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「沖縄で働きたい」という夢を持ちながらも、多くの方が「給与が本土より低いと聞くけど、生活していけるの?」「希望する仕事はあるのかな」「今までのキャリアは活かせるだろうか」といった不安を感じているのではないでしょうか。

しかし、そんな不安を抱えながらも、実際に沖縄で充実したキャリアを築いている方々がいます。本記事では、様々な背景を持つ7人の方々の転職成功体験をご紹介します。

北海道から沖縄へマーケティングスキルを活かしてキャリアを築いた方、IT未経験からKDDIグループ企業へ転職を果たした方、50代でのキャリアチェンジに成功した方、研究職からアグリテックベンチャーへ転身した方、そして思いがけない起業への道を歩んだ方まで。それぞれのストーリーには、「不安」を「可能性」に変えるヒントが詰まっています。

「沖縄で働く」という選択が、あなたにとってどんな可能性を秘めているのか。ぜひ、これらの事例から、あなたなりの沖縄でのキャリアをイメージしてみてください。

1. 北海道→東京→沖縄 「好きな場所で、暮らし、働く」を実現したマーケター

中部興産・鈴木さんの転職ストーリー

マーケティングのプロフェッショナルとして東京のアパレル・インテリア業界で活躍していた鈴木さん。20代で沖縄・宮古島の海に魅了され、「本当に自分が暮らしたい場所で働きたい」という思いを温め続けていました。 転職に伴う年収の変化という現実と向き合いながらも、コロナ禍をきっかけに「デジタル社会だからこそ、好きな場所で働ける」と決意。不動産会社で新規マーケティング部署の立ち上げに挑戦し、宅建士などの資格も取得しながら着実な成果を上げています。残業時間が減り、インプットの時間が増えた今、仕事と、海やアウトドアを楽しむ充実した暮らしの両立を実現した姿は、転職を考える多くの方の参考になるはずです。

転職のポイント

  • 転職前: 東京のアパレル・インテリアブランドでマーケティング担当
  • 転職後: 沖縄の不動産企業で新規マーケティング部署を立ち上げ
  • 決め手: 「海の近くで暮らしたい」「自分のスキルを活かしつつ、プライベートも充実させたい」という想い

この事例から学べること

「自分らしい暮らし」を実現するため、東京でのキャリアと年収を一旦リセットした鈴木さんの選択は、Iターン転職を考える方へ大きなヒントを与えてくれます。転職で一時的に手放すものがあっても、新天地での可能性を信じる挑戦には価値があることを、資格取得や新規部署の立ち上げ、そして海やアウトドアを楽しむ充実した暮らしの両立で示してくれています。

▼中部興産・鈴木さんのインタビュー記事を読む

北海道→東京→沖縄 「好きな場所で、暮らし、働く」を実現したマーケター・中部興産の鈴木さんと対談

2. IT未経験から4社を経てKDDIウェブコミュニケーションズへ転職

KDDIウェブコミュニケーションズ・神村さんの転職ストーリー

宝飾品会社からキャリアをスタートした神村さん。ITには苦手意識がありましたが、キャリアを重ねる中で自己分析を深め、「才能を発揮できる仕事」という新たな観点からKDDIウェブコミュニケーションズへの転職を決意。

給与水準の違いを超えて沖縄での就職を選択し、顧客に寄り添うサポート業務で成果を上げています。真摯な姿勢と柔軟なコミュニケーション力を活かしたチームプレーは、今や同社の貴重な戦力となっています。

転職のポイント

  • 転職前: 宝飾品・EC部門からIT業界へキャリアチェンジ
  • 転職後: カスタマーサポート領域で自身の強みを発揮
  • 決め手: 「沖縄でITスキルを活かし、顧客支援に深くコミットしたい」という想い

この事例から学べること

「IT未経験」という不安を、自己分析と学びの姿勢で乗り越えた事例です。給与面やスキル面でのハードルも、自分の強みを活かせる職種を見極めることで、着実なキャリアアップの可能性が広がります。

▼ KDDIウェブコミュニケーションズ・神村さんのインタビュー記事を読む

IT未経験から4社を経て大手IT企業へ、「才能を活かす」視点で切り拓いたキャリア

3. DXに取り組む「沖縄セルラー電話」へIターン転職

沖縄セルラー電話・水橋さんの転職ストーリー

生産管理の現場からIT業界へと転身を果たした水橋さん。さらなるキャリアアップを目指し、静岡から沖縄へのIターンを決意します。現在は県内大手通信事業者「沖縄セルラー電話」で、DX推進の最前線に立っています。

従来の保守・運用中心の「守りのDX」から、ビジネス変革を推進する「攻めのDX」へと活動の幅を広げ、通信技術を通じて社会に新しい価値を生み出すことにやりがいを感じています。周囲との良好な関係を築きながら、自らの道を切り拓いていく姿勢が、着実なキャリアアップを実現しました。

転職のポイント

  • 転職前: ERP基盤の保守・運用など”守りのシステム開発”が中心
  • 転職後: 沖縄セルラー電話で”攻めのDX”に注力
  • 決め手: 「社会やユーザーに直接インパクトを与えたい」「家族との新しい暮らしを実現」という想い

この事例から学べること

システム保守から事業変革へと活躍の場を広げた事例です。大手企業でも、沖縄で最先端のDX推進に携われる可能性があることを示してくれています。

▼ 沖縄セルラー電話・水橋さんのインタビュー記事を読む

DXに取り組む「沖縄セルラー電話」にIターン転職した水橋さんと対談

4. 「50歳の壁」を越え、コーカス(首里石鹸)へ転職

コーカス(首里石鹸)・松尾さんの転職ストーリー

28年間ファッションブランドで培ったキャリアを持つ松尾さん。50歳を超えての転職に挑戦し、沖縄発のコスメブランド「SuiSavon-首里石鹸」への転職を決意しました。

「過去の成功体験を一旦横に置く」という謙虚な姿勢で、新しい企業文化と向き合い、組織の理念を深く理解。その結果、統括マネージャーとして店舗運営や人材育成で着実な成果を上げています。地域に根差したビジネスを通じて見出した新たなやりがいは、ミドル層の転職に大きな希望を与えています。

転職のポイント

  • 転職前: ファッションブランドで28年キャリア
  • 転職後: 52歳でコーカス(首里石鹸)の統括マネージャーに
  • 決め手: 自分の経験を活かしつつ、新しい企業文化に合わせて”アップデート”する柔軟性

この事例から学べること

年齢を重ねてからの転職でも、柔軟な姿勢と学ぶ意欲があれば新たな挑戦が可能です。地域密着型ビジネスでの活躍は、経験を活かしながら新しい価値を生み出せることを教えてくれています。

▼ コーカス・松尾さんのインタビュー記事を読む

「50 歳の壁」を越えコーカスに転職「SuiSavon-首里石鹸」松尾さんとの語らいで見えたミドル層キャリアチェンジにおける成功の鍵

5. ICTで地域課題の解決とビジネス化を目指す!TOPPANデジタルのSEへ

TOPPANデジタル・大城さん(仮名)の転職ストーリー

大手企業での安定したキャリアを歩んでいた大城さん(仮名)。しかし、「もっと社会に貢献できる仕事がしたい」という想いから、独学でデータ分析のスキルを磨き始めます。

その努力が実を結び、未経験ながらTOPPANデジタルのSEとして採用。現在は漁業DXなど地域に根差したプロジェクトで、ICTを活用した課題解決に取り組んでいます。数字には表れにくい価値創造の難しさに直面しながらも、持ち前の行動力で着実に成果を上げています。

転職のポイント

  • 転職前: 大手企業に勤めつつ、”現状への物足りなさ”を感じて独学でスキルを習得
  • 転職後: 地域課題×ICT(漁業DXなど)を手がけるプロジェクトで活躍
  • 決め手: 「安定よりも、自分が本当に価値を出せる仕事をしたい」という想い

この事例から学べること

「やりたいことにようやく出合えた」という言葉通り、独学での学びを活かして理想の仕事を実現した事例です。地域課題の解決という、やりがいのある仕事に挑戦できる可能性を示してくれています。

▼ TOPPANデジタル・大城さん(仮名)のインタビュー記事を読む

ICTで地域課題の解決とビジネス化を目指す!未経験から「TOPPANデジタル株式会社」のSEとなった大城さんと対談

6. 「奇跡」はいかに起きたのか。アグリテックベンチャー「EF Polymer」に再就職

EF Polymer・中川さんの転職ストーリー

「東京での再就職しか選択肢がない」と考えていた中川さん。外資系化学メーカーでの経験や起業の経験を持ちながらも、沖縄でのキャリア継続に不安を感じていました。

しかし、転職エージェントとの偶然の再会が転機となります。「科学の力で環境を守りたい」という本来の志に立ち返り、給与条件の良い東京の内定を辞退。代わりに、沖縄のアグリテックベンチャー「EF Polymer」での研究開発の道を選びました。この決断は、彼女の人生における「小さな奇跡」となりました。

転職のポイント

  • 転職前: 外資系化学メーカー、起業など多様なキャリア
  • 転職後: アカデミック×スタートアップのアグリテック企業に再就職
  • 決め手: 沖縄に残りたい想いを後押ししてくれる転職エージェントとの偶然の再会

この事例から学べること

地方でのキャリア継続に不安を感じていても、自分の志を追求してキャリアを活かす道を掴み取った勇気ある決断の事例です。沖縄でも最先端の研究開発に携われる可能性があることを教えてくれています。

▼ EF Polymer・中川さんのインタビュー記事を読む

「奇跡」はいかに起きたのか。アグリテックベンチャー「EF Polymer株式会社」に再就職し、地球環境を守る研究開発をリスタートした中川さんが大切にしていること

7. 転職相談がきっかけで“起業”を選んだ合同会社HAKKI

合同会社HAKKI・齋藤さんの起業ストーリー

東京での多忙な生活に区切りをつけ、奥様の地元である沖縄への移住を考えていた齋藤さん。当初は転職のつもりで転職エージェントに相談を重ねていました。

しかし、相談を重ねるなかで、沖縄のスタートアップ環境、特にOIST(沖縄科学技術大学院大学)を中心としたエコシステムに魅力を感じ始めます。そして、「転職」ではなく「起業」という新たな選択へ。現在は、スタートアップ支援やバックオフィス支援事業を展開し、「スタートアップするなら沖縄」という未来を創るべく邁進しています。

転職のポイント

  • 転職前: 東京で総合商社やITスタートアップを経験
  • 転職後: 転職相談から一転、沖縄で起業を決意
  • 決め手: OISTをはじめとした沖縄のスタートアップ環境に惹かれ、”自分が何をしたいのか”に素直に向き合った

この事例から学べること

転職相談が思いがけない道を開いた事例です。沖縄には、起業やスタートアップなど、転職以外のキャリアの可能性も広がっていることを示してくれています。

▼ 合同会社HAKKI・齋藤さんのインタビュー記事を読む

【対談】沖縄への移住転職相談を機に出会い、そして沖縄で起業の道へ

まとめ

「給与水準」「求人の少なさ」「キャリアの継続性」という不安は、沖縄への転職を考える多くの方が感じることでしょう。今回は、そんな不安を乗り越えて新しい道を切り開いた方々の事例をご紹介しました。

  • 沖縄で自分のスキルや経験を活かした仕事をしたい
  • 新しい分野でのキャリア形成の可能性を探りたい
  • 専門性を活かせる仕事を沖縄で始めたい
  • 沖縄で理想の暮らしと仕事を両立させたい
  • 沖縄の特色を活かした仕事に携わりたい

もし、これらのうち1つでも当てはまるものがありましたら、まずは、ぜひお気軽にご相談ください。

UIターン経験を持つ地元コンサルタントが、沖縄の企業文化や生活環境を熟知した視点で、皆様の新しい一歩をサポートいたします。

レキサン スタッフ
レキサン スタッフLEQUISON Staff
株式会社レキサンのスタッフが情報をお届けします。転職をお考えの方や企業にとって役に立つコラムや、会社のことや沖縄の情報を発信してまいります。

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