沖縄でシステムエンジニア(SE)が活躍するには?求められるスキルや事例を紹介
沖縄県内の企業でのシステムエンジニア(SE)の採用は、年々増えています。
同時に、県外のシステムエンジニアが沖縄への転職をするケースも少なくありません。
そこで本記事では、転職エージェントの株式会社レキサンが、沖縄で活躍するシステムエンジニアの業務内容やスキルを解説します。
システムエンジニア(SE)とは?
システムエンジニア(SE: System Engineer)とは、情報システムやコンピューターシステムの設計、開発、導入、保守などを担当する専門職のことです。
技術的な知識とスキルを活用して、クライアントや利用者のニーズに合わせたシステムを構築・運用します。
沖縄県では、システムエンジニアの需要が高く、求人数も豊富です。
特にJavaを扱うプログラマの求人が多いため、Javaを扱えると重宝される可能性が高まります。
沖縄のシステムエンジニアの業務内容
システムエンジニアの業務内容は、沖縄も県外もあまり変わりません。
ただし、県内企業には観光業をはじめとする地域産業に密接に関わるサービスも多いため、それに合わせた経験があるとよいかもしれません。
また、県外に比べるとITに関心が薄い企業も少なくないため、より丁寧なコミュニケーションが求められるシーンもあります。
以下は、それぞれの工程と具体的な業務内容です。
- クライアントからのヒアリング
- 要求分析・要件定義
- 基本設計
- 詳細設計
- プログラミング
- テスト
- 運用
1. クライアントからのヒアリング
- 業務理解: クライアントのビジネスや業務を深く理解し、そのニーズを把握します。観光業や地域の特定産業に特化した知識が求められる場合もあります。
- 問題点の洗い出し: クライアントが現在抱える問題や課題を明らかにし、解決すべきポイントを洗い出します。
2. 要求分析・要件定義
- 要求分析: クライアントから得られた情報を基に、システムが達成すべき目標や機能を分析します。
- 要件定義: 分析結果をもとに、具体的なシステムの要件を明文化します。これには、機能要件、非機能要件(パフォーマンス、セキュリティなど)が含まれます。
3. 基本設計
- システム構成の設計: システム全体の構成や主要なコンポーネント、それらの関連性を設計します。
- データベース設計: 必要に応じてデータベースの構造や関係を設計します。
4. 詳細設計
- モジュール設計: システムの各コンポーネントやモジュールの詳細な設計を行います。
- インターフェース設計: 各モジュール間のデータのやり取りや連携の方法を詳細に設計します。
5. プログラミング
- コーディング: 設計に基づいてプログラムのコーディングを行います。沖縄では観光業や地域サービスに関連したアプリケーションやシステムの開発が多い可能性があります。
- ユニットテスト: 書いたコードが正しく動作するかを確認するためのテストを実施します。
6. テスト
- 結合テスト: 各モジュールが正しく連携して動作するかをテストします。
- システムテスト: システム全体が要件を満たして動作するかを検証します。
7. 運用
- 運用計画の作成: システムの運用方法や手順、スケジュールを計画します。
- 運用支援: システムがスムーズに運用されるようサポートし、障害や問題が発生した場合は迅速に対応します。
- 改善提案: システムの運用を通じて見えてきた課題や改善点をクライアントに提案し、継続的な改善を行います
沖縄においては、会社の事業が大きく以下のような分類が分けられます。
A.小規模で少数精鋭で開発をしている企業
B.自社プロダクトサービスを開発する企業
C.プログラミング・テスト・運用を主に担当している企業
D.事業会社が社内SEを欲している企業
など幅広い企業がシステムエンジニアを求めています。
Aにおいては、小規模であっても上記1~7まで一気通貫で経験された方が重宝される傾向があります。
Bでは実装部分が重視される場合が多いですが、設計書は大まかで進める場合が多いので設計の知見があると有利かと思います。
求人の数としてはCが最も多いと感じます。プログラミング以下の経験が長いと活躍できるチャンスは広がるでしょう。
Dは1~4まで経験していると望ましいですが、特に1~2が即戦力として認められやすいと思います。
沖縄のシステムエンジニア(SE)に求められるスキル
沖縄では、SIer、SaaS系ベンチャー、事業会社の社内SEまで幅広くエンジニアのニーズがあります。
地域の特性やニーズに配慮できると、より活躍できるはずです。
プログラミング・コーディングのスキル
- 多言語対応: Python、Java、C++など複数のプログラミング言語に精通していることが重要です。沖縄のプロジェクトで使われる主要な言語を習得しておくと良いでしょう。
- フレームワーク・ツール: 業界標準のフレームワークやツール(例:React、Angular、Docker、Kubernetesなど)を使用できるとプロジェクトの範囲が広がります。JavaやC系を経験してるいると応用が利くため可能性を切り拓けるかと思います。ニッチではありますが、COBOLも継続的にプロジェクトがあるものの、使えるエンジニアが少なくなっているため、ニーズが高まっています。また、沖縄でもローコード・ノーコード系のプロジェクトも増えてきているため、ノーコード・ローコードで上流やプロジェクトマネジメントの経験は今後ニーズが高まる可能性があるかと思います。
- 即戦力の技術:技術者として高い技術を持っていれば即戦力が高いのは間違いないですが、大きなプロジェクトの一端を担うというよりは小さなチームで柔軟に幅広い役割を担って来られた方がフィットする場合が多いように見受けられます。
コミュニケーションスキル
- 聞き手スキル: クライアントやチームメンバーからの情報を正確に受け取り、適切に反映する能力は必須です。
- 表現力: 技術的な内容を非技術者にも分かりやすく伝えることができる表現力が求められます。
- 協調性: プロジェクトは多くの場合、チームで行われるため、他のメンバーと円滑に協働できることが重要です。
- 地域文化へのリスペクト:沖縄の企業文化に対してリスペクトを持っていれば、県外のやり方と違ったポイントにも柔軟に対応できるはずです。
プロジェクトマネジメントスキル
- タスク管理: 複数のタスクや作業を効果的に管理・調整し、プロジェクトを計画通りに進行させる能力が重要です。
- リスク管理: プロジェクトのリスクを早期に発見し、適切な対策を計画・実施できるスキルも必要です。
沖縄でシステムエンジニア(SE)に転職するなら株式会社レキサン
株式会社レキサンは、転職エージェントとして沖縄で活躍するシステムエンジニアのご相談を承っています。
IT関連、なかでもシステムエンジニアの転職はこれまで何度もサポートさせていただいておりますので、ぜひお問い合わせいただきたいところです。
たとえば、下記のような事例もございます。
- 40代 男性: 大手1次請けSler出身、沖縄で社内SEへ転身
- 40代 男性: Slerでバックオフィスから異動、社内SEのキャリアスタート
- 40代 男性: 国内大手のSlerで上流から下流まで担当。金融系クライアントへ常駐
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