沖縄に戻ってきて人材コンサルタントとして
転職してきたことを振り返ってみる。
暑いですね。
沖縄はもう夏真っ盛りですね。このブログを書いている今日も33度と真夏日です。昨日小学1年生になった娘の小学校で親子レクがあって体育館に行ったのですが、クーラーもなかったので、子どもも大人も汗だくで走り回っておりました。でも、クーラーの中で仕事してばかりなので、たまにはいいですね。
そんな沖縄ですが、観光客もどんどん増えてきておりまして、5月645.300人(R4年度同月は396,800人)と22.7%増となっているようです。5月時点で18か月連続増加、だそうです。
令和5年(2023)5月 入域観光客数概況(速報)
(沖縄県文化観光スポーツ部 観光政策課より)
観光客が増えて、町が賑わえば、それだけ経済活動も盛んになり、ビジネス、人の動きも活発化してきて、企業様からの問い合わせも増えてきており、それに伴い、求職者の動きも盛んになってきている兆しが見えてきているこの頃でございます。
さて、今号のブログ(次号との二部作)では、この仕事について4年目となる私、長濱がコンサルになるまでの秘話!? やコンサルになった理由、そして今の仕事のやりがい、コンサルの魅力について触れていきたいと思います。
まずは知らない方も多いと思いますので、改めて私のプロフィールからご紹介いたします。
長濱 雅徳(ながはま まさのり) 3児の父。那覇西高校→神奈川大学→関東で学習塾、家庭教師等の経験後、Uターン。
沖縄の高校の進路室で就職支援に携わる。その後認定NPO法人カタリバに就職。
東北・関東・島根で学習支援、キャリア教育、高校の探究学習カリキュラムの作成、専門学校や大学の講師担当等。様々な教育事業を経験し、約5年前に沖縄にUターン。
現在、就職コンサルタントとして、求職者の支援、企業の中途採用支援に携わる。
今年から副業をはじめており、プログラミング教室を開校。私の自己紹介はこちらに記載しています。
https://lequison.com/consultant/m-nagahama/
語りだしたら5時間くらいはノンストップで語れるくらい色んな事があった人生ではございますが、ご興味のある方は沖縄で飲みながら語らいましょう。本論に戻りますね。
そんな私が沖縄に戻ってきたのは約5年近く前。前職の認定NPOカタリバを退職し、転職活動を経て今に至りますが、そこでも様々なことがございました。
沖縄で転職活動をはじめたキッカケ
転職活動は、本当に自身の人生にとって大きな転機でした。転職を考えたキッカケは、二人目の子どもを授かったことが発覚したタイミングでした。妻も私もNPO職員で仕事には非常にやりがいをもって働いていたのですが、今後の人生のことを妻と話し合いました。
そこで出てきた二つのテーマ、それが【お金のこと】【子育てのこと】でした。
あるあるですよね。。
「元々お金が無くても幸せだよね」という楽観的な夫婦ではあったのですが、とはいえ無いよりはあったほうがいいよね、とか子どもの教育費を考えると、世帯収入をあげていく必要がある、という話になりました。
そして次に、子育てのこと。私の実家が沖縄、妻の実家が横浜だったので、子育てにおいてサポートが得られる環境がいいよね、となりました。単純に収入をあげるのであれば沖縄より関東!? でも子育てを考えると沖縄!? と当時答えがなかなか出なかったので、関東と沖縄、両方の選択肢をもって転職活動をはじめました。転職希望者の約9割くらいの方は、在職をしながら転職活動をするのが一般的なのですが、私の場合、退職をして転職活動をしました。(つまり無職)
二人目の妊娠、これからお金がかかるのに無職になる。今思うとゾッとしますし、妻の理解が無ければできなかったですね。
ただ、この判断をして(させてもらえて)、本当に良かったと今振り返ると思います。
元々器用じゃない上に、在職をしながら関東と沖縄の2拠点分の転職活動、尚且つ、ずっと教育畑で仕事をしてきた私で、キャリアチェンジも踏まえての転職活動だったので、不安も大きく、その不安を埋めるために企業分析や自己分析をしたり、職務経歴書の作成をしたり。どこまで時間をかけたら正解、というのは無いですが、焦らずじっくり考えることができたので、納得のいく意思決定ができたように思いますし、何より今転職希望者の方が相談に来られたときに、役に立っています。
転職活動をはじめて思ったこと
活動をはじめた時、まずは大手の転職エージェント、求人媒体に登録いたしました。活動をはじめてまず最初に思ったこと。
「前職での経験をうまく表現できない、理解してもらえない」ということでした。
全国系の大手エージェントの方とはじめて相談をした時、「長濱さん、前職は被災地でボランティアをされてたりしたんですねー。えらいですねー!」と言われました。「私の前職のHPとか見てくれてないんだろうか。。」と思いつつ、やってきた仕事を説明しました。その後「そうなんですね。下調べ不足ですみません! すごいことやってこられたんですね!」「そんな長濱さんにご紹介したい求人があります!」と準備していた求人票の説明をしてくださいました。
そこで思ったこと。「沖縄で勤務できる求人の数が少ない!」でした。厳密に言うと、全国に勤務地があり、その中で沖縄もあるという求人はあるのですが、転勤が無く沖縄のみで働くことのできる求人は少ない状況でした。やはり沖縄ではなく関東で仕事を探したほうがいいのだろうか。悩みつつも、とにかく妥協せず「魅力的だ」と思った求人を受けていきながら考えよう、という結論に至りました。
では自分にとっての魅力的な求人、やりたいことって? 転職軸って?
と考えるようになりました。というよりもあまり考えきれていないことに気がつきました。
転職軸の確立
そこから徹底的に自己分析、自分の転職軸、というのを考えなおしました。色んな本を読んだり自己分析ツールを使ってノートに書き出してみたり、人に話してみたり、また考えたり。学生時代から遡り、自分は何をしているときが楽しいのか、何がしたいのか、どんなことができるのか、何が求められているのか、よく言われる「Will Can Must」を考えたり。
Will Can Mustの図解について
https://moovy.jp/column/about-will-can-must
恐らく読者の中にもやったことのある人は多いのではないでしょうか。
二回目のストレングス・ファインダーをやったり。
ストレングス・ファインダー
https://www.amazon.co.jp/dp/4532321433?tag=careerdelight-22&linkCode=osi&th=1&psc=1
いつか民泊をやりたい!と考えていたこともあるので、実際に仕事をしている人から話を聞きたい、と思い「仕事旅行」なるサービスを利用して体験に行ってみたり。
仕事旅行
「仕事旅行」多様な経験学習を通じて「やりたいこと」を明確にし、「できること」を広げる学びのサービス
https://www.shigoto-ryokou.com/
私の体験した『有鄰庵』
https://www.shigoto-ryokou.com/detail/559
一日スタッフとして体験をして、夜に代表の犬養 拓さんに「どんな想いで創業したのか」「何がやりがい?」「何が辛い?」「どうやって事業運営している?」等など小一時間ほど話をお聞きしました。
キャリアコンサルタントに相談したりもしました。
そこで「もっと自分の心の声に素直に耳を傾けていいんだ」と思えるようになりました。
https://cotree.jp/counselors/134
様々なインプット、アウトプットを繰り返し、私の中で少しずつ明確になっていきました。
それは、自身が介在することで、関わった人の人生がより豊かになる。そんな仕事がしたいと。その他にも細かなことはありましたが、自身の中で核となる転職軸ができました。
大きな核が決まった後は、転職活動を通じて自身の中で課題になっているなと感じたことがあったので、そこに着手していくことにしました。
感じていた課題と具体的なアクション
色々あったのですが、特に大きかったのは二つでした。
- 「私がその会社に貢献できることは何なのか」を言語化すること。
- もう一つは「何をもって入社を決意するか」です。
私がその会社に貢献できることは何なのか
これは、先のWill Can Mustのフレームワークでもやっていたのですが、受ける企業が決まったらそれをより深く徹底的にすることでした。
- 会社として目指していることは?
- 任されるMissionは?
- 起きている(起こりうる)課題は?
- そこに対して何が貢献できる?
- 貢献できると言える根拠は?
を考え抜きました。
何をもって入社を決意するか
私が一番最初に内定をいただいたのは、沖縄のIT企業の人事ポジションでした。専門職としての人事は未経験ではありましたが、採用業務に関わったことがあったので、興味があり、これまでの自分の強みを経験を生かして、伸ばしたい分野を伸ばせる、また今後伸びていく産業に携われるとも思っていましたが、決めきることができませんでした。
1社目、ということもありますが、核となる転職軸、意外にも入社を決めきる上での要素を言語化、数値化していくことが私には必要だと思いました。そこで自分なりに考えて作成したのがこちらです。
自分が会社を選ぶ上で必要だと思う項目をまず挙げます。その項目ごとに点数をつけるのですが、特に重要だと思う項目については、「重み」をつけて評価する、という風にしました。もちろん、受けている段階で全ての項目がクリアにならない場合もありましたが、ただ漠然と考えるよりは、頭が整理されて私の場合は良かったです。(この表、何人かの求職者の方にはシェアさせてもらって活用いただきましたが割と好評でした。)
この二つに対して重点的に取り組んだことで、私の転職活動はかなり前進いたしました。
そんな私が今の職場である「株式会社レキサン」と出会ったのはこんなことがキッカケでした。
レキサンとの出会い、決めた理由
私のこれまでのキャリアの特殊性もあるとは思うが、大手エージェントだけを頼って転職活動を進めていくことに少し限界を感じていたこともあり、もっと違った動き方もしようと考えた私は、SNSを使って「沖縄に転職したいのだけど、誰か良い人いたら紹介してください!」と投稿したり、6年ぶりに戻った地元の友達に会って話を聞いたりしました。今考えると図々しいですが、周囲のメンバーはとても優しく、そこでも色んな出会いや発見がありました。
そんな中、前職で関わりのあった方から「沖縄でリクルート系の会社やっている同級生がいるから、よかったら繋ぐ?」と言ってくれ、「是非」ということでお会いさせていただきました。
色々話をした後、「よかったら今度県内の人材系の会社のメンバーと飲み会があるのだけど来る?」と言ってくれ、またまた二つ返事で「是非!!」ということで履歴書と職務経歴書を持って、飛び込みで飲み会に参加しました。そこで出会ったのが、現職の代表の島村さんでした。その飲み会に参加していた皆さんの会社や個々人のことは事前に調べてはいたのですが、衝撃だったことは、島村さんが私の前職を知っており、学生時代にカタリバのキャリア教育プログラム『カタリ場』に参加していた、ということでした。
『カタリ場』
https://www.katariba.net/about/program/
そこから話は弾み、その飲み会の後日もお会いして、島村さんのこれまでの仕事の話(リクルート時代やリージョナルキャリア長野、新潟の立ち上げの話)、大切にしている価値観等を聞き、また私自身の話も色々とした上で、ご縁あって内定をいただき、入社を決意することができました。
自身が介在することで、関わった人の人生がより豊かになる、そんな仕事ができることや、先の評価表にあるような項目もそうですが、加えて「誠実な人柄」そして「会社としてのVisionに共感できたこと」が決め手でした。
私のように「沖縄は大好きだけど、仕事がない」と諦めている人たちのために。「沖縄をもっとよくしたい、会社をもっと良くしたい。」という経営者のために。この両者を繋いでいくことで、大好きな沖縄にもっと貢献できる。目の前の人たちを笑顔にできる。そう確信して入社しました。
まとめ
自分自身、転職を通じて本当に沢山悩みました。多くの人の助けで、ご縁で、移住・転職をすることができました。そんな自分の原体験から得たもの、そしてレキサンに入社して学んできたことを、今後はもっともっと還元していきたいと考えております。
このブログを見た方が、少しでも何かのヒントにしてもらえると幸いです。
沖縄は本当に素敵な場所で、ポテンシャルを秘めている地域だと思います。この記事を読んでくださった方の中で、「沖縄を良くしたい」「大好きな沖縄で思いっきり働きたい」という方、是非ご相談くださいませ。 一緒に沖縄を変えていきましょう!
読者様の「沖縄の転職エージェントに、こんなことを聞いてみたい!こんなことをやって欲しい!」を募集しております。お約束することは出来かねてしまいますが、出来る限りお応えして参りたいと存じます。