沖縄への移住転職(Iターン)の準備と流れ6ステップ、事例まで紹介
移住先やIターン先として人気の高い沖縄県。
本土で働いている現状から転職するとなると、転職活動だけでなく物件探しなどいくつもの「やるべきこと」が待ち受けています。
それらをどの順番で進めていくとスムーズにいくのか、転職エージェントである株式会社レキサンがまとめました。
新生活をスマートに始めるために、ぜひ最後までご覧ください。
沖縄へ移住転職する際の準備と流れ
沖縄で転職するなら、準備段階から含めていくつものステップを踏む必要があります。
転職エージェントである弊社レキサン がおすすめしているのは、次の6ステップです。
- 情報収集して移住先の目星をつける
- 転職する視点で現地を訪問する
- 転職活動を開始する
- 就業先・勤務地が決まった後に、住居を確保する
- 現職の引き継ぎと退職
- 引越しと入社
それぞれの内容を確認していきましょう。
1. 情報収集して移住先の目星をつける
ひとくちに沖縄といっても、実際に住んで働くとなると地域ごとの特徴を知っておく必要があります。
市街地である那覇であればモノレールも通っていますが、中部や北部になるとマイカーの調達は必須。なので、旅行とは違った移住の目線での情報が重要です。
お子様がいらっしゃる場合は、学校の教育環境や部活動の強豪校などを調べてもよいでしょう。
また沖縄県内でも石垣島や宮古島など離島であると話が全く違ってきます。特に仕事面では求人数・企業数に限りがあり、フルリモートワークなどができる経験スキル分野でないと、就ける仕事が極端に限られます。
転職エージェントである我々としては、情報収集の段階でご相談いただくのもおすすめしております。
沖縄について情報収集しようとすると、どうしても観光目線に埋もれて、住環境については把握しにくいからです。
就業と住環境は密接に関わりますから、情報収集の段階から現地に詳しいエージェントを活用することをおすすめします。
2. 転職する視点で沖縄を訪問する
転職後の移住先にある程度の目星がついたら、可能な限り現地を訪問してほしいと思っています。
なぜなら、事前の情報収集で知っていた問題点も、現地で経験すると予想以上につらかったという声もあるからです。
たとえば「交通渋滞がすごいと聞いては板が予想以上だった」「思ったよりも物価が高かった」などはよく耳にします。
逆に「移住者があつまるカフェが近所にあったので心強かった」という良い面の声もあります。
良い面、悪い面の両方を知っておくため、現地訪問をおすすめします。
3. 転職活動を開始する
ここまでの情報収集で沖縄への転職の決意が固まったら、転職活動をより本格化していきましょう。
沖縄は本土に比べると求人数が少ないため、転職活動は早めに行うことをおすすめします。
沖縄へ引っ越してから転職活動を始めるパターンもありますが、慣れない生活の中で就職先を探すのは大変です。
慌てずによい転職先を見つけるには、引っ越し前の早めの行動が重要なポイントになります。
また、すぐに良い求人が見つかるとは限らないので、良い求人が出てくるまで待つという戦略も取れます。お子様含めたご家族での移住を検討されている方の中には、タイミングキャッチが重要になり、1~2年かけて情報収集をするという方もいらっしゃいます。
首都圏での転職活動の場合、あまり求人内容を吟味せずに多くの求人に応募する方や、そのようにアドバイスする転職エージェントも見受けられます。沖縄においては、そもそも応募したいと思える転職の求人数が少なく、1件1件を吟味しながら丁寧に受けていくというスタンスをお勧めいたします。
ただし状況によりけりで、若い独身の方などわりとフットワーク軽く動けて、失業期間の長さがあまりリスクにならない方において、沖縄に移住してから、フットワークよくたくさん応募してみて自分の可能性を見つける転職活動をするという戦略はあり得ると思います。
4. 沖縄での住居を確保する
お仕事が決まれば、通勤も考慮しながら住居を探し始めましょう。
沖縄の物件を探すなら本土で有名なサービスよりも「うちなーらいふ」「グーホーム」といった沖縄独自のサイトのほうが物件数が豊富です。
また、不動産会社に直接問い合わせると、ネットに載せていない物件を紹介してもらえるケースもあります。
事前に収集していた情報と照らし合わせて、渋滞の問題はないか、日常の買い物に不便はないかなど総合的に判断しましょう。
そのほかエリアの特徴や交通手段など物件探しの情報は、関連記事『沖縄移住にあたりやっておきたいこと』にて詳しく解説しています。
また、弊社に住居探しのご相談頂いた方には、弊社の信頼できる不動産のクライアント先などもご紹介できます。
5. 現職の引き継ぎと退職
転職先が決まったら、物件探しとほぼ同時に現職の引き継ぎと退職の手続きを進めていきましょう。
転職と移住に加えて退職と、環境が大きく変化する時期ではありますが、最後まで気持ちよく過ごせるようにしたいものです。
引き継ぎに関してはある程度計画を立てておくことで、スムーズに進められるようになります。
退職については『退職願・退職届の正しい書き方を解説!封筒の書き方・折り方・入れ方も紹介』をご参考にしてみてください。
6. 沖縄への引越しと転職先への入社
退職の手続きが終了したら、いよいよ沖縄への引越しと転職先への入社です。
ここまでの期間について個人差はありますが、弊社から転職を成功させる方々の中で、移住を伴う転職の場合、内定承諾から入社まで平均で2.5カ月くらいのケースが多いです。
多くの企業は、移住を伴う転職において、2~3カ月くらいは猶予を与えてくれます。ただし3カ月以上先になると、交渉が必要であり、その企業が求職者をどれくらい採用したいか?により入社を待ってくれる期間も変動します。
余人を持って代えがたいポジションでの転職ですと、4~6ヶ月ほど待ってくれるケースもありますが、あまりに長期に待たせる場合は企業側に負担をかけるケースもありますし、内定がなくなってしまうケースもあります。
情報収集の段階から逆算志向で早めのスケジューリングを組んでおくことが大切です。
沖縄への移住を伴う転職活動は、首都圏内の移住を伴わない転職活動と比べて長期化します。
転職や物件探しはタイミングも大事ですから早めに動き、長期間かかることを念頭に、沖縄への移住・転職計画を進めていきましょう。
沖縄への転職の事例3選
弊社から転職を成功された事例を元に、沖縄への転職やその後のキャリアをご紹介します。
厳選して、以下の3点をご紹介させてください。
- 沖縄セルラー電話にIターン
- グローバル人材として沖縄で活躍
- ポテンシャル採用で沖縄へ転職
それぞれ簡潔にご紹介します。
1. 沖縄セルラー電話にIターン
まずご紹介したいのは、沖縄セルラー電話にIターン転職でキャリアアップを果たした水橋さんの事例です。
水橋さんの最初の給食情報には「沖縄」と明確に書かれてはいませんでした。
しかし弊社エージェントの玉城は水橋さんが沖縄への転職をお考えだと直感的に気づき、何度かやりとりを重ねた後で沖縄セルラー電話の求人情報をご紹介したのです。
そこで水橋さんは気持ちが動いたといいます。今では沖縄セルラー電話株式会社でDX推進事業を牽引されております。
2. グローバル人材として沖縄で活躍
沖縄への転職はグローバル人材として活躍する方法もあります。
具体的な社名は伏せさせていただきますが、以下3つを含む多くの転職成功実績があります。
- 世界的大手グローバルカンパニー
- 大手外資系企業
- No.1の技術と売上を誇る世界的大手企業のグループ会社
現職で高い実績がある方は、グローバル人材として活躍できる可能性が十分にあります。
詳しくは関連記事『沖縄で活躍するグローバル人材の特徴』をご覧ください。
3. ポテンシャル採用で沖縄へ転職
最近では沖縄でもポテンシャル採用の事例が増えてきました。
こちらも具体的な企業名は伏せさせていただきますが、次の3つの特徴を持つ方はポテンシャル採用に成功しやすい傾向にあります。
- 企業理解している
- 活躍できる可能性を言語化できている
- カルチャーマッチしている
詳しくは関連記事『沖縄企業におけるポテンシャル採用で成功する求職者の特徴とは』をご覧ください。
<ポテンシャル採用とは>
ポテンシャル採用とは、求職者の現在のスキルや経験よりも、将来的な成長可能性や適応力、学習意欲などの潜在能力を重視して採用する手法のことを指します。
従来の経験やスキル中心の採用とは異なり、未経験の分野や業界への挑戦を歓迎する企業が増えており、このアプローチを取り入れています。
まとめ
沖縄への転職・Iターンの準備を簡単にまとめると、次の6ステップになります。
- 情報収集
- 現地訪問
- 転職活動の開始
- 住居確保
- 退職・引き継ぎ
- 沖縄移住と入社
地域ごとの特性や日常生活の観点から情報収集を行い、事前の現地訪問もしながら検討を進めましょう。
また、転職活動については早めの行動をおすすめしております。
現地の求人サイトも非常に優秀ですし、エージェントと相談できる転職エージェントについてはより強くおすすめします。