります。
少しでも参考にしていただけますと幸いでございます。

沖縄企業におけるポテンシャル採用で成功する求職者の特徴とは

―目次―

  1. 沖縄で営業職の求人が増えてきている増えてきている現状
  2. 営業職のキャリアパスとは
    1. マネジメントを行う営業管理職のコース
    2. 営業職のスペシャリストを目指すコース
    3. 営業として独立するコース
    4. キャリアチェンジするコース
  3. 沖縄での営業職キャリアパスの事例
  4. 営業職のキャリアパスを切り開くポイントとは
  5. 最後に

沖縄で営業職の求人が増えてきている現状

沖縄ではDX・ITなどの新規事業を行っている企業や、シード・シリーズAのスタートアップが増えてきています。
企業が変革や成長することで営業職や営業の管理職が活躍するポジションが増えたこともあり、求人が増えてきています。
そのため営業職の方と面談をさせていただく機会も増えています。

そこでの相談内容等も踏まえて、少しでも営業職をされている皆様に参考になればと思い、書かせていただくことになりました。

 

営業職のキャリアパスとは

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以下のように、営業職の求職者の方からのご相談でよくあります。

  • このまま5年、10年、20年とずっと営業として働き続けられるのだろうか
  • 営業としてキャリアパスを描く際、どういった選択肢があるのか
  • キャリアチェンジしたいと思うのだけど可能か、可能だとしたらどのような職種なら可能なのか

など、様々なご相談をいただきます。
主な悩み事としては営業職のキャリアパスとしてどうしたら良いかということだと思います。

このようなお悩みを抱えている方は、まずは営業職としてのキャリアの選択肢を持っていくと良いと思いますので、どういうキャリアの選択肢があるかご紹介したいと思います。

マネジメントを行う営業管理職のコース

よく耳にするのは現場の営業担当からマネジメントを行う営業管理職への昇進のコースです。営業担当として腕を磨き、主任、課長、部長、役員と昇格していく形になります。

人によっては、なかなか部下をもってマネジメントしていくことが性に合わない、苦手、という方もおられ、そこで悩まれる方もおります。

営業職のスペシャリストを目指すコース

営業マンのスペシャリストとして極めていく、というコース。
一騎当千の営業マン、となり高い営業成績を残し続けていくことで市場価値を高めていきます。
ずっと成果を出し続けるというプレッシャーもある選択ですが、そのプレッシャーこそも楽しめる人がスペシャリストとしてご活躍しています。

営業として独立するコース

独立をする、というコースを選択される方もおります。
営業のスペシャリストからこちらに変更される方もおりますが、会社に所属して特定の商材を売る、というものではなく、個人事業主として会社と雇用契約を結び、歩合制や年棒制で働くといったものです。
もちろん、リスクもありますが、会社に縛られない働き方や人によってはサラリーマンとして働くよりも高年収を狙えるといったメリットもあります。

キャリアチェンジするコース

次に、キャリアチェンジをするコース。
こちらは営業から営業企画や経営企画、事業企画等の企画部門の仕事にご従事される方といったように、さまざまなパターンがあります。

その方の特性や経験、会社としての全体最適を踏まえた上での配置となりますが、営業職として目の前の仕事に創意工夫をこらしながら成果を出し続けてきた方が、自身の可能性を切り拓いていっているようにお見受けいたします。

今回は4つのコースをご紹介させていただきました。
次から私に転職を相談を受けてきた営業職の方々の実際の転職事例をご紹介していきたいと思います。

 

沖縄での営業職キャリアパスの事例

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40代大手観光系企業の企画営業職
→ベンチャー系マーケティング会社のマネージャー

入社から20年近く一社で働かれ、店舗の運営、法人営業、広告宣伝部、マーケティングや経営企画等幅広く携わり、マネジメントもご経験。元々関東を中心に県外でお仕事をされており、沖縄に事業の立ち上げで数年前に移住された方でございました。

こちらの方は『地域に関わる仕事がしたい』、『これまでのキャリアを活かして、新しいチャレンジがしたい』ということが転職をする上で譲れない条件でした。ご興味をもった会社は、スポーツ×マーケティングを軸に、コンサルティング、プロモーション企画、PR活動、商品企画、イベント企画等幅広く事業を展開されるベンチャーでした。

代表取締役と取締役の2名で運営をされており、はじめての正社員として受け入れるという状況だったため、『一緒に働ける覚悟があるか』、『ベンチャーマインドをもっているか』が特に問われておりました。

ベンチャーマインド、良く聞く言葉ではございますが、主体的である、無いものは自分で作る、思考錯誤する、チャレンジ精神がある、変化に柔軟に対応できる、好奇心旺盛である、諦めないことが挙げられるかと思います。

20年近く同じ会社で働かれた方ではございましたが、上述のように様々な部門で、主体的にチャレンジし続けてこられたこともあり、ご評価をいただき無事内定、そして入社が決まりました。

 

30代保険営業管理職
→建設業の営業兼新規事業責任者候補

沖縄出身で県外の大学を卒業後、そのまま県外に残り、保険業界でずっと働かれていた方で、沖縄にUターンをしたいとのことでご相談にこられた方でした。

BtoB、BtoCの両方の営業をご経験され、拠点の管理職として、マネジメントはもちろん、営業マンとしてもトップセールスの成績を残されているような方でした。

沖縄に戻るにあたり、保険業界でご活躍されていたこともあり、給与の格差の壁ということも一つのネックとしては挙げておられましたが、転職する上で譲れない条件は『Webマーケティングに関われること』、といったものでした。

転職活動序盤は、私や他のエージェントから紹介された求人、ご自身で探した求人、いくつかの企業を受けておりましたが、なかなかうまくいきませんでした。

企業からのフィードバックも踏まえ、ご本人と分析をした結果「志望動機」部分が本質的な課題だということにたどり着きました。そこから今一度自身が転職で叶えたかったことや、どんなことに課題感を感じ、何をやっている時が楽しいのか、10年先にどうなっていたいのかを再認識することでやりたいことが明確になり、受けたい企業も決定し、満を持してチャレンジすることができました。

『これまでの自身の強み(営業)が活かせること』、『新規事業または新規開拓営業等に関われること』が新たな最優先の転職軸、となりました。

こうしてご本人の転職へのスタンス、思考が変わり、転職軸が定まったことが何よりも大きいのですが、そういった彼の本気の姿勢に、受ける企業の社長も本気になっていただいたことが、転職成功の要因となりました。

 

30代医療系の営業
→IT企業の拠点立ち上げ責任者

沖縄県在住の方で、以前の転職の際もお手伝いさせていただいた方なのですが、ハードワークだけど仕事のやりがいはあって、高年収ということもあり続けておりましたが、ライフステージの変化等もあって、『良いところがあれば転職をしたい』とご相談を頂戴しました。

転職をする上で、譲れない事は『ライフワークバランスが今よりもとれること』、『年収を大きくは下げられないこと』、『これから伸びるビジネスまたは汎用性のあるスキルが身につくこと』を挙げておられました。

ちょうどその時、県外のIT企業で沖縄の進出をすることが決まっているがなかなか良い人材がいない、とのことで案件をいただいた企業様がございましたので、ご提案をさせていただき、双方のニーズがマッチして、入社に至ることができました。

ご評価いただいていた点でいうと「ベンチャーマインド」と「お人柄」と「優秀さ」かと存じます。

なかなか履歴書・職務経歴書という書面だけでは伝わらない部分を、面接や会食の機会等を通じて感じていただくことができたので高い評価を受け、内定をいただくことができました。

営業職のキャリアパスを切り開くポイントとは

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あくまで、私がこれまでに接してきた方の事例となりますが、営業職のキャリアパスを切り開くポイントは『志望動機』、『ベンチャーマインド』、『人間性』だと感じました。

志望動機

転職をする方に限らず、だとは思いますが、なぜその会社なのか、その事業なのか、その職種なのか、そのミッションなのか、他の会社ではない必然性を、ご自身の言葉で言語化できており、腹落ちしている方、そしてそれが相手にもしっかりと伝わっていることが必須だと感じました。

ベンチャーマインド

こちらも上述の事例や営業職のみに限らずではあるかと存じますが、コロナによるリモート化、ITツールの導入、その他、会社も様々な変革を余儀なくされている中で、魅力的な会社の多くは、こういった新しい取組に対して思考錯誤しながらも取り入れているようにお見受けします。だからこそ、上述のようなベンチャーマインドをもった方を企業様も求めておられるように思います。

人間性

こちらも、どんな会社、業種、職種でも求められるかとは存じますが、営業という職種柄、よりBtoBでもBtoCでも対人コミュニケーションが多いので、その人の人柄、人間性を大事にしている企業様が多い様にお見受けしております。営業職から企画部門等、別部門にいっても、営業部のメンバーと関わることもあったりしますし、経営層と仕事をすることも多くなってくるので、より人間性が大事になってくるのかと存じます。

最後に

沖縄県内外で働かれている優秀な営業職ほど、今の仕事よりも『給与水準が高いところはないのではないか』、『ダイナミックな仕事ができないのではないか』と様々な悩みを持っておられるのではないでしょうか。

沖縄県内の転職市場も目まぐるしく変化しており、面白い企業、魅力的な求人もどんどん増えてきていることを感じております。これまで培ってきた経験を思いっきり発揮したい、という方は、まずはご相談していただけると幸いです。可能な限り全力でサポートさせていただきます。

今回は、沖縄で転職する営業職のキャリアパス、営業の転職の成功事例とポイントにかかわる話をして参りました。今回の情報が、少しでも皆様の参考になりましたら、幸いです。

沖縄県内で営業職で転職を考えている方はお気軽にご相談ください。


読者様の「沖縄の転職エージェントに、こんなことを聞いてみたい!こんなことをやって欲しい!」を募集しております。お約束することは出来かねてしまいますが、出来る限りお応えして参りたいと存じます。

長濱 雅徳 Nagahama Masanori
コンサルタント
沖縄県那覇市生まれ。神奈川大学卒業後、教育関連の仕事に従事。東日本大震災をきっかけにNPO法人カタリバへ入社。岩手県をはじめ、東京や島根で経験を重ねる。結婚・出産を機に沖縄にUターンし株式会社レキサンに入社。3児の父であり、趣味は料理。レシピ動画を参考に作った料理は家族からも高評価である。

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