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皆さんこんにちは。
株式会社レキサン(リージョナルキャリア沖縄)の花岡です。

前回は「転職活動でつまづく人の特徴&抑えたい8つの成功ポイント」について触れて参りました。宜しければ、そちらも転職活動のご参考までに併せてご活用下さい!

さて今回は、転職活動における“超リアル”な一面をお伝えできればと思い、実際にご相談をいただいた3名の転職希望者様のエピソードをご紹介します。

それぞれのご経歴や、人財ビジネスに対して感じられていた不満・課題、そして最終的にレキサンを選んでくださった理由について、率直なお声とともにお届けします。
※なお、当記事では「人材」ではなく「人財(じんざい)」という表記を用いています。
これは、出会う一人ひとりの方が、企業や地域にとってかけがえのない“財産”であるという私たちの想いを込めたものです。

【目次】

  1. 3名の転職希望者様の背景
  2. 転職支援サービスの違和感と課題—3名の転職希望者様の“リアル”な転職体験
  3. 転職支援の肝は「目の前の一人に寄り添うこと」
  4. まとめ

3名の転職希望者様の背景

弊社の特徴上、転職希望者様のご希望があって、弊社では一人の転職希望者様に複数回の転職支援を提供させて頂くことがございます。
例えば、以下のような場合があります。

  • パターン1:弊社支援により転職に成功→数年後、新たなキャリア構築を求めて再度転職相談
  • パターン2:弊社ではないエージェントや自己応募で転職→短期で離職→再度転職活動支援希望により再面談
  • パターン3:当時は転職活動に時間を割く事が出来ず延期され、時間を割くことが出来る様になってから再度相談

転職希望をお伺いする度に、必ず「再面談」を実施しているのですが、その中で伺った3名の再面談者様からの、人財ビジネスに対する違和感や課題点を以下にご紹介いたします。

尚、当該3名の皆様はお人柄も素晴らしく、個人的にも尊敬できるような方々です。

  • A様(パターン2 弊社ではないエージェントや自己応募での転職)
  • B様(パターン1 弊社支援により転職に成功)
  • C様(パターン3 やっと転職活動に時間を割けるようになった)

A様

A様には次の背景がありました。
「当時、自己応募で仕事が決まりました。小さな事業会社なのですが、短期離職することになりました。実際は事業縮小でしたが事業主から自己都合退職を迫られ、ここで争うよりも生産的な部分に力を割くべきだと考え、結局は自己都合退職を受け入れました。」

B様

B様には次の背景がありました。
「御社のお蔭様で、今の仕事に就く事が出来ました。7年が経過しようとする中で、自分のライフステージも変わり、現職で自分がやりたいこともできました。そこで次のキャリアへの移行を考えているのですが、ぜひ相談にのってもらえませんか?」

C様

C様の背景は以下の通りです。
「3か月前、御社に転職相談をさせて頂いた時は、私自身が転職活動に割く時間が取れない中、『転職に無理は禁物』『じっくりと転職と向き合うことが出来る様になったら相談にご対応させていただく』という御社からの言葉が励みになって、目の前にある絶対にやらなければいけない事を最優先に対応してきました。やっと、会社ともある程度話をすることが出来て、自分とも向き合うことが出来たので改めて相談にのって頂けないかとご連絡させて頂きました。」

転職支援サービスの違和感と課題—3名の転職希望者様の“リアル”な転職体験

3名の転職希望者様は、豊富なキャリアもお持ちで、複数のエージェントともやり取りがお有りです。当然、弊社以外のエージェント等にもご相談はされているのですが、共通していくつかの「人財ビジネスに対する違和感」や「課題感」を抱えていらっしゃいました。率直にそのご経験や、やり取りを通じて感じられた内容を伺った所、次のようなコメントを頂戴しました。

A様:
「沖縄で有名な派遣会社やRPO、エージェントにも登録し、やり取りをしていました。内定も頂きましたが、最終的に辞退しました。理由としては、転職支援先への不安感です。まず担当者が「担当者」という名前であって個人のお名前が出ておらず、こちらからの連絡も「誰に対して行っているか」分からないので困惑してしまいました。また、こちらからの問い合わせについても『係の者が不在でした』『折り返します』というやり取りが続き、永遠に折り返しは来ず、私のことは後回しにされているのだと感じました。十分な信頼関係を築けず、頂戴した内定は辞退することにしました。」
B様:
「東京の大手人材紹介会社ともやり取りをしました。求人は多く紹介いただけたのですが、それぞれが“なぜ自分に合っているのか”の説明が曖昧でした。
私という人間を見る、私のキャリアや希望を踏まえて提案しているというよりは、スキルや年数と求人票の条件を機械的に“照合”した印象で、実際には希望とズレが多く、納得感が持てませんでした。それにさえもミスマッチ感を覚えましたし、「誰と一緒に働くか?」という観点も抜けていました。

そもそも沖縄に拠点が無いので沖縄の会社に詳しくなく、『豊見城から宜野湾はGoogle mapで通勤時間は30分ですよね?』といった、沖縄の実情にそぐわないアドバイスにも違和感を覚えました。
『細かい所は置いといてどんどん受けましょう!』という姿勢に、“自分の数字の為に数をこなすことが目的になっているのでは”と不信感を持ってしまいました。もし自分が転職希望者の立場だったとして、そういう姿勢で転職支援をされたらどう感じるか想像して頂きたいなと思いました。」

C様:
「沖縄のエージェントに登録し、複数の求人を紹介いただきましたが、当時は履歴書や職務経歴書をしっかりと整える時間が取れず、概略だけで面談に臨みました。
その場で詳しい職務内容をお伝えしつつ、書類の書き方について相談したかったのですが、返ってきたのは『まずは書類を整えてから』という返答でした。

ご紹介頂いた案件は全て私の希望や意向とは異なる職種の物で、詳細の職務内容をお伝えしたのですが、「書類が基本で、その内容にマッチする案件を検索します」「ご意向と異なるなら、まずは書類を改めて頂いて、再提出頂いてから考えましょう」というお話でした。確かに書類が基本なのは理解していますが、現状を踏まえて柔軟に対応していただけたら嬉しかった、というのが本音です。その対応の仕方から、“こちらの背景に寄り添う姿勢はないのかもしれない”と感じ、結果的に距離を置くようになってしまいました。

ご紹介した上記3名の方の体験から見えてくるのは、転職支援サービスに対する不満の多くが「機械的・形式的な仕事」や「コミュニケーションの希薄さ」に起因しているということです。
特に、画一的な求人提案や、相手を鑑みないやり取り、温度感にギャップを感じた、という声が目立ちました。

だからこそ、私たちは「転職支援において本当に必要とされているのは何か?」を、現場の声から丁寧に拾い上げていく必要があると感じています。

次章では、3名の方がそうした体験を経て「なぜレキサンを選んでくださったのか」について、その理由や背景を詳しくご紹介します。

転職支援の肝は「目の前の一人に寄り添うこと」

3名の皆様が感じられた人財ビジネスサービスでの苦い体験をお伺いした後、何故レキサンを選択してくださったのかお伺いした所、次のようなコメントをお寄せいただきました。

A様
「過去にやり取りさせて頂いた方の中で一番信頼できました。
まず、当たり前のことをちゃんとやってくれる。その上で、こちらの期待を一歩上回るご対応をして下さる印象を抱きました。
例えば、こちらの立場に立って客観的なアドバイスを下さったり、コンサルタントご自身が直接感じたご感想を共有頂き、面接前に『面接を通じてぜひご自身の目で確かめてみてください』と仰って下さったこと。実際に面接に進んでみて、「本当にその通りだ」と感じることができ、強い納得感を持って判断することができました。
また、なぜこの求人が私にマッチする可能性があるのか論じて下さり、私は「本当にそうなのかな?」と思っていた面もありますが、面接を通じて「なるほど!」「確かに、私はこのお方(面接官)と働きたい!」と感じました。私にとってはとても価値ある内容だったと感じています。」
B様
「以前お世話になった時もそうでしたが、御社は沖縄に拠点があるので、直接企業側とのやりとりがありますよね。なので、企業のことも詳しく把握されてているという安心感があります。
他のエージェントの場合は、誰かがまとめた情報を伝えられている印象が強く、“他人事”のように感じることもありました。
その点、御社の場合は、実際に企業を訪問してご自身の視点で語ってくださるので、その温度感が、やりとりの中でも自然に伝わってきました。
また、企業との関係性の深さも大きな強みだと感じています。おかげさまで、面接時に企業側にもポジティブな印象を持っていただけていたように思いますし、書類通過率や面接合格率の向上にもつながっていると実感しています。
C様
「まず、『転職に無理は禁物』というお言葉が、当時の自分にはとても響きました。こちらの事情や状況に理解を示していただける姿勢が、他のエージェントとは違うと感じたきっかけでした。改めてご相談させて頂こうと思ったのも、そのときの印象が心に残っていたからです。
また、実際の転職活動においては、自分ではできないことまで沢山ご尽力いただいたと感じています。例えば、書類の提出先についても、自己応募の場合は多くのライバルに紛れてしまうでしょうけれども、御社経由でならば、部署トップや社長にも直接お届け頂けるでしょうし、その際に「何故、この人物がフィットすると考えたのか」を併せてお伝え頂いていると思います。
自己応募ではなかなか届かない部分にフォローが入っていたからこそ、書類選考や面接もスムーズに進んだのだと思っています。面接の日程調整においても、こちらの事情を鑑みてご調整下さり、とても助かりました。ご縁を頂くことが出来た要因の一つだと思います。」

上記3名の方のお話を通して、私たちがあらためて感じたのは、「どれだけ丁寧に、誠実に、目の前の方と向き合えているか」が信頼に繋がるということです。特別なことをしているわけではありませんが、対話を重ねる中で、少しでも不安や迷いを解消できる存在であれたらと常に心がけています。

レキサンの強みは、沖縄に根差したリアルな情報と、現場で得た感覚をもとに、転職希望者一人ひとりにフィットするご提案に尽力している点だと感じています。

まとめ

私は、私自身が人事の仕事をしていた際、大手の180度コンサルティング(転職希望者側と企業側にコンサルタントが分かれている仕組み)を提供している人材紹介会社を利用していましたが、その際に「会った事ないけどいい人」というコンサルタントの言葉に課題感を感じた経験があり、3名の転職希望者様の仰る人財ビジネスに対する不満や課題は本当にごもっともだなと感じております。

今回は、転職希望者様から伺う人財ビジネスに対する違和感や課題と「何故レキサンを選んで頂いたのか?」をテーマに、実際のエピソードをご紹介させて頂きました。身を引き締める思いと共に、今後も素敵な転職希望者の皆様をお支え出来る様に尽力していく所存です。

本記事が少しでもご参考になりましたら幸いです。


弊社レキサンでは読者の「沖縄の転職エージェントに、こんなことを聞いてみたい!こんなことをやって欲しい!」を募集しております。すべてにご対応することは難しい面もありますが、できる限りお応えしていきます。
また、私たちの転職支援について少しでも興味をお持ちでしたら、まずはお気軽にご相談ください。あなたの理想の沖縄転職の成功に向けて、精一杯サポートさせていただきます。

花岡 利季 Hanaoka Toshiki
社会保険労務士
大阪で生まれ、生後7ヶ月でシンガポールへ。大学は日本の武蔵工業大学卒業。日本とシンガポールの両方にて就業経験を積む。JACにてコンサルタントとして活躍。(経理財務人事・コンサルファームが専門領域)2020年沖縄へ移住し株式会社レキサンへ入社。釣りが趣味。沖縄に来てからほぼ隔週で通っている。

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