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“沖縄に移住して働いてみた”
シンガポールから沖縄にやって来た転職エージェントが考える
今後の沖縄の価値や可能性

皆さん、こんにちは。
リージョナルキャリア沖縄 株式会社レキサンの花岡です。

時間が経過するのは本当に早いもので、レキサンはこの4月で6度目の新年度を迎えました。これも一重に、素敵な企業様、候補者様、協力会社の皆様のおかげです、弊社一同心より感謝申し上げます。

さて、新年度を迎えたことに伴い、4月5月は新たなブログテーマを設定し、沖縄でのご就業を考える皆様に少しでもご参考頂けるコンテンツをお届けして参ります所存です。

4月5月のテーマは、「良い候補者様と良い案件」について、コンサルタントより情報を発信して参ります。
第1回目は、私が担当をさせて頂き、今回は「内定を獲得する候補者様の特徴」を書き綴って参ります。

目次

  1. 内定を獲得する候補者様の特徴
    1. スキルセット(能力や経験)、強み、実績等が明確 ※資格を含む
    2. 話し方が優秀
    3. 企業を良く調査していて、自分なりに現状や将来像に対する仮説を持っている
    4. 筋のよい質問ができている
    5. 「御社じゃないとダメ」といえる程の志望動機がある
    6. 会社にどう貢献できるか伝える
    7. 面接官が「この人が来てくれたら課題を乗り越えられる/この人じゃないとダメ」とイメージを沸かせられる
  2. まとめ

内定を獲得する候補者様の特徴

内定を獲得する候補者様の特徴は下記に記した7つの特徴があります。

  1. スキルセット(能力や経験)、強み、実績等が明確 ※資格を含む
  2. 話し方が優秀
    ・結論から先に伝えている
    ・定量的に話をしている
    ・論点がブレない
    ・構造化して話を伝えている
    ・自然な笑顔で、自分の言葉で話せている
  3. 企業を良く調査していて、自分なりに現状や将来像に対する仮説を持っている
  4. 筋のよい質問ができている
  5. 「御社じゃないとダメ」といえる程の志望動機がある
  6. 会社にどう貢献できるか伝える
  7. 面接官が「この人が来てくれたら課題を乗り越えられる/この人じゃないとダメ」とイメージを沸かせられる

1.スキルセット、強み、実績等が明確 ※資格を含む

職務経歴書や履歴書を読み込んだ採用面接官(意思決定者)は、自分なりに候補者様のイメージを沸かせて面接に参加することが多いと思いますし、注目している候補者様に対して力を入れて、思いを持って対応していると存じます。読み込んだ書類を基に、面接官は状況確認や質問等を投げかけてくるケースが多いので、ご自身のスキルセット、強み、実績を明確に伝えられれば伝えるほど、効果が期待できるとお見受けします。是非、準備を進められます事、ご推奨です。

2.話し方が優秀

「話し方」とは、実は非常に大きな武器となります。

話し方によって、面接官が感じる印象が、「地頭がいい!」「おっしゃる通り!」「一緒に働きたい!」等と、大きく変わるからです。是非、ご自身の大きな武器の一つにして頂ければと存じ、上記の通りサンプルを一部準備致しました。

主語を明確にする

まず、「主語」を明確にすることは大事なことです。中には主語が無いまま話だし、話の全体から相手に「何について話しているか?」を想像してもらうようなコミュニケーションが発生することも、当然人間なので発生すると存じますが、今、何について話しているのか、論点は何かを、明確にすることによって、相手からの印象もぐっと変わったりするので、是非気を付けたい所です。

結論から伝える

次に、「結論から伝える」様にするだけでも大分印象が変わります。中には面接官が『Aですか?Bですか?』と質問しているのに対して、『あ』や『3』と答えたり、『AでもあってBでもあるし、伝えたいのはこういった状況(から察してください)です』という様な噛み合いの悪い受け答えとなってしますケースもお見受けします。

これは、面接官からすれば質問に答えてもらえていない状況とも言え、マイナス思われてしまう要因となりかねません(親切に「いいえそうでは無くて、AですかBですか?」と聞き直してくれるケースは少ないと存じます)。まずは、AなのかBなのかはっきりと結論をお伝えの上、その背景や理由を次にお伝えされる話し方がご推奨と存じます。

定量的に話す

次に、「定量的に話す」について触れて参ります。相手にとっては不要な情報であっても、伝えたい気持ちが勝って提供する情報が多すぎたり、一つの事象が他の事象と重なりがあるために、両方の話を展開して話が冗長になるケースがあると存じます。

伝える必要がある内容と、伝える必要が無い内容を、バランスよくご自身の中で線引きされることは重要と存じます(少なすぎて、違和感を感じられてしまうケースもあるので気を付けたい所です)。ここを明確にするほど相手から「考えているな」「明確だな」と好印象を得やすいと存じます。

論点がブレない

「論点がブレない」ことも非常に大切です。論点がブレることは、今話していることを置き去りにして他のことを話すことになりかねません(勿論、狙いがあってやる場合は別ですが)ので、一般的には論点がブレない方が好印象に映り易いと存じます。

論点からブレると、相手は「話が飛ぶな」や、「これ以上は無駄かも」と判断したりしますので、勿体ないことになる可能性をお見受けします。「今、自分は論点がブレていないかな?」と常に俯瞰的にご自身を見る癖をつけると良いかと存じます。

構造化して話を伝えている

「構造化して話す」とは、例えば、「Aという事象があった為に、Bとなった」、で終わらずに、「だからCを行う」というようなお話の構造化を指します(弊社内では「So What」と呼称しております)。物事や事実に対して「だから何なのか(So What)」を、自分のメッセージとして伝えることは非常に重要だと存じますし、「考えている」「自分なりのメッセージを発することが出来る」ということが相手に伝わると存じます。論点からブレずに、構造化して話すことは、意識して行うことで、シャープになりやすいかとお見受けし、相手から好印象を得る効果を期待できるので、是非ご自身の武器にして頂ければと存じます。

自然な笑顔で、自分の言葉で話せている

最後の「自然な笑顔で、自分の言葉で話す」とは、「開襟で話している」「So Whatを語っている」ことを指し、普段の候補者様像/候補者様の本質が相手に伝わっている状態だと存じます。面接の為だけに普段とは違う自分を準備して、一夜漬けのような形で面接に臨めば、極端に言えば「不自然な笑顔で、自分以外が発した言葉で話す」こととなり、「取り繕っているな」「どっかから拾って来たソースを述べているだけだな」「本当は普段はそんなことは考えていないな」等と面接官に感じられてしまう可能性があると存じます。なので、事象や事実に対して普段からしっかりと噛み締め消化して、自分なりの解釈と納得感を持った考えを相手に伝えれば、自然な笑顔でお話しすることが出来るのではないかと考えます。

3.企業を良く調査していて、自分なりに現状や将来像に対する仮説を持っている

是非一度、ご自身が面接官の立場にたって、仮説を建てて頂きますこと、ご推奨と存じます。

もしも自分の会社に対して、良く調べてくれていて、「今は世の中の動きにこういう現状がある為、貴社の状況はこうだと思います。なので、今後はこういった成長が可能なのではないかと仮説を建てました」と候補者様が仰った場合、どのように感じるでしょうか。

その仮説が当たっている場合は「やるな!」「まさに!」「わかりますか!」等と感じたり、当たっていなくても「調べてくれたんだ!興味を持ってくれているんだろうな!」とポジティブな感情を抱くのではないかと存じます(勿論、明後日の方向への論理展開は「何言ってるんだろう?」となってしまうと存じますので気を付けたい所でございます)。

4.筋のよい質問ができている

面接の後半では、面接官の方から「何かご質問はありますか?」と問われることが多いと存じます。中には「面接官のお手を煩わせたくないので」等という気持ちから質問をしないことがありますが、これは「あ、うちに興味もってないんだ」や「え、、、本当にもうこれで行けるの?」という様な感情を面接官に抱かせることになりかねません。なので、必ず質問を行うべきかと存じますし、ご自身が納得できるまで開襟でご質問をされること、ご推奨と存じます。

中でも「筋の良い質問」の例としては、面接官が「なるほど!だからその質問をしてくれたんですね!よくぞ聞いてくださいました!納得です!是非応えさせてください!ディスカッションしませんか!」等と感じられるような内容が該当すると存じます。この会話に面接官が価値を感じ、候補者様へ強い好印象を持つ可能性があり、内定を獲得する為の大きな要素となりうるとお見受けします。

 

5.「御社じゃないとダメ」といえる程の志望動機がある

候補者様の中には、「企業選択軸=無形商材サービス提供、専門性の錬磨が出来る(教えてもらえる)環境、実績のある企業→なので御社を希望します。」といった形で、志望動機をご展開されるお方もいらっしゃると存じます。何かとても間違っているという事もありませんし、論理的な思考と印象付けられる可能性がある一方、もしもご自身が面接官の立場であり、候補者様から上記アウトプットがあった場合、どのようにお感じになるでしょうか。

極端に言えばですが、『そういう属性の会社であれば良いなら、別にウチじゃなくてもいいということですね。』『教えることはやぶさかではありませんが、弊社にどんなことをもたらせてくれるのでしょうか。』という印象を抱く可能性もあるかと存じます。従いまして、「御社じゃないとダメ」と言える程のメッセージを持つ事と、次の項目である「会社にどう貢献出来るかを伝える」事は、ご推奨とお見受け致します。

6.会社にどう貢献できるか伝える

自分の強み、経験、スキル、「今後やりたい事」を持って、どうやって応募先企業に貢献出来るかを語れるとは、非常に大事だと存じます。その内容が、具体的であり実現可能性が高く、応募先企業の課題解決に繋がる可能性が高いほど、面接官は心を打たれると思います。逆に言えば、「これまでの経験を活かして御社に貢献出来ればと考えました。」だけでは、抽象度が高く、面接官の頭の中に一緒に働いているイメージが沸き辛かったりすると存じます。是非、応募先企業でどう貢献出来るのか、ご自身なりに仮説を立てて、具体的にお伝えされます事、ご推奨と存じます。

7.面接官が「この人が来てくれたら課題を乗り越えられる」
「この人じゃないとダメ」とイメージを沸かせられる

内定を獲得される素晴らしい候補者様の多くは、1~6がしっかりと出来ている印象がございます。実際に面接に同席させて頂き、面接官が候補者様との会話に価値を感じ、楽しんでディスカッションをされるケースを目の当たりにしたり、面接中もしくは面接後に、「是非一緒に働きたいです!」「どうすれば来て頂けるでしょうか。」と、ご意向を発されるケースがございます。後で面接官にフィードバックを請うと、「この人じゃないとダメだと感じました。」「一緒に働くイメージが沸いて、このイメージを手放せません。」「課題を一緒に乗り越えて下さると思いました。」といったご意見を頂戴したりします。

ですので、面接官の頭の中にイメージを沸かせる事を意識したやり取りは、ご推奨と存じます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は「内定を獲得する候補者様の特徴」について触れて参りました。
もし宜しければ、頭の片隅においていただく等、ご参考までにご活用頂ければと存じます。

【ポイント】
2.の内容である話し方が優秀の「結論から先に伝えている/定量的に話をしている/論点がブレない/構造化して話を伝えている/自然な笑顔で、自分の言葉で話せている」を意識して頂くだけでも、ぐっと印象が変わったりする事があるかと存じます。

次回は、長濱より発信して参ります。


※弊社では読者様の「沖縄の転職エージェントに、こんなことを聞いてみたい!こんなことをやって欲しい!」を募集しております。お約束することは出来かねてしまいますが、出来る限りお応えして参りたいと存じます。お問い合わせはこちら
花岡 利季 Hanaoka Toshiki
社会保険労務士
大阪で生まれ、生後7ヶ月でシンガポールへ。大学は日本の武蔵工業大学卒業。日本とシンガポールの両方にて就業経験を積む。JACにてコンサルタントとして活躍。(経理財務人事・コンサルファームが専門領域)2020年沖縄へ移住し株式会社レキサンへ入社。釣りが趣味。沖縄に来てからほぼ隔週で通っている。

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