キャリアアップとは?沖縄でキャリアチェンジする方法やステップ、事例まで紹介
「沖縄でキャリアアップしたい!」
転職エージェントである弊社レキサンには、県内・県外問わず毎日ご相談を承っております。
一方で相談者の多くは、沖縄でのキャリアアップに具体的なイメージが持てず、何から手をつけていいのかわからないという状況です。
そこで本記事では、沖縄でキャリアアップする方法や、具体的なステップ、事例をまとめてご紹介します。
そもそもキャリアアップとは?
キャリアアップとは、職業における役職やスキル、収入の向上を指します。
ここでは、キャリアアップとよく似た用語の違いや実現方法をチェックしましょう。
キャリアアップとよく似た用語の違い
キャリアアップと混同されやすい用語に、スキルアップ、キャリアチェンジ、キャリアパスがあります。
それぞれの違いをまとめました。
- キャリアアップ:昇進や転職、給与増など
- スキルアップ:専門的な技術や資格の獲得
- キャリアチェンジ:新しい職場や業界への転職
- キャリアパス:キャリアの目標やビジョンの設定
スキルアップやキャリアチェンジも、キャリアアップの一部と考えてよいでしょう。
キャリアアップのやり方は人それぞれ
キャリアアップに決まったやり方はなく、実現方法は人それぞれです。
以下の4つは、代表的なキャリアップの例といえます。
- 社内での昇進:役職を持ち、より多くの責任や権限を持つポジションにつく
- 給与の増加:職業的な成功や能力の向上に伴い、給与や報酬が増加する
- 職業的な成果:特定のプロジェクトやタスクで優れた成果を上げる
- スキルセットの拡大:新しいスキルや資格を身に付け、幅広い職務をこなせる
たとえば営業職の場合、営業管理職でマネジメント業務に就く、営業のスペシャリストになる、営業企画や経営企画へキャリアチェンジするなどの方法があります。
関連記事:沖縄で転職する営業職のキャリアパス
沖縄で新規事業を立ち上げる企業や、スタートアップの会社も増えてきています。そのため、県内でのキャリアアップも以前と比べて選択肢が増えてきた印象です。
沖縄でキャリアアップを成功させる3つのステップ
これは沖縄に関わらずですが、キャリアアップを成功させたいのなら、ぜひ行ってほしい3つのステップがあります。
- 未来のなりたい自分をイメージする
- 現在の自分の強み・弱みを把握する
- 未来と現在の差を整理して道筋を見つける
沖縄をはじめ地方では、都内ほどビジネス環境が揃っていません。
受動的にキャリアアップのチャンスを待っていても、機会は得られにくいです。
ゆえに、より具体的にビジョンを持つことが重要です。それぞれチェックしていきましょう。
1. 未来のなりたい自分をイメージする
はじめに、未来の自分はどうありたいかを具体的にイメージしましょう。
家族がいる方は、自分だけでなく家族としてどうありたいのかをよく話し合う必要があります。
これまで弊社は多くの方の転職支援に携わってきましたが、沖縄でキャリアップしたい理由は実にさまざまだと実感します。
自分や奥様が沖縄出身で、子どもの誕生や成長をきっかけに県外から沖縄に来るパターンもあれば、沖縄が好きなのでビジネス面でもっと貢献したいというパターンも。
未来について、仕事だけではなく多角的な方面からイメージする必要があるのです。
とはいえ、未来のなりたい自分をイメージすることが一番難しく、肝でもあります。
一人で考えると煮詰まる場合は、友人や同僚、上司、またキャリアコンサルタントやコーチングサービサー、また我々のような沖縄にいる転職エージェントと相談や壁打ちをしてみることもおすすめです。
沖縄県内のキャリアアップの具体的な事例を聞くことにより、よりイメージが湧いてくるかもしれません。
この点について、転職支援(案件紹介)を前提とせず、相談に乗ることに特化したキャリアコンサルタント(HALERUなどのサービス)もいます。
この人たちは人材と企業のマッチングではなく、「1時間いくら」といったフィービジネスを行っています。
つまりフラットな立場から相談を受けてもらえるわけですが、人材紹介を行っていないため、リアルタイムな転職市場の情報を知らないという弱点はあります。
一方で我々転職エージェントのように「転職したい人」と「採用したい会社」のマッチングをビジネスとしている人材紹介会社では、転職したほうが良いとのバイアスがかかったアドバイスを受けやすくなります。
それぞれ、メリット・デメリットがありますので、その両方を知った上で良いアドバイスを取り入れた方が良いでしょう。
2. 現在の自分の強み・弱みを把握する
次に、現在の自分の強みや弱みをリストアップしましょう。
強みとは、これまでのキャリアや所持している資格、専門的な技能などです。
反対に、弱みはスキルや経験の不足などを指します。これには、ビジネスで使われる専門知識、人間関係の構築能力なども含まれるでしょう。
沖縄のビジネス環境は他の地域と比べて特有の文化や風土があります。
沖縄に適応するためには、地元の人々と良好な関係を築くコミュニケーションスキルや、地域社会への理解と貢献も重要な強みとなります。
現在の強み・弱みを把握した上で、未来の自分をイメージしやすくなるでしょう。
この過程でも自己評価だけでなく、他者(同僚や上司、家族)からのフィードバックも求めると、より客観的な自己分析ができます。
また、地域によりそのスキルセットが強みになる場合や、市場からあまり求められていない場合もあります。
逆に、一見需要はないようにみえるものの、潜在的なビジネスチャンスになる場合もあります。
その点も含めて沖縄内の情報を収集しにいきましょう。
県内の業界内で、将来的に求められるスキルセットは、Indeedなどで手軽に確認ができます。
どのような経験やスキルや資格が、どれくらいの給与を得られるかが可視化されていますのでぜひチェックしてみてください。
年収や給与を職種名で検索することもできます。
https://jp.indeed.com/career/salaries
ただし、あくまで相場であったり、データの総数が少なくて精度の低い場合もあり、必ずしも地場の現実を捉えていない場合もあります。その際は業界内の人事や事業責任者、経営者に聞くのもひとつの手でしょう。
われわれのような転職エージェントをそのように活用していくのも有効です。
3. 未来と現在の差を整理して道筋を見つける
最後に、未来の自分と現在の自分のギャップを埋めるための具体的な行動計画を立てましょう。
たとえば、以下のステップで実行する方法もあります。
スキルアップ
未来の自分に必要なスキルや知識を身につけるための学習計画を立てます。
社会人になると日々の生活に追われ、時間を確保することが難しいと思います。
まずは長期的な計画をつくらず、1週間できる範囲の計画を立てます。
計画倒れになることがモチベーションの低下にもつながるので、できることから始めていきましょう。
目処が見えてきたタイミングで1ヵ月の計画、3ヵ月の計画、半年の計画など徐々に期間を伸ばしていきましょう。
ネットワーキング
沖縄のビジネスコミュニティやキーマンとの関係を深め、信頼関係を築いていきましょう。
Lagoon KozaやLagoon NAHAのような施設ではイベントを通して交流する機会を設けています。感度の高い人が集まるので、足を運んでみるのもいいかもしれません。
メンター探し
自分のキャリアをサポートしてくれる経験豊富なメンターを見つけることも選択肢としてあります。
HALERUのようなコーチングサービスを経由して見つけるのもいいと思いますし、前職の上司や先輩なども候補として挙げられると思います。
また、各スクールや専門学校などに通うことで講師の人にメンターとなってもらうこともあるかと思います。
事業創業という観点で、補助事業を採択しているという前提になりますが、ISCOがやっている補助事業を採択すると経験豊富な方が数回メンタリングを行ってくれたりもします。
以上となります。
計画を立てたら、それを実行し、常に結果を評価して修正していくことが重要です。
キャリアアップは一度の行動ではなく、継続的な努力とコミットメントが求められるプロセスです。
沖縄で成功するためには、地域の特性を理解し、それに適応しながら自分のキャリアを形成していく柔軟性が必要です。
沖縄でキャリアップするための3つの方法
沖縄でのキャリアアップを具体的にイメージしていただくため、3つの方法をご紹介します。
- 転職でキャリアアップ
- 現職でキャリアアップ
- パラレルキャリアでキャリアアップ
それぞれの特徴まで確認していきましょう。
1. 転職でキャリアアップ
1つ目は、県内企業に転職してキャリアアップする方法です。
転職の際は、なぜ転職するのかを自身で明確にし、軸となる判断基準を持つことが重要です。
子育て中で給与面を重視する方もいらっしゃいますし、ダイビングや地域の活動など余暇を重視する方もいらっしゃるでしょう。
自分にとって何が大切かを明確にした上で、転職活動を開始することをおすすめします。
転職の成功事例をまとめた記事、『転職支援の成功事例をまとめました vol.2』も、よければご参考にしてみてください。
2. 現職でキャリアアップ
現在のポジションで成果や実績を積み重ね、自身の評価を上げていくのもキャリアアップのひとつです。
在職中に専門的なスキルや知識を得て、その道のエキスパートとして認識されることもキャリアアップにつながります。
社内の新しいプロジェクトやタスクに積極的に取り組み、責任を担っていくのも手段のひとつとなるでしょう。
また、上司や同僚に自身のキャリアビジョンを共有し、フィードバックやサポートを得て良好な関係を築くことも大切です。
3. パラレルキャリアでキャリアアップ
IT業界など業種にはよりますが、最近では副業が認められることも増えたため、パラレルキャリアでキャリアを積むのも現実的な手段となってきました。
ITやデジタル周りの経験値のある方はリモートワークが可能であり、沖縄に関わらず県外も視野に入れて副業やパラレルキャリアの選択肢が増えてきました。
本職とは別の分野や業界でスキルや経験積めば、多様な知識や視点をもつことができますし、実力が伴えば収入源も増やせます。
沖縄では以下のような事例も出てきつつあります。
沖縄プロフェッショナル人材戦略拠点(通称:人材チャンプルー)とレキサンと密に連携をしていて、多数のマッチングを生み出しています。
https://www.pro-jinzai.com/entry.php?eid=185997
しかし、いきなりパラレルキャリアを目指すことは難易度が高いことなので、まずは地に足をつけた力をつけていくことが前提という認識は持っておくことをおすすめします。
沖縄でのキャリアアップの事例とまとめ
最後に、弊社で沖縄へのIターン転職を成功された水橋さんの事例をご紹介します。
「自分は何も成し遂げていない」と鬱屈した感覚を持っていた水橋さんは、沖縄セルラー電話に転職し、時間的なゆとりも生まれて奥様の機嫌もよくなったそうです。
仕事面でもITに関するイメージが変わり、現在ではDX推進事業を牽引しています。
詳しいインタビューも行っておりますので『DXに取り組む「沖縄セルラー電話」にIターン転職した水橋さんと対談』もぜひ合わせてご覧ください。
転職エージェントである弊社レキサン では、キャリアアップやキャリアチェンジについてのご相談を承っています。
ぜひお気軽にご相談ください。
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