BLOG ブログ
BLOG

‟結婚、出産を機に沖縄に二度目のUターンをした転職エージェントが見てきた
転職がうまくいく人の共通項とは”

こんにちは。リージョナルキャリア沖縄 株式会社レキサンの長濱です。

前回の花岡の投稿(コンサルタントとの面談-スタートライン-)に続く形で、今回私は企業様への応募について(専願、併願どちらがいいのか)についてお話してまいります。

結論、基本的には併願がお薦めでございます。

複数の企業に同時に応募する併願のメリットとは?

いくつかの企業と実際にお会い(オンラインでも可)したうえで自身の転職軸との齟齬がないかを確認しながら転職活動を進めるということがご推奨です。多くの方は同時進行でいくつかの企業に応募されているようです。※転職での応募社数平均は8.4社。(参考URL:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/naiteisha)

転職という機会は人生において、そう何度も起こることではないからこそ、納得のいく転職活動を行いたいですよね。そのためにも、複数の企業との面接を経て、自分のスキルや経歴が企業からどのように評価されるのかを確認する絶好のチャンスでもあります。

転職活動の際は「転職軸」を大事に

コンサルタントとの面談を通じて、転職軸(転職における自身の考え)を整理したら、次は、自身の理想により近い企業に応募をするという段階に駒を進めるわけですが
<転職軸>といっても多くの項目があるかと存じます。

転職軸

自分自身に関すること

  • 今後のキャリア観
  • 持っているスキル
  • 自身の強み、性格、価値観
  • ご転職で乗り越えたいと思っている課題
  • 優先順位(転職において譲れるものと譲れないもの)
  • 将来像(と現在のギャップ)等

企業側に求めること

  • 働く環境
  • 待遇
  • 勤務地
  • 給料 等

我々コンサルタントは面談の機会を重ねる中で、
求職者様が、特に大事にしたい優先度の高い項目に絞ってサポートをしてまいります。
ですが、買い物のようには上手くいきません。
優先度の高い3つの項目が自分に合っているから購入しよう!とはならないことが多いです。

恐らく転職を経験された方は企業との面接で、自分の求める転職軸に合致するか、あるいは企業のHPやコンサルタントが話した内容に齟齬はないか、その答え合わせをしているのではないでしょうか。

併願することにより、自分の中で「この会社はこうだな。この会社はここが自分の方向性とは違うな」とより吟味して、転職活動を進めることができます。


もちろん、中には家庭の事情や、急いで転職しなければならない場合、あるいはこの会社でなければ転職しない!などさまざまな理由があり、一社のみ専願をしているケースもございます。

それぞれ、事例を共有しますので、ご参考の上、自身の転職の際にどうするかをご検討いただけますと幸いです。

【転職事例】併願

<30代後半男性(観光関連の事業企画職)の事例>

相談に来られた時のご状況

・転職を急いでいる
・コロナ禍で自身の務める会社が厳しい
・今後の自身のキャリア形成
・家族のことも考えて転職したい。

転職軸(上位3つ)

・これまでのキャリアが活かせる仕事
・安定した業界、会社であること
・給与が現職と同水準であること

こちらの方は、いくつかの企業様から内定をいただいており、どの会社も上記の3つの項目すべてを満たしておりました。非常に悩まれながら、私や奥様とも相談の上、一つの企業様の内定を受諾し、ご入社となりました。
その際に、ポイントになったのは、他社よりも【安定した業界、会社であること】に加えて、【扱う商材に興味関心を持てること】【入社する企業の事業責任者のお人柄】でした。
どれも甲乙つけがたく素敵な会社だったからこそ、非常に悩まれましたが、結果的に非常に満足のいく転職になったとのお言葉を頂戴いたしました。

【転職事例】専願

<30代前半男性(コンタクトセンターSV職)の事例>

相談に来られた時のご状況

・転職は「良いところがあれば転職したい」
・今後、自宅の購入も検討中
・今後のキャリアを踏まえて、より自身が成長できる会社、魅力的な会社で働きたい
→現職は体制や働き方含めて、納得いかない部分もあるというご状況でした。

転職軸(上位3つ)

・給与UP
・自身の得意なこととやりがいが会社で求められる(ニーズがマッチしている)
・働くメンバーが魅力的であること(事業と従業員の成長の両方にコミットしている)

こちらの方は、転職を急がれていない状況だったこともございますが、面談を終え、いくつか候補企業をご提案させていただきましたが、ご自身のやりたいこと、大事にしたい転職軸が非常に明確であったこともあり、またその条件にピッタリ合う企業様があったため、専願で応募をされ、ご入社まで1ヶ月かからず入社が決定された方でした。


数ある事例の中の一部をご紹介させていただきました。

人によって、転職をする際のご状況が異なるために、もちろん一概には言えないですが、
【自身の求める転職軸やスキル、価値観】と【企業側が求める人材要件、価値観】その重なる部分が多い可能性が高い方は、併願されることをお薦め致します。

以上となりますが、皆様の転職活動の際に、少しでもご参考になりましたら幸いでございます。

読者様の「沖縄の転職エージェントに、こんなことを聞いてみたい!こんなことをやって欲しい!」を募集しております。お約束することは出来かねてしまいますが、出来る限りお応えして参りたいと存じます。お問い合わせはこちら
長濱 雅徳 Nagahama Masanori
コンサルタント
沖縄県那覇市生まれ。神奈川大学卒業後、教育関連の仕事に従事。東日本大震災をきっかけにNPO法人カタリバへ入社。岩手県をはじめ、東京や島根で経験を重ねる。結婚・出産を機に沖縄にUターンし株式会社レキサンに入社。3児の父であり、趣味は料理。レシピ動画を参考に作った料理は家族からも高評価である。

カテゴリー

コンサルタント

SNSをフォローする

Facebook Twitter