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2023年は沖縄県外でも大雪になっていましたが、年末年始では沖縄も例年以上に冷え込む日が続きました。
しかし、2月に入ると沖縄は徐々に気温と湿度が上がりました。
我が家では加湿器をしまい、除湿器を使いはじめました。

 さて、前回は長濱から「沖縄企業におけるポテンシャル採用で成功する求職者の特徴とは」についてお伝えしました。
今回は私からは「きらりと光る 沖縄に拠点を置くIT企業」というテーマでお届けしてまいります。

沖縄企業におけるポテンシャル採用で成功する求職者の特徴とは

【目次】

  1. 魅力的な沖縄の企業
  2. 株式会社okicom
  3. チャレンジを後押しする社風
  4. 既存事業を活かした新規プロジェクト
    1. もずく収量予想システム
    2. 琉球びんがたNFT
  5. 「まずはやってみる」という精神を大事に
  6. まとめ

魅力的な沖縄の企業

皆さんは沖縄で転職先を探す際に、どのように情報収集をしていますでしょうか。

 大きく全国展開されている企業様や、県内大手の企業様は様々な媒体で取り上げられ目にする機会が比較的多いですが、沖縄にはあまり大手媒体には取り上げられないものの魅力的な企業があります。

弊社ともお付き合いさせていただいている企業で、もっと世の中に知って欲しい!という想いから、沖縄の魅力的な企業を紹介させていただきます。

今回は、IT業界で魅力的な企業をご紹介させて頂きます。
こちらの企業以外にも素敵な企業がたくさんありますので、定期的に魅力的な企業をご紹介させていただきます。

株式会社okicom 

URL:https://www.okicom.co.jp/

沿革

前身であるオリベッティは、コンピューターの開発販売、システム開発で活動をされていました。オリベッティの沖縄撤退を機に、創業社長がピンチをチャンスと捉えたことで独立して株式会社okicomを設立。その後、保守・メンテナス主導の事業から開発も行うようになり、事業の幅を広げて順調に成長し今日に至ります。

チャレンジを後押しする社風

株式会社okicomはメディアにも出始めているので、隠れたという訳ではないですが、魅力的な企業であることから紹介させていただきます。

 株式会社okicomは行政や建設建築企業へ向けのIT機器販売、ソフトウェアの開発販売、GISの企画開発コンサルを主な事業としています。これらの既存事業で安定した収益を上げつつ積極的にチャレンジする姿勢も特徴で、常務の小渡晋治氏を中心に伝統工芸DX、水産業DX、アパレルDX等様々領域にチャレンジされています。 

ITを中心にしつつも、技術、商品、分野を限定せず、沖縄の課題解決や成長、やりがいのある挑戦につながる仕事を推進していらっしゃいます。

 社員の皆様も自ら興味があることに積極的にチャレンジされている姿勢が印象的です。

 代表取締役社長の小渡玠氏は社員がやりがいをもって仕事へ挑戦できるように後押ししており、チャレンジしていく価値観が浸透しています。

 既存事業を活かした新規プロジェクト

その中で、常務取締役の小渡晋治氏を中心に新規事業の開発・推進を行なっています。

小渡晋治氏は外資系金融機関での勤務とシンガポールでのMBA取得を経て、沖縄へ帰郷してきた方です。

 国内外の独自の人脈を活かした事業開発や企業・団体との連携、先進的なアイディアや知見からのこれまでにない取り組みを得意とされています。持ち前のITの技術やノウハウを活かして沖縄の課題解決に取り組んでいます。

安定した利益をあげる既存事業と、チャレンジングな新規プロジェクトのバランスがよく、小渡晋治氏中心のチャレンジングなプロジェクトがたくさんあります。

 実例でいうと、「もずく収量予想システムの開発」や「琉球びんがたNFT」への取り組みなど、沖縄の課題解決に取り組んでいます。

もずく収量予想システム

これまでモズク養殖の月単位の収穫予測は、生産者から1件ずつ聞き取り、大まかに予測するしか方法がなく、アナログな運用でした。ドローンとAIを活用することで、収穫を予測することができるので、漁業者の安定経営に繋がることが期待されています。

 琉球びんがたNFT

沖縄の伝統工芸である琉球びんがたは職人さんの高齢化や呉服市場の縮小という課題があり、稼ぐ力の多様化が求められています。こういった状況を打開するため、okicom社が関わる形で「一般社団法人琉球びんがた普及伝承コンソーシアム」を立ち上げました。取り組みの一つとして、職人さんが自らの技術に対して正当な対価を得る一つの手段としてデジタルデータをNFTとして販売やデータを活用した商品開発を推進することで収益化を目指すサービスを展開しています。

プロジェクトの詳細はこちら。
https://www.okicom.co.jp/business/okicomdx/

 

「まずはやってみる」という精神を大事に

考え方として、「まずはやってみる」という精神をとても大事にされていらっしゃいます。その考え方を体現する活動の一つとして、年一回全社員が参加するイベントが「歩け歩け大会」です。名護から那覇までの約65kmの道のりを踏破します。
距離的にハードルが高いように感じますが、やってみなければわからない、まずはチャレンジという考えで挑戦し、その中から人それぞれの学びや気付きを得るイベントとなっています。こういったチャレンジを楽しめる社風であることが大きな特徴です。

※ちなみに、「歩け歩け大会」は何が何でも完歩ではなく、皆さん体調に合わせて個人のペースで取り組まれています

まとめ

いかがでしたでしょうか。IT技術を活用しつつも、ITの枠に収まらない幅広い活動を展開しているokicom社を紹介させて頂きました。地域に根付き、支えながらも、課題に対して技術的に新しいアプローチを展開する等魅力あふれる企業様です。
経営陣は「ロマンとそろばん」のバランスが大事であると常々述べていらっしゃいますが、言葉だけでなく行動を持って体現していらっしゃいます。
現在新社屋も建設中でいらっしゃいますが、沖縄を牽引する企業として今後の益々の活躍が楽しみです。

玉城 良樹 Tamashiro Yoshiki
コンサルタント
沖縄県糸満市生まれ。県内大学卒業後、中国へ(北京外語大学→西安交通大学)帰国後は東京で就職。IT企業にて営業職として従事。沖縄へUターン後、ベンチャー企業を経て、株式会社レキサンへ入社。現在はIT企業専門担当として活躍中。インドア派だが、たまに自然豊かな場所へ行きエネルギーチャージしている。

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