転職における自己分析のやり方|自分の強みを知る方法も解説
転職において、自己分析は最重要項目です。
自己分析が甘いと転職活動で大失敗する可能性が高く、自分が納得できる就職先が選べなくなってしまいます。
本記事では自己分析が大切な理由のほかに、自己分析のやり方・おすすめツールをご紹介します。
「転職を考えているけど、何から始めたらよいかわからない」
「もっと深く自分を知って強みを見つけたい」
そうお悩みの人はぜひ参考にしてください。
転職時の自己分析が重要な理由
自己分析は今までの経験を振り返り、自分の特性や性質を知る作業を指します。
なぜ転職時における自己分析が重要なのか、2つ解説します。
①企業が求める人材とマッチしているか明確になる
自己分析をしないと、考えを整理しないまま面接に挑むため転職に失敗しやすいです。
「自己分析をしていない=自分を深く理解していない」と面接官にジャッジされてしまうからです。
面接官は会話を通じて「人柄」を見てるので、自分の強みや特性を答えられない人に「ぜひ一緒に働いてほしい」と感じないでしょう。
自己分析を行う際は、以下の3つを整理してください。企業選びの軸がわかってきます。
- 転職をして、自分が成し遂げたいことは何か
- 自分の強みをどう活かしていくか
- 企業に貢献できるか
自分の特性や希望条件が明確ではない「なんとなく選んだ会社」は、入社後もギャップを感じてしまうケースもあります。
自分を言語化できるよう、深掘りして分析していきます。
②自分の価値をアピールできる
履歴書だけでは、企業は面接する人物の魅力を知ることができません。自己分析は面接時に自分の価値をアピールできるチャンスです。
初対面の面接官へアピールするには、自分の強み・スキル・経験を簡潔に伝える必要があります。
自分をしっかりわかっておけば、面接官からの質問にも自然と答えられるのです。
例えば、次の通りです。
【営業職の場合】
「商品売上を分析してターゲットに合わせた戦略、数値分析や課題解決が得意です。前職では担当店舗の売上を150%伸ばせました。今回御社を希望した理由は、お客様に最適な提案をする営業という仕事に魅力を感じているからです」
【マネジメント経験をアピールしたい場合】
「課長として、部下のマネジメントを行なっていました。マネジメントで大切にしていることは二つあります。一つ目は各個人がスキルアップできるような業務配分、二つ目はチーム内のコミュニケーションです。チーム構成、プロジェクトの管理経験やマネジメント経験を活かし、御社の問題解決に取り組んでいきたいです」
過去の経験や実績を遡り、自分の強みや特性は何かを明確に言語化できるよう自分と向き合いましょう。
転職における自己分析の4ステップ
ここからは、転職における自己分析のやり方を4ステップに分けて解説します。
自己分析のやり方がわからない、自己分析が甘い気がすると感じる人は、参考にしてください。
ステップ①退職理由・転職理由を書き出す
最初に、前職の退職理由と転職したい理由を洗い出します。不満を紐解いて、前向きな思いを見つけていきましょう。
退職理由や転職理由からは「働く上で重視していること」「仕事へのモチベーション」が明確になります。
自分の中心となる軸をしっかりわかっておけば、面接で困りません。
例えば「給与が安いため転職したい」と感じているとします。それは言い換えると「実績を評価してくれる会社で働きたい」「成果を実感しながらバリバリ働きたい」と感じていることになるでしょう。
そのあと、志望企業先で自分の希望が叶うのか、やりたいことは実現できるのかを書き出してください。
ステップ②転職してやり遂げたいことを言語化する
次に、会社に入って成し遂げたい仕事を紙に書き出します。
自分が実現したい事柄を好きなように書いてみるのが大切なので、ネガティブな感情でもOKです。
「できるだけ残業したくない」「年収400万円以上はほしい」といった内容でよいので、思いのまま書き起こしましょう。
そのあと、それぞれ実現したい事柄に対しての具体的な目標を考えていきます。
思っている事柄を言語化すると、将来を見据えた自己アピールができて転職先選びの条件を考えやすくなります。
ステップ③スキル・経験・能力を書き出す
社会人生活で身につけたスキルや知識を整理して、自分をまとめます。
自分の強みは何かが見えてくるので、過去の経験や実績・スキルから自分ができることを箇条書きで書き出します。
具体的には、時系列で以下の項目を書いてください。
- 会社
- 部署
- 業務内容
- 目標
- 工夫したこと
- 困難だったこと
エピソードを交えて整理するとなおよいでしょう。
強みやスキルを淡々と話すより「~~といった経緯があり、△△を行ったら、課題を解決ができた」と話せると、面接官の印象に残りやすくなります。
エピソードを考える際は「社会人経験で強く印象に残っている事柄」を見つけていくとよいです。
ステップ④好きなことを動詞で考える
最後に、自分の好きなことを動詞で考えてみましょう。
自分の強みを知る方法は、動詞の中に自分の特徴・強みのヒントが隠されているからです。
目安で50個から100個洗い出し、白紙や付箋に書き出します。
その際、以下の3つに分類してください。
- T(Thinking)・・・考える力
- C(Communion)・・・伝える力
- L(Leadership)・・・人を動かす力
自分の好きなことがどの属性に多いかわかれば、自分が向いた職業・職種が見えてきます。
「T」の考える力が多い人は戦略を練ることが得意なので、コンサルタント、マーケティング、研究職に向いています。
「C」の伝える力が多いなら、人とつながる力があるので営業職、広報、プロデュース向きです。
「L」の人を動かす力が多い人は、変化を起こす力があるので、管理職やプロジェクトマネージャーに向いています。
例えば、他人とのコミュニケーションが苦手なのに営業職になると、辛く感じ、実績を残せずやりがいを感じられないでしょう。
自分の適性や強みを知れば、向いている職業がわかり、未経験職への転職でも入社後のギャップを感じることは少なくなります。
転職の自己分析におすすめの方法3選
内定をもらうためには、企業から「この人を採用したい」と思ってもらう必要があります。
ここでは、転職の自己分析におすすめの3つの方法について解説します。
①無料の自己分析シートを活用する
厚生労働省が公開している「自己分析ワークシート」を活用して、自分の強みを探っていきます。
大学生向けに用意されたシートではありますが、基本的なポイントが網羅されています。
【引用元:厚生労働省|自己分析ワークシート活用】
メールマナー&言葉使いのポイントなどが記載されており、社会人の基礎知識を見返すのにも最適でしょう。
記入する内容を考えているうちに、今まではっきり言語化できなかった「自分の願望」が明確になり、転職活動の方向性が見えてきます。
社会人の転職は、とても時間が限られています。
スマートフォンのメモ帳機能を使って記録を残したり、移動の隙間時間でシートを入力したりして自分を見返してください。
②他己分析をして自分を知る
友人や家族へ自分の長所・短所を聞きましょう。
そうすると、自分が気づいていない強みがわかってきます。他己分析は自分自身を客観的に分析するより、もっと客観的に自分を知れるからです。
他己分析を行う際は、以下の人物に対面で質問を行うとよいです。
- お世辞ではなくあなたのために、本当のことを伝えてくれる人
- 親身になって考えてくれる人
- 仕事や業界について知識・経験がある人
- 転職の経験がある人
異なる関係性の人から、さまざまな角度で自分を分析してもらいましょう。
視点が面白い、説明が丁寧、細かい気配りができるなど、自分が気づかなかった長所や短所が明確になります。
③転職エージェントを利用する
転職に特化したプロに相談する方法です。
社会人の転職は孤独で時間が限られているため、転職の準備をちゃんとできなかったと後悔するケースも少なくありません。
「自分の希望に合った職種に絶対に就く」といった強い意志を持ち、エージェントと二人三脚で転職活動を進めていきましょう。
逆に、転職エージェントを利用しない場合は求人情報のキャッチ、自己分析や面接対策をすべて自分で行う必要があり、時間を要します。
エージェント会社によっては、一般的に公開されていない「非公開求人」「独占求人」にも応募が可能です。
エージェントを活用すると、効率良く自分の希望する企業を受けられ、転職活動の時短につながります。
株式会社レキサンは、沖縄のUIターンに特化した転職エージェントです。沖縄出身、沖縄在住のコンサルタントが、転職だけでなく移住相談をまるごと支援させていただきます。弊社コンサルタントの玉城が、中途採用の面接対策において重要な事柄を紹介している記事は「コンサルタントがご紹介|面接対策-コンサルタントの支援とは-」をご覧ください。
④沖縄にゆかりのあるコーチングサービスを活用する
自己分析する際に、他人からアドバイスをもらうのではなく、自分の中にある答えを引き出したかたり、言語化していきたいときはコーチングサービスを活用することをおすすめします。
コーチングは、コーチが問いをかけながらあなたの話を聞いて、答えを導いてくれます。
沖縄のコーチングサービスは、沖縄にゆかりのあるコーチがいるため、沖縄の状況を汲み取った上で問いかけを行なってくれます。
まとめ
自己分析を徹底すると慌てることなく面接に臨めます。転職するなら、自己分析は時間をかけて行いましょう。
自分の強みは何か、入社後どのように貢献できるかを言語化できれば面接官の印象に残りアピールできます。
社会人の転職活動は時間が限られているため、転職に特化したエージェントの活用がおすすめです。
株式会社レキサンは「沖縄で仕事をしたい」「そろそろ地元に帰りたいけど、自分の経験を活かせる職種はあるかな」とお悩みの方の転職支援を行なっております。
業界・専門分野別にノウハウを蓄積していますので、沖縄での転職活動でお困りならぜひ弊社へご相談ください。
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