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皆さんこんにちは。
リージョナルキャリア沖縄・株式会社レキサンの花岡です。

2023年も始まり、沖縄でもアフターコロナの日々が見受けられる毎日と存じます。
皆様はいかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

 さて、前回は「沖縄の皆様の思いやりと優しさについて(後編)」をご紹介いたしました。

今回は候補者様からの「沖縄に転職した方がいいかどうか悩んでいます」というご相談をいただきました。

これから沖縄に移住やご転職をされる方々に、コンサルタントかつ沖縄移住者として、そのような悩みにお答えしていきたいと思います。ご参考までにお捉えいただければと存じます。

―目次―

  1. 2023年の沖縄の転職マーケット動向 
  2. 転職は恋愛に似ている
  3. 転職に動き出すタイミング
  4. まとめ

2023年の沖縄の転職マーケットの動向

沖縄において、前年と比較して、求人案件は増加傾向をお見受けします。

沖縄マーケット、転職、求人割合

先に大枠でお伝えしますと、求人を出す業界に変化がありました。

これまではIT、金融、飲食、税理士、商社などの求人がありましたが、昨今はホテルやラグジュアリーなどのサービス業や建設業、不動産業やバイオベンチャー等の求人が多くなってきています。

 

沖縄でもアフターコロナがやってきて、特にコロナ禍ではフライトビジネスやホテルビジネスなどの観光産業において厳しい状況がありましたが、これが大きく回復し、コロナ禍を生き抜いた(選ばれ続けた)ホテルはどこも数か月先まで満室な状況と、クライアント企業からお話をお伺います。

那覇空港に行くと、びっくりするほどの混雑状況で、駐車場も満車でした。車で58号線を走れば、レンタカーも多く見受けられ、多くの観光客や出張旅行者が今の沖縄に増加していることが伝わってきます。

中国の春節も重なって、チャイニーズニューイヤーの文化の国々からのご来沖を実感した次第です。

ならびに、観光ビジネスが盛んになる一歩前に、建設業や不動産業において動きがありました。

引き続き沖縄は土地バブル感があり、建設も盛んで、毎年マンションの値段が上がっている印象です。これから地価の高騰が考えられるので、良い土地の良いマンションを比較的安く買うという目的においては、出来るだけ早い移住が得であり推奨されると言えるかもしれません。

 

その他の求人が増えた業界では、バイオベンチャー企業が求人を出しています。

複数のバイオベンチャー企業が拡大を目的に求人を出している点が特徴的であり、海外渡航(世界マーケットへの展開)が可能になって来たことを含め、世の中の情勢と関連性があるとお見受け致します。

 

一方で、税理士法人などのプロフェッショナル領域においては増減が見受けられず横ばいとなりました。

税理士法人における求人は横ばいを継続している理由は、コロナ禍の中、多くの事業主が税理士(プロフェッショナル)を頼りにしていて、多くの相談が寄せられ続けていることが関連しているのではないかとお見受けいたします。

 

上記の内容を踏まえ、沖縄の転職マーケットだけを見れば求人情報が増加傾向にあるため、2023年は沖縄への転職という選択を取るいい機会になり得そうです。

しかし、もしも読者様が、転職時期で悩んでいらっしゃる場合は、一度立ち止まって考えて見られることもご推奨です。

理由は、転職とはタイミングが極めて重要かつ、「〇月になったら転職しよう」と時期を最優先にさせて行うと、〇月には既に希望の案件がクローズしてしまっているなど、落とし穴にはまるケースが見受けられるからです。

 

転職は恋愛に似ている

転職と恋愛

転職はご縁のものであり恋愛に似ていると言われています。
多くの方々にとって恋愛は「〇月になったら恋をしよう」と考えて〇月に狙って出来るものでは無いですよね。恋愛は相手との巡り合いによって発生するものだと思いますし、転職も似ていると思います。

世の中では顕在化していない潜在案件がとても多くて、顕在化する前に素晴らしい候補者と巡り合って、潜在中にポジションがクローズするというケースも見受けられます。

すなわち、転職する意思がある場合は時期を最優先とせずにオープンでいることが、潜在案件を獲得しやすくするでしょう。

また相手に必要とされたタイミングで動き応えることが出来るかどうかも非常に大事だと思います。

 

補足ながら、これは募集する企業側にも同じことが言えて、素敵な人財の採用を「今ではない」と見送ってしまい、いざ必要な時には、その人財は既に仕事が決まって別の企業で活躍中というケースも沢山見受けられます。

 

そして、社内調整に四苦八苦してタイミングを逸し、次もその次も同じようなことを繰り返してしまうということが、実際に見受けられます。なので、両者にとって「時期」を最優先にして悩んだりタイミングに課題があると、「転職=ご縁」というものは、落とし穴にはまってしまい易いとお見受けします。

 

転職に動き出すタイミングの考え方

転職、出会い

「時期」や「タイミング」で悩む前に、いくつかのことを解決する事で、自ずと転職に動き出す時期が決まっていくものだとお見受けします。

 

具体的には、

  • なぜ、何のために転職をするのか、
  • なぜ沖縄なのか、
  • どんな人生とキャリアを築いて行きたいのか、
  • それを叶える為のスキルやマインドは身に着き磨かれているか、
  • 自分なら企業に対してどんな価値を生むことが出来るかなどを、振り返ったり言語化することで解像度が高くなります。

 

これらが腑に落ちることによって、「いつやるべきなのか?」が明らかになり転職時期に悩むことは少なくなるかと思います。もしくは、転職ではなく起業という選択が生まれる可能性もあるかもしれないですね。

 

また、転職と恋愛両者に共通して、「行動した人」が成功すると思います。
上記が腑に落ち、言語化できれば、次は一歩を踏み出せるかどうかも、今後の人生を左右する大事なアクションになるかもしれません。

 

もしも言語化する為の必要性や言語化する為の方法にお悩みの場合は、コンサルタントに相談して自己分析をしてみたり、自分年表の記載を行ってみたりすることもお勧めです。

 

まとめ

改めて2023年の転職マーケットの動向と転職活動についてのまとめはこちらです。

  • ホテルやラグジュアリーなどのサービス業や建設業、不動産業やバイオベンチャー等、求人が増加傾向
  • 税理士法人などのプロフェッショナル領域は横ばい
  • なぜ、何のために転職をするのか、解像度を高くする必要がある。
  • 解像度を高くするのは振り返ったり言語化することで解像度が高くなる。
  • 転職は時期を考えずに、まずは行動することをおすすめします。

今回は、「2023年 沖縄に転職した方がいいかどうか悩んでいます」というご相談に係り触れて参りました。今回の情報が、少しでも読者様の意思決定においてご参考になれば幸いです。


弊社では読者様の「沖縄の転職エージェントに、こんなことを聞いてみたい!こんなことをやって欲しい!」を募集しております。お約束することは出来かねてしまいますが、出来る限りお応えして参りたいと存じます。

沖縄の求人情報や沖縄の生活情報などお聞きしたいことがありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

花岡 利季 Hanaoka Toshiki
社会保険労務士
大阪で生まれ、生後7ヶ月でシンガポールへ。大学は日本の武蔵工業大学卒業。日本とシンガポールの両方にて就業経験を積む。JACにてコンサルタントとして活躍。(経理財務人事・コンサルファームが専門領域)2020年沖縄へ移住し株式会社レキサンへ入社。釣りが趣味。沖縄に来てからほぼ隔週で通っている。

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