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沖縄企業、ポテンシャル採用、成功する求職者の特徴、転職、リージョナルキャリア沖縄皆さま、お元気で過ごしておりますでしょうか。
沖縄はインフルエンザA型が流行していると先月話しておりましたが、我が家も全員かかってしまいました。保育園から長女がもらってきたので、即座に室内マスク、換気、手洗いうがい、十分な睡眠等対策しましたが、徐々に家庭内感染していきました。

都内でも、1月末に「流行注意報」が発表されているようですが、2月3月まだまだ油断できないかと存じますので、皆さんもくれぐれもお気をつけくださいませ。

今回は「【ポテンシャル採用】【未経験も可】という求人に対して、どうやったら高評価をいただけるのでしょうか。」というご相談をいただきましたので、こちらのポイントについてお伝えさせていただくことで、少しでも参考にしていただけますと幸いです。

―目次―

  1. ポテンシャル採用とは
  2. 沖縄企業でポテンシャル採用が増えてきている背景とは
  3. 沖縄企業がポテンシャル採用の際、見ているポイントや成功する求職者の特徴とは?
    1. 企業理解している
    2. 活躍できる(成果が出せる)可能性を言語化できている
    3. カルチャーマッチをしている
  4. お人柄・仕事へのスタンスを評価
  5. 最後に

ポテンシャル採用とは

「ポテンシャル採用」とは、スキルや経験ではなく、人柄や素養など潜在的な能力、成長性を重視した採用方法のことを言います。中途採用の場合、現在持っているスキルや能力、経験などを重視し、即戦力として採用するケースが多いです。

弊社もクライアント企業やこれからお手伝いさせていただきたいという企業様に対して、「企業の中核となるような即戦力人材をご紹介します。」とお伝えさせていただきます。

一方、ポテンシャル採用では、数年後の活躍やカルチャーフィットを見込んで、企業は採用活動を行います。

昨今、理念経営を掲げる企業が増えてきて、より企業文化を重んじる傾向になり、採用する企業側はそれに対してフィットするかどうかを確かめています。

かつては新卒採用の代名詞として使われていた言葉、概念でもございますが、一昔前と違い、近年転職が一般化するなかで中途採用においてもポテンシャル採用、未経験者採用が増加してきました。

これまでは20代の若手を中心に使われてきたポテンシャル採用という言葉ですが、様々な要因から30代半ばまで広げて採用している企業様も増えてきているように思います。

沖縄企業でポテンシャル採用が増えてきている背景とは

先述の通り、転職が一般化してきたことによるポテンシャル採用の増加、ということに加えて、コロナ禍によるリモートワークの増加、少子化による労働人口の減少等、様々な要因でポテンシャル採用を検討する企業が増えてきているように思います。

特に、コロナ禍によって働く場所を選ばなくなってきた昨今において、沖縄に住みながら県外、国外で働ける求人も増えてきており、求職者の選択肢が増えてきました。その分、経験者を取り合う形になってきているように思います。

また、中途の即戦力性の高い優秀な求職者の場合、その分待遇も高くなりがちなのでポテンシャル枠を採用して育成していった方が良いという声や、若手のポテンシャル枠の方が経験が浅い分、固定概念に縛られたり、変なこだわり、プライドを持っていないから企業のカルチャーにフィットしやすい等というお話もお聞きします。

まとめますと、経験者や優秀層を採用するにあたって、企業側のハードルが上がってきていることもあり、採用のする上で選択肢を広げるために、ポテンシャル採用を行ってきています。

沖縄の企業がポテンシャル採用の際、見ているポイントや成功する求職者の特徴とは?

ポテンシャル採用で求職者側の選択肢が増えたとしても、簡単に内定をもらえると言うわけではありません。ポテンシャル、という言葉を使っていることもあり、企業側にご自身の可能性を伝える必要があります。

そのために必要なことを述べていきます。

企業理解をしている 

当然といえば当然で、ポテンシャル採用に限らずではございますが、非常に重要です。

受けようとしている会社はどんなビジョンを掲げているか確認する必要があります。

  • どんなカルチャーなのか。
  • エントリーする求人の仕事内容は?
  • 一緒に仕事する方々の年齢、お人柄、経験は?
  • どんな人が求められるのか。

これらを理解していることが最重要であり、またHPや求人票だけでは情報として不十分なケースも多いため、我々のようなエージェントや面接、カジュアル面談や職場見学、様々な機会を通して、企業を理解することが大切かと存じます。

活躍できる(成果が出せる)可能性を言語化できている。

ポテンシャル採用の場合、求めるスキル、経験をしてきていないケースが多いのですが、その上で、この求職者なら未経験だけどこのミッションを達成できる可能性があるのでは? と面接官に思ってもらう必要性があります。

評価の高い求職者の方は、違う業界、職種で働いてきた経験を、「抽象化」と「具体化」を使ってご説明しているようにお見受けしております。

 

例えば、私は前職で〇〇の仕事やミッションを達成してきました。その結果、〇〇の成果を挙げて、〇〇のスキル、考え方が身につきました。(※ここで身についたスキル、考え方、をうまく「抽象化」できております。)また、達成する過程の中で、色んな困難がありましたがあり、失敗することもありましたが、そこから学び、〇〇といった工夫をしてきたことで、成果をあげることができました。(具体的なエピソードを交えて話す。)これらの経験から、貴社のこのミッションを遂行する際も活かすことができると考えております。

といったように抽象化することで現職(前職)でのご経験と、エントリー企業の共通項を導き出し、具体的なエピソードをお伝えすることで、「再現性があるかもしれない」と解像度を高めてもらうことができており、評価されているケースが多いようにお見受けします。

具体と抽象とは?( GLOBIS CAREER NOTE「「具体と抽象」とは?頭の中を整理するための思考法」より引用)

https://mba.globis.ac.jp/careernote/1572.html

カルチャーマッチをしている 

活躍できることや可能性があることが伝わったとしても、未経験の業界、仕事に飛び込むわけです。

初めの方はうまくいかないことが多いです。既存のメンバーとうまく馴染めない。なかなか成果が出ない。こういったことから早期転職に、というケースもなかにはございます。

だからこそ、企業をより良く理解していることが重要なのです。多少うまくいかないことがあっても、企業が目指していることと、自身が目指していることが重なっており、心の底から自身も達成したい、やってみたいと思える仕事であること、そして一緒に働く周囲のメンバーの価値観や性格、目指していることがマッチしている場合、面接官からも「この求職者ならカルチャーマッチしているから多少何かあっても大丈夫だ」と評価されているように思います。

「お人柄」「仕事へのスタンス」を評価

即戦力となる能力やスキルではないからこそ、お人柄や仕事へのスタンスを見極める企業様が多いですし、ポテンシャル枠の採用でうまくいっている方はこちらの評価も非常に高いです。ポテンシャル枠に限らず、どの企業も重視するようになってきているようにも感じます。

目の前の仕事、そして成果に対して誠実に向き合えてきたか、あらゆる困難に柔軟に対応できていたか、挫折してきたことはあったか、どう乗り越えてきたのか、率先して色んなことに取り組んできたのか、誰かと協働で達成してきたことはあるかなど、これまでの様々経験から、求職者のお人柄や仕事へのスタンスを理解しようと、面接官も様々な質問をしてこられます。大学時代や小中学校まで遡ってお話を聞く社長さんもいらっしゃいました。

最後に

コロナ禍によって、転職市場の動向も目まぐるしく変わってきたことで、キャリアチェンジをする(余儀なくされる)方も多く見てきました。

コロナだから…未経験だから…と諦めることは簡単です。ただ、あらゆる状況化においても前向きに取り組んできた方、そしてそれを頑張って伝えようとしてきた方が、うまくいっているようにお見受けします。

もちろん簡単なことではないかとは存じます。だからこそ、周囲の知人、友人、そして我々のようなエージェント、協力してくれる人に頼りながら進めていくと良いと思います。

コロナ「だけど」…未経験「だけど」…新たな職種、業界でチャレンジしたい、という方を応援しておりますし、そういった方を我々は可能な限り全力でサポートさせていただきます。

今回は、沖縄企業におけるポテンシャル採用で成功する求職者の特徴にかかわる話をして参りました。今回の情報が、少しでも皆様の参考になりましたら、幸いです。


読者様の「沖縄の転職エージェントに、こんなことを聞いてみたい!こんなことをやって欲しい!」を募集しております。お約束することは出来かねてしまいますが、出来る限りお応えして参りたいと存じます。

長濱 雅徳 Nagahama Masanori
コンサルタント
沖縄県那覇市生まれ。神奈川大学卒業後、教育関連の仕事に従事。東日本大震災をきっかけにNPO法人カタリバへ入社。岩手県をはじめ、東京や島根で経験を重ねる。結婚・出産を機に沖縄にUターンし株式会社レキサンに入社。3児の父であり、趣味は料理。レシピ動画を参考に作った料理は家族からも高評価である。

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