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皆さんこんにちは。
リージョナルキャリア沖縄 株式会社レキサンの花岡です。

「どうやって転職に成功する転職希望者を集めているのか?」
「仕事が決まる方の特徴は?」
クライアント企業様、転職希望者様からお寄せいただくこの質問。

前回は「沖縄の発展を支える質重視の人材紹介『レキサンの特徴と強み』」についてお伝えしましたが、今回は実践的な転職成功のポイントについて、数多くの転職支援実績から見えてきた傾向をお伝えして参ります。

【目次】

  1. 沖縄で「転職成功」する人材はどう集まる?企業・転職希望者からの疑問
  2. 仕事が決まる転職希望者に共通するポイント
  3. レキサンが取り組む「転職成功」へのサポート
  4. まとめ

沖縄で「転職成功」する人材はどう集まる?企業・転職希望者からの疑問

先日、懇意にさせていただいているクライアント様と会食の機会をいただきました。このクライアント様は、従業員の約20〜30%が弊社からのご紹介という大変お世話になっている企業様です。その席で、率直にこんなご質問をいただきました。

「御社からご紹介頂いた方々に、現在、組織のトップや中心になって活躍してもらっているメンバーもいます。もし今、彼らがいなかったらと考えると正直ゾッとしますよ。」
「御社ではどうやって、こういった(転職に成功する)転職希望者を紹介していらっしゃるんですか?」

「例えば意識を変える努力なんかをされているのでしょうか?」
また、今後のキャリア構築や転職に課題を感じていらっしゃる30代の読者様からは、下記のようなご相談をいただいています。

「私に次の仕事があるのか不安です。転職も複数回していて綺麗な経歴とは言えません。」

「もっと言えば、自分のやりたいことや将来やゴールが分からないです。」

「実は私の友人も御社を経由して次の仕事が決まったので、ご相談をさせて頂きたく参りました。」

「花岡さんが考える、仕事が決まる転職希望者の特徴を教えて頂けませんか?」

こうしたご不安を抱える方々の中にも、実際には新たな職場でご活躍されているケースが数多くあります。

では、転職を成功させる方々にはどのような共通点があるのでしょうか。ここからは、実際に次の仕事を決められた転職希望者様の事例を踏まえ、成功のポイントをご紹介いたします。

仕事が決まる転職希望者に共通するポイント

直近で新たな職場を決められた転職希望者様の中から、特に印象的だった3名の転職希望者様の特徴や共通点をご紹介いたします。これにより、「仕事が決まる方の特徴は?」というご質問への回答とさせて頂きたいと存じます。また、この共通点等が、次章でお伝えする弊社の転職成功に向けたサポート内容へも直結いたしますので、より詳しく掘り下げて参ります。

金城様(仮名)
大学卒業後、複数の企業で採用、事業運営、企画立案、資金調達支援、経営戦略実行支援、各種調査、データ分析、経済分析、バックオフィス全般支援、システム導入など、多岐にわたるご経験を積まれました。これまでの経験を活かして沖縄に貢献したいという芯をお持ちであり、次の仕事は沖縄を代表する企業での管理部門に決まりました。
竹内様(仮名)
専門学校卒業後、複数の企業で営業支援、業務改善、環境改善、教育、顧客及びベンダー対応、備品管理、経理財務、秘書、人事労務、webサイト管理など、企業に必要な業務全般を幅広く経験されました。さらに「自分を投じることで会社や人に貢献したい」という軸をお持ちで、次の仕事は全国的に有名な沖縄の企業で、市場に対する仕掛けを投じるポジションに決まりました。
比嘉様(仮名)
大学卒業後、複数企業にて営業や新規事業開発、事業拡大、組織拡大、新拠点の立ち上げ等に注力されました。その後、現職で人事職のキャリアを重ね「いい組織といい会社創りに貢献したい」という信念を持ち続けてこられました。次の仕事は県民から愛される自社プロダクトを持つ沖縄の企業での管理部門に就かれることになりました。
金城様も竹内様も比嘉様も、大変お人柄の優れた方々であり、数年に一度会えるか会えないかというほど素晴らしい転職希望者の皆様です。

ただし、これは必ずしも経歴や実績の華やかさだけが転職成功を左右するという意味ではございません。キャリアやお人柄の強みは、転職希望者の皆様方がそれぞれに培われてきたものをお持ちです。とはいえ、そんな皆様も以下のように仰っておられました。

「自分は1~2社経験ではなく、複数回の転職をしていて、決して綺麗な経歴ではございません。」

「自分の将来やゴールが明確な訳ではありません。」

こうしたご不安や経歴上の懸念を抱えておられたにもかかわらず、実際には以下のような特徴や共通点を備えていたからこそ、見事に新たなお仕事が決まったとお見受けいたしました。

・謙虚でコミュニケーション力が高く、共感や共鳴が出来るため、ファンになれる
・地頭がよく、良識があり、スタンス(ものごとの捉え方、考え方、姿勢)とアウトプット(何を、どう伝えるか)が魅力的
・ご自身の中に芯/軸/信念があるので、目的や「何がしたいのか」がある程度見えている
・その目的等の為に「何が譲れて、何が譲れないのか」を明確に優先順位付けが出来る
・マーケットの事を出来るだけご自身でも調べており、俯瞰的にご自身を捉えようとしている
・人の心を打つことが出来る

このように、転職を成功させる方々には一貫した信念や現状に対する客観的な捉え方など、共通して見られる要素があることが分かります。では、実際に転職エージェントとして私たちがどのように転職希望者様の魅力を引き出し、企業様とのご縁を紡いでいるのか。次に、弊社が取り組む具体的なサポート戦略についてお伝えいたします。

 

レキサンが取り組む「転職成功」へのサポート戦略

転職希望様が転職を成功されるのは、転職希望者様と企業様の双方が固有の魅力や強みをお持ちだからです。弊社は、その魅力をお互いが適切にお伝えするお手伝いをさせていただくことで、ご縁を紡げるよう心がけております。ここでは、そのために弊社が意識しているポイントをいくつかご共有させていただきます。

まず、弊社は「求人票と転職希望者様の書類を表面上でがっちゃんこする」だけのような仕事は致しません。そして、「転職希望者様の意識を変える」というよりは、「転職希望者様の想いや考えを引き出す」ことに力を入れています。
「求人票と転職希望者様の書類を表面上でがっちゃんこする」とは、求人票に書かれている必要経験・資格・諸条件と、履歴書や職務経歴書の記載内容を単純に突き合わせ、「合っていればマッチしている」と判断するやり方です。

機械でも出来そうなこのマッチングの末路としては、企業側による『確かに当社が求める職務経験は有しているけれど、結果として当社にはマッチしなかった』や、応募者様による『すごく嫌な目にあった。結果として転職活動に失敗した』というミスマッチが往々にして起こります。

これは、企業・転職希望者双方のスタンスや方向性、本質、そして「本当に乗り越えたい課題」や「人柄」など、分かりやすく表現すれば「人としての特徴」を無視、もしくは、非優先した結果だと考えております。
そのため、弊社ではあえてこれらの要素を最優先に考え、誤解を恐れず申し上げれば「逆のアプローチ」を取る工夫をしているのです。具体的には、転職希望者様が大切にされている価値観や強みをしっかり把握し、企業様が求めている本質的な課題や組織の方向性を丁寧にヒアリングした上で、お互いが「本当に望むもの」をすり合わせています。

また、弊社のコンサルタントは「もし自分がこの転職希望者様ならばどうするか」という当事者意識をもって考えるようにしています。ただし、コンサルタントとして目標達成までの道筋や結論についてイメージはありつつも、それを転職希望者様に押し付けることは致しません。このような判断は転職希望者様がご自身で導き出すことが大切ですので、そのお手伝いとして、ご本人様の想いや考えをより深く引き出すサポートを行っています。

さらに、次の仕事が決まる転職希望者様は、前述の特徴から、このような過程を通じてご自身で深く考え、分析を重ねていかれます。その中でアイデアを得ながら最適解を導き出していく過程において、アウトプットだけでなく、その根幹である思考や志向そのものが磨かれていきます。

そして我々コンサルタント自身が転職希望者様のファンになるほどの魅力を感じ、面接官や採用意思決定者にも「なぜ私たちがその方のファンになったのか」をお伝えすることで、面接を通じて心を打つことができます。最終的に転職希望者様ご自身のお力でご成功へと至られる、と認識しております。

 

まとめ

本記事では、「どうやって転職に成功する転職者を紹介しているのですか?」というクライアント様からのご質問と、「仕事が決まる転職希望者の特徴は?」という転職希望者様からのご質問についてお答えして参りました。

実は、こうしたお声に応える取り組みの根底には、私自身の転職経験が深く関わっております。私も転職を複数回経験しており、当時は「誰かプロに聞いてもらいたいな」と思う様な、自分の中の言語化しにくいこと、モヤっとしていて輪郭がはっきりしない物事を抱えていました。
当時の経験から、こうした曖昧な想いや考えを整理し、自分の中で明確な形へと落とし込むことによって解消されることがあると認識しております。弊社のコンサルタントは、転職希望者様や企業様の”ファンになりたい”という気持ちを大切にしておりますので、ぜひお気軽にご相談頂ければと存じます。

なお、弊社レキサンでは読者様の「沖縄の転職エージェントにこんなことを聞いてみたい!こんなことをやって欲しい!」というご意見を募集しております。確約はできませんが、できる限りお応えしていきます。

花岡 利季 Hanaoka Toshiki
社会保険労務士
大阪で生まれ、生後7ヶ月でシンガポールへ。大学は日本の武蔵工業大学卒業。日本とシンガポールの両方にて就業経験を積む。JACにてコンサルタントとして活躍。(経理財務人事・コンサルファームが専門領域)2020年沖縄へ移住し株式会社レキサンへ入社。釣りが趣味。沖縄に来てからほぼ隔週で通っている。

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