BLOG ブログ
BLOG

新年あけましておめでとうございます。
私としての年明け最初のブログとなりますので、年末年始の過ごし方を少しお伝えします。

私は旅行で滋賀県、愛知県、岐阜県へ旅行へ行ってまいりました。
沖縄の気候に慣れきっている私には、県外の気温はまるで冷凍庫の中のように寒く感じられました。。。

また、初めて琉球ゴールデンキングスの試合を観戦してきました。

「バスケットの試合」というイメージで行きましたが、全体がエンターテイメントとしてとても工夫されていて、試合だけでなくエンタメとしてもとても楽しい時間を過ごせて充実した年末年始を過ごせました。

さてさて私の話はこれまでにして、今回は前回の続きで社内SEについて書いていきたいと思います。

 

【目次】

  1. 社内SEの需要が増えてきた背景
  2. 社内SEとは
  3. 社内SEに関する企業側の課題感
  4. 社内SEに求められる役割
    1. 社内SEのこれまでとこれから
    2. 社内SEとして働くやりがい
  5. 弊社がお手伝いした社内SEへの転職事例
  6. 社内SEのまとめ

社内SEの需要が増えてきた背景

前回の私のブログでは社内SEにスポットをあて、DX・デジタル化やITツールの増加などの理由から社内SEのニーズが高まっていることや、事業会社における開発内製化の状況などをお伝えいたしました。

詳しくは「社内SEの需要が増えてきた背景」に記載していますので、こちらの記事を参照ください。

社内SEの需要が増えてきた背景

 

このような背景がある中で、今回は需要が増している社内SEが求められている役割や働くやりがいを書いていきたいと思います。弊社がお手伝いした転職事例もお伝えしていきたいと思います。

 

社内SEとは

社内SEの「SE」は「システムエンジニア」の略であり、企業内で自社のシステムに関わる業務を行います。「情報システム担当」等の名称にしている企業もあります。

これまでは、大規模でない会社は総務部門が担っている企業も多かったかと思います。しかし、デジタル化を進めるにあたって、要件定義や開発会社とのコミュニケーションを図る人材として求められるようになってきました。

具体的な仕事内容は下記のようなイメージとなります。

総務的役割な社内SE

  • IT機器の保守管理(PC、プリンタ、FAX、etc…)
  • ヘルプデスクとしてIT機器やシステム関連の不具合対応
  • IT機器やソフトウェアの選定や発注
  • IDやアカウントの管理

デジタル推進的役割な社内SE

  • ITによる業務効率化
  • ワークフローの整理から構築すべきシステムの要件定義及び構築
  • システム構築や使用するツールの選定
  • 社外へ開発を委託する場合に、開発会社とのやりとりなどのコミュニケーション
  • 経営状況や業務状況に合わせた継続的な改善

社内SEに関する企業側の課題感

社内の業務を効率化するためにデジタル化を行うにしても、社内にITリテラシーやノウハウがないと何から始めたらいいのか分からないという課題があります。

これまで専任で社内SEを配置していない企業は、「何が」課題で、「どう」解決すべきかが具体化されていない場合が多く、二の足を踏むことがあるようです。

そのような状況の中で、どういう人材を採用すべきなのか要件を整理するのもなかなか難しく、そもそも求人を行う判断には至らない企業もあります。

ただ、社内SEを求める企業は、上記のような課題があるものの、経営側が課題感に対して危機感を感じており、必要性を強く感じている場合が多いです。「コスト」ではなく「投資」と捉えているのが特徴です。

 

社内SEに求められる役割 

社内SEのこれまでとこれから

「社内SEとは」でお伝えした通り、これまでは総務的な役割の部分が求められてきましたが、今後はデジタル推進的な役割が重要になってくると思われます。

 

現場の要望をスクラッチでの開発もしくはツールを使うなど適切な解決方法を検討したり、デジタル化やシステム構築以前に業務の見直しや整理も仕事に含まれる場合もあります。

保守管理やヘルプデスクをメインとしていた守りのIT管理ではなく、効率化や生産性向上を目指した攻めのITが求められています。

そうすると、プログラミング技術を持ちシステム開発も出来れば良いですが、現場との関係構築力、業務整理、複数部署をまたいで皆を巻き込む力等が特に求められてきます。

我々が日々企業とお話をさせて頂く中では、特にレガシーな産業における中小規模の企業で社内SEの潜在的・顕在的なニーズを感じています。

 

社内SEとして働くやりがい

なんといっても企業の課題解決や成長にダイレクトに関われる点が魅力です。

SIerでは外から支援する形になりますが、社内SEであれば直接現場とコミュニケーションをとって課題を把握し、スピード感を持って課題解決を進めることができます。

 

目の前のプロジェクトの成功が最終的なゴールではなく、会社が成長するための手段として、当事者意識を持ってプロジェクトに関われます。

会社の一員として会社の成長に関わることができ、ユーザー(従業員や経営側)からダイレクトに感謝されることは、とても強いやりがいを感じられるのではないかと思います。

自分が中で関わることで会社の成長に貢献できるのは、自分自身への成長につながると思いますし、大きな喜びとなるのではないでしょうか。

 

弊社がお手伝いした社内SEへの転職事例

これまで弊社が関わってきた社内SEの転職事例から3つの事例をご紹介します。

 

A氏:40代 男性

大手1次請けSIer出身、沖縄で社内SEへ転身 

社内はPCの使用もおぼつかないほどITリテラシーが低かった。社内SEの仕事も理解されていない状況。信頼関係構築からスタートするために、社内パソコン教室からスタート。現場の信頼を得て経営側とIT戦略を議論するほど力を発揮して活躍。その後、事業会社の社内SEとして転職。前任とシステム担当からの引き継ぎの形で入社。

・B氏:40代 男性

SIerで開発からバックオフィスへ移動し、社内SEとしてのキャリアをスタート

1次から下流のみの案件まで幅広く担当するSIerで開発としてキャリアをスタート。異動で社内SEへ転身し、社内のバックオフィス側業務に精通した。SIerであってもアナログな処理をしていたので、バックオフィスの業務知識と開発力でデジタル化を推進。その後事業会社の社内SEとして転職。システム担当が存在していなかった企業。

・C氏:40代 男性

国内大手のSIerで上流から下流まで担当。
金融系のクライアントへ常駐し、クライアント社内で長年開発。

常にクライアントとコミュニケーションを取りながら開発現場で活躍されてきました。コミュニケーション力が非常に高いことが評価され、金融系の事業会社へ社内SEとして転職されました。C氏の入社以前に、すでに社内SEチームが存在していましたが、基幹系システムとは別で、新しくDXプロジェクトを推進する担当として期待されています。

社内SEのまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、昨今の状況から社内SEに求められていることの変化や、その中でのやりがいについてお伝えいたしました。

世の中の流れとしてデジタル化が進むにつれ、デジタル化に取り組もうとしている企業も増えています。

中小零細の規模の企業では、まだまだ社内SEとして業務内容やポジションが確立されている企業は少ないですが、これまでSIerとして活躍された方が社内SEとして参入することで、企業のこれまで埋もれていた可能性を広げることができるではないかと思っています。

社内SEとして企業やご自身の新しい可能性を広げてみたい方は、他の方の事例や社内SEの実情までお話しすることができるので、少しでも興味を湧いた方はお問い合わせくださいませ。

玉城 良樹 Tamashiro Yoshiki
コンサルタント
沖縄県糸満市生まれ。県内大学卒業後、中国へ(北京外語大学→西安交通大学)帰国後は東京で就職。IT企業にて営業職として従事。沖縄へUターン後、ベンチャー企業を経て、株式会社レキサンへ入社。現在はIT企業専門担当として活躍中。インドア派だが、たまに自然豊かな場所へ行きエネルギーチャージしている。

カテゴリー

コンサルタント

SNSをフォローする

Facebook Twitter