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皆さんこんにちは。リージョナルキャリア沖縄 株式会社レキサンの花岡です。
さて、前回は「沖縄の求人から読み解く、求められるバックオフィス人財」について論じて参りました。

今回は少し別の切り口から、僭越ながら私自身のことや、私が沖縄を移住先として選んだ理由や、今後沖縄に自分を投じることによって何を起したいのか等について触れて参りたいと存じます。

今回記載していくことが、沖縄を移住転職先にお考えの候補者様や、沖縄へご進出をご検討中の企業様、海外連携に係るお考えの企業様等への、ご参考の一助になれば大変に幸いでございます。

前回のブログはこちらよりご一読ください。

沖縄の求人から読み解く求められるバックオフィス人財

 

【 目次 】

  1. 環境保全や環境の課題解決に興味を持った幼少期のシンガポール生活
  2. 会社員、起業、人事・社労士を経てシンガポールで人材コンサルタントに
  3. 実績と経験を得たシンガポールでの人材コンサルタント時代。
  4. 沖縄を移住転職先として選んだ理由と、沖縄に自己を投じる目的
  5. まとめ

 

環境保全や環境の課題解決に興味を持った幼少期のシンガポール生活

まずはじめに私の自己紹介から話していき、なぜ沖縄に移住してきたかをお話しできればと思います。

生まれは大阪、0歳7か月の時から父親の仕事の都合で、当時は自然が豊かであったシンガポールで幼少期を過ごします。ローカルの保育園や幼稚園の卒園後、シンガポール日本人小学校へ通い、10歳(小3)の時にマレーシア(KL)に同じく父親の転勤により移住。

小5の終わりに父親が東京に転勤となり、約3年を日本で過ごします。再度、中2の頃に父親がシンガポール転勤となり、シンガポール日本人中学校に転入後、高校はシンガポールアメリカンスクールへと。

シンガポールのアメリカンスクールのときに英語が難しく苦労していて、その時に溜まっていたストレスを発散するためにダイビングをしていました。

ダイビングなどでシンガポールの自然に触れ合うことで、環境について興味を持ち始めていました。

アメリカンスクール卒業後は、父親から「日本人だけど日本のことを知らない」と指摘され、シンガポールの生活で環境に興味があったので、環境保全を学べる日本の大学へ進学。

大学の研究室ではアマモという海草(沖縄の海に沢山生えている海草で、生物の産卵場機能やジュゴンの食べ物です)の研究に勤しみ、金沢八景の海の再生プロジェクトに参加しました。結果、ほとんど生物が見られなかった海にイカが帰ってくるなど、研究の成果が出て嬉しいのを今でも覚えています。

 

会社員、起業、人事・社労士を経てシンガポールで人材コンサルタントに。

大学のときに勉強したこともあり、環境に力をいれていて、シンガポールに拠点がある建設会社からご縁を頂き新卒入社をしました。

国内営業と海外営業を経験する中、兄がアメリカから帰国し、日本の社会課題に何かできないかと考える中で、少子高齢化に対して一石を投じることを目的に一念発起して一緒に結婚相談所を設立。

 

結婚アドバイザーやバックオフィス等とにかく出来る事をがむしゃらに対応していましたが、自分の中の専門性欠如が自分なりの課題であると認識しつつ、同社は最後は資金ショートで解散しました。

このとき社労士の先生にお世話になったこともあり、社労士になることを志すことにしました。

 

そのあと、年金事務所でバイトしながら3年費やして社労士試験に合格。調剤薬局の経営後継者と個人的なご縁があり、社内社労士(人事)としてキャリアを開始。

人事労務領域全般の経験を積む中、社内結婚をし、自分の要素の中で欠落しつつあったシンガポールの要素の再開拓と、人口減少に伴う外需獲得の必要性という日本の社会課題に役立てればと、シンガポールの人材紹介会社に登録した所、自社採用のご縁を頂き、再度シンガポールへ行くことになりました。

 

実績と経験を得たシンガポールでの人材コンサルタント時代。

JAC 人材コンサルタント 沖縄 レキサン リージョナルキャリア沖縄JAC Singaporeという人材紹介会社に入社しました。上司が1年未満で退職するなど外資系ならではの大変さがありました。

初年度は全ての案件に全力投球しつつターゲット100%程度でしたが、翌年に個人MVPであるBest Consultant Awardをいただけて、評価を得ることができました。

その後部下を採用しつつ、部署を立ち上げ、その後3年連続でチームMVPであるBest Team Awardを獲得。

賞をいただけるということは自分にとっても喜ばしいことですが、支援した求職者や企業様にも貢献できていることだと思うと嬉しくなりました。

ただ、日本の外需獲得の為に優秀な日本人候補者様の海外転職をご支援出来た一方、このままでは国力を損なっている形なので、海外で経験を積んだ方々に今度は日本に帰って来て頂くことが必要だと認識し、2020年に帰国しました。

 

シンガポール(島国)で培った経験を最も活かせる場所は沖縄だと確信し、現職であるレキサンに入社。I・Uターンの求職者や沖縄県内の求職者の支援を行い、2020年に新人王、翌年にMVP、その翌年に準MVPを獲得し、現在に至ります。

 

沖縄を移住転職先として選んだ理由と、沖縄に自己を投じる目的

写真は沖縄に移住してきて釣りに行ったりと充実した日々を過ごしています。

さて、沖縄を移住転職先として選んだ理由を結論から言えば、シンガポールでの自分の経験が最も活かせる場所が沖縄だと判断したからであり、私自身の経験等を投じることによって、沖縄の具体的な発展に寄与したいと思っています。

その要素や詳細について下記の通り触れて参ります。

まず前提として、シンガポールの短期間での経済発展成功理由を紹介します。

シンガポールが短期間で日本よりも豊かな国になれたには沢山の理由があります。その内の有力な一部は、以下の項目などが挙げられます。

 

  1. 地理的優位性
  2. ストロングリーダーシップ
  3. 公用語が英語
  4. 税制優遇制度
  5. シッピングとフライトビジネスが強い
  6. 超難関大学

 

これらの要素が上手に絡み合うことで、全世界と容易に物理的にアクセスが可能なチャネルが発達し、優秀な外国資本(企業)が税制優遇制度等のメリットを感じます。

当該企業誘致に成功し、優秀な外国人が入り価値やお金を生み、シンガポールから東南アジアをコントロールする形式の優位性が発達し、東大よりも難関なシンガポールの大学が更に優秀学生誘致やシンガポール人の能力底上げにも繋がりました。

土地や貨幣価値が上がり、短期間で極めて強い金融/観光大国に発達し、今では東京よりも都会で、安全で、常夏で、日本の一人当たりGDPを上回る、世界No.1スマートシティとして評価されていて、外国人は住みたくてもビザ要件が厳しくて住むことが難しいほどの発達ぶりが見られます。

私は、そんな強みのあるシンガポールで転職支援を行ってきたことで、この経験が一番活かせると判断した場所が沖縄であると考えた理由は次の通りです。

  1. 地理的優位性
  2. 英語が身近(米軍等)
  3. シッピングとフライトに強い
  4. OISTがあること
  5. 美しい自然環境に恵まれている
  6. 税制優遇制度が存在している

 

これらの要素は、上記で述べた通りシンガポールの持っている強みと近いものがあると見受けており、ここにシンガポールを大きく上回る美しい自然環境の要素が上手に絡み合うことで、シンガポールの発展軌跡をサンプルに、沖縄はきっと更に発展することが出来るとお見受けしました。

決して押し付けようと思っている訳ではございません。沖縄は、他の46都道府県ではなく、ハワイ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、台湾のような、「島国」の良い要素を取り入れて更に発展していくと良いのではないかと思います。多くの方々が価値をより感じられる、心を更に寄せたくなる、素敵な場所になればと思っています。

すなわち、沖縄の発展には、シンガポールと同じくグローバライゼーションがキーになると存じ、私はここに、自分の経験を活かして、介在価値を発揮することが出来ればと考えました。これが、私が沖縄を選んだ理由であり、私なりのゴールでもあります。

 

具体的なミッションとしては、海外で経験を積んだ優秀な候補者様に、次のDestinationとして沖縄を提案することであり、採用や方針に係るサービスを提供することによる、沖縄の企業様の発展支援や、素敵な企業様の沖縄内外への進出支援だと認識しています。
これを通じて、沖縄に優秀な人財が集まり、価値やお金を生み、沖縄が国際発展し、沖縄が豊になっていくことに繋がればと思っています。

まとめ

今回のブログでは、僭越ながら自分自身の紹介や、私なりの何故沖縄を選んだのか、どんんなゴールを目指しているのかについて、触れて参りました。今後、沖縄への転職移住をお考えの候補者様や、海外連携をお考えの企業様、沖縄へのご進出をご検討中の企業様にとって、ご参考としてお捉え頂けましたら誠に幸いでございます。


弊社では読者様の「沖縄の転職エージェントに、こんなことを聞いてみたい!こんなことをやって欲しい!」を募集しております。お約束することは出来かねてしまいますが、出来る限りお応えして参りたいと存じます。

花岡 利季 Hanaoka Toshiki
社会保険労務士
大阪で生まれ、生後7ヶ月でシンガポールへ。大学は日本の武蔵工業大学卒業。日本とシンガポールの両方にて就業経験を積む。JACにてコンサルタントとして活躍。(経理財務人事・コンサルファームが専門領域)2020年沖縄へ移住し株式会社レキサンへ入社。釣りが趣味。沖縄に来てからほぼ隔週で通っている。

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