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沖縄県では観光産業以外の収入源の確保を課題として、観光産業の次の産業として15年前以上からIT分野に力を入れています。

例えば、IT事業社の誘致や社内のIT化・DX化の促進、IT関連の研修プログラムを強化などに積極的に取り組んでいます。ITを推進する団体ISCOが設立され、中長期的なIT産業戦略の構築を行っていることも一つです。

ITの促進化に伴い、自社でサービスや商品を開発する企業や、IT事務、エンジニアが増えたことで、ITに関する求人は増加傾向にあります。

その分、沖縄県内企業はIT人材不足になっていることから、未経験採用を行う企業もあります。ただし、人材不足とはいえ、未経験からITへのハードルは高いです。

今回は現実をお伝えしつつ、未経験でIT企業へ転職する方法についてお伝えします。

沖縄で未経験からIT企業への転職について

プログラミングのイメージ

沖縄県ではIT技術の進化とともに、未経験者の採用も積極的に行われています。

この背景には、地域のIT産業の成長や新しいプロジェクトの事業展開が進む中で、多様なスキルセットやバックグラウンドを持った人材の必要性が高まっていることにあるでしょう。

例えば、営業支援システムであるセールスフォースオートメーション(SFA)は、営業プロセスの効率化や自動化を担います。IT技術を使いながらも、他産業との連携がとれるスキルを持った人材が必要になるのです。

未経験とはいえ、将来的にポテンシャルの高い人材を採用するケースが増えているので積極的にチャレンジしてほしいです。

沖縄のIT企業の仕事内容

昨今、沖縄ではIT企業の求人が増えてきています。

IT企業の仕事内容は主に、インターネットを使った「Web業界」、「通信業界」、「情報サービス」などの3つです。

具体的な仕事内容については下記のようなイメージです。

  • Web業界
  • 検索エンジンやSNS、またWebサイト制作や動画配信を行うサービス
  • 通信業界
  • 自社で企画開発したプロダクトの展開
  • 情報サービス業界

ソフトウェア開発業やデータベース業、決済システムやアプリ開発などを含む、顧客へのITの導入を提案するコンサルティングなどもあります。

IT業界の職種とは

IT業界の中でも転職しやすいといわれる業種について紹介します。

求人情報の中でも、未経験からでも可能な職種が下記です。

  • IT事務
  • IT営業
  • システムエンジニア(SE)
  • プログラマー

上記の職種が挙げられますが、近年のトレンドは「DX」です。

「社内SE」は以前からシステムやIT機器の管理保守等を行う仕事としてニーズがありましたが、現在求められているのは、ITを活用して業務の改革やビジネスそのものの改革を行うDX推進の役割です。

社内SEに関して関心ある方は、「社内SEの求められる役割と働くやりがい」に記載していますので、こちらの記事を参照ください。

IT業界へ未経験から転職するために必要な知識や経験

IT業界といっても幅広くありますが、沖縄にあるIT企業の目線で求められる人材についてお伝えします。

ITリテラシーは研修プログラムで習得できますが、今後の企業の発展を考えるとそれだけではありません。

高度な開発業に対応できるのかやDXへの取り組み方、新しいビジネス設計を実行できるかなどの中核人材が求められるでしょう。

その上で、以下のスキルを兼ね備えていると採用されやすくなります。

プロジェクトの進行力

未経験の場合、プロジェクトに取り組んだ経験や完成までの進行の仕方について伝えるとよいでしょう。

IT業界では、プロジェクトの要件が決まりスタートさせてから完成までの進行力が問われます。

高度な開発になると、社内だけではなく二次請けの企業の進行管理も重要です。

コミュニケーション能力

対人コミュニケーションスキルを重視している企業は多く、人間性を大事にしている企業が多い様に見受けられます。

IT業務は、クライアントや社内の調整、経営層と仕事をすることも多くなってくるので、より人間性が大事になってくるのでしょう。

役職が上がったり、上流の仕事にシフトするにつれてコミュニケーションの重要度が増してくるので、中長期的にとても重要です。

沖縄では未経験者でも採用されるのは資格じゃなくて人柄重視?

ITリテラシーが高く、資格保持者の場合であれば即戦力として採用されますが、最近の転職市場では人柄や仕事へのスタンスを重視する企業も増えています。

中途採用で即戦力の高い優秀な求職者の場合、待遇が高く、既存の社員とコミュニケーションのミスマッチになるなど、社内の人間関係への影響を考える企業もあるからです。

ここからは、沖縄で取り入れている採用について紹介します。

沖縄ではポテンシャル採用がある

近年さまざまな要因でポテンシャル採用を検討する企業が増えています。

沖縄ではITの自社サービスを展開する企業を誘致したり、スタートアップを支援したりすることでITのスタートアップ企業が生まれています。

そのため、IT人材が不足していることで、ある程度育成できる環境がある企業はポンテシャル採用を行なっています。

ポテンシャルの定義としては、学習意欲がある、向上心があるということが挙げられます。

IT業界は技術のトレンドの入れ替わりが早いため、そこに対して興味をもてる人材かどうかが見られます。

また上記と同様に大事なのが、企業理念や価値観とマッチしていることです。

昨今ではミッション・ビジョン・バリューやパーパスなど企業の骨格となる言葉を定義しており、それに合わせて採用をしている企業が増えています。

ビジョンマッチやカルチャーマッチができればポテンシャル採用をしてもらうこともあります。

課題解決能力がある

ITという分野は「課題解決」を行うことになります。そのため、日頃の仕事から課題解決に対してチャレンジしていたかが大事になります。

弊社にて転職活動を行った方の中には、未経験からシステムエンジニアとして採用を勝ち取った方がいます。その方は、課題に対して真摯に向き合い、データや数字を用いて解決策を導き出す冷静さを兼ね備えていました。

未経験でも、冷静さや課題の解決能力スキル、チャレンジ精神が評価されたのかもしれません。

詳しくは「ICTで地域課題の解決とビジネス化を目指す!未経験から「TOPPANデジタル株式会社」のSEとなった大城さんと対談」に記載していますので、ぜひご覧ください。

業界の業務理解や経験があるか

前職での経験が評価されることもあります。

ITサービスはそれぞれ業界ごとの課題解決を行なっていることが多く、各業界に対して理解を持っていることは強みになります。

例えば、人材会社で働いていた人がプログラミングを独学で勉強し、HR系のサービスに転職した事例があります。ITエンジニアとしてのスキルは至っていなかったですが、人材会社の経験値を求められ採用されました。

ビジネスの上流を構築してきた

ビジネスの上流工程を担ってきた方も評価されます。

業務設計や要件定義を行いつつ、業務フローを組み立てる能力は非常に求められます。

ITというソリューションは無駄をなくして仕組みを作る仕事なので、他業種でもそれを行なってきた能力は認められます。

未経験からIT企業への転職に有利な資格は?

未経験でも採用されるとはいっても、全く知らない業種へ転職するには勇気がいります。

そこで、これからの転職に備えて少しでもIT業界へ有利になる資格についてお伝えしたいと思います。

※ITの中でも職種によって分かれます。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

職種:web系、データサイエンティスト

インターネット広告営業やWebマーケティングに携わりたい方には、Googleアナリティクスというツールを使ってWebサイト分析の知識をつけておくとよいでしょう。

Webサイトへどのように流入して、どのようなニーズがあるのかなど、サイトの分析ができると商品販売にも役に立ちます。

未経験でも、資格保持者なら評価が高くなるでしょう。

ITパスポート

職種:web系、SIerなど

ITパスポートとは、ITにまつわる国家試験です。ITパスポートを保持していることで基礎知識がすでに身についているという証明ができます。

未経験からIT業界に転職を考えている方は、資格があることで有利に働くケースも多くあるでしょう。

Python3エンジニア認定基礎試験

職種:web系、データサイエンティスト

経済産業省が定めた民間の資格です。

試験ではPythonの使い方や仕組み、文法、計算・処理など、Pythonエンジニアとしての基礎知識の内容が問われます。

履歴書にも記載できるため、転職に有利といえるでしょう。

Java Silver(Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11)

職種:SIerなど

多くのオープン系やWEB系開発で使用されているJavaの基礎知識を問う試験で、Javaの版権を持つオラクル社が実施しています。

企業によっては、未経験で受託開発プログラマーのポジションへエントリーする際の必須資格と定めていたり、新人研修を通して取得をさせていたりします。

また、JavaはGoogleが開発に用いる三大言語(Java、C++、Python)の一つとしても有名です。

基本情報技術者試験・応用情報技術者試験

職種:SIerなど

経済産業省が実施する国家試験です。情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定するためのものです。

難易度は高いですが、受託開発系の業界、IT営業、社内SEのポジションなど幅広い分野で評価を得やすいかと思います。

まとめ

沖縄では未経験でもIT業界へ転職が可能です。

もちろん、簡単ではありませんが、IT業界への転職に前向きに取り組んできた方の多くはうまくいっているように思います。

これからIT業界へ新たな職種へ挑戦したいという方を私たちは可能な限り全力でサポートさせていただきます。

今回は、沖縄企業における未経験からIT業界への転職についてお伝えして参りました。

少しでも皆さまの参考になりましたら幸いです。

→求人情報を見る

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