【AEC】アメリカンエンジニアコーポレーション様の新社屋落成式と60周年記念パーティーから学ぶ成功像
皆さんこんにちは。リージョナルキャリア沖縄 株式会社レキサンの花岡です。
前回は「沖縄のグローバライゼーション」について触れて参りました。
今回は、グローバライズし成功している企業様の実例をご紹介できればと思います。米国や米軍にサービスを提供しているグローバル企業のAmerican Engineering Corporation様(以下AEC、敬称略)の60周年記念パーティーと新社屋落成式に招待いただき参加して参りましたので、その模様を報告をさせていただきます。
新社屋落成式と創立60周年記念パーティー
沖縄に住んでいる方なら、宜野湾市大山にあるはにんす宜野湾や、ドン・キホーテ、ぎのわんゆいマルシェ(ハッピーモア市場)をご存知かと思います。
この最寄りに、AECの旧社屋があります。長年、沖縄における米国政府や米軍に対するサービスを提供してこられた同社の旧社屋は、歴史が伺えるヴィンテージ感のある建物とインテリアが、まさに沖縄らしさの一つでした。
この度、旧社屋から徒歩圏内にある宜野湾警察(仮設庁舎)の目の前に、新社屋を建設されました。Google Mapのストリートビューでも見ることができますが、スタイリッシュかつ大規模で、五角形ではないですがどこかペンタゴンを感じさせる風貌に度肝を抜かれます。
普段懇意にさせていただいている人事の方にお誘いいただき、令和6年4月12日、AECの新社屋落成式と創立60周年記念祝賀会に参加いたしましたので、その模様をお伝えします。
落成式の開幕
現地に到着してまず驚いたのは、規模の大きさと新しさとスタイリッシュな外観です。唖然としているのもつかの間、正門前の広場(駐車場)へ移動しました。正門はAECの“A”を象徴する様な三角形の頂点に当たる場所であり、広場には欧米人と日本人が半々程度の100人以上が集まっていました。いろんな企業やメディアの方が参加している様でした。
定刻を迎え、沖縄とアメリカのハーフ芸人の方のアナウンスの元、落成式が開始され、ケン社長(Kenneth Mark Exsterstein様)が挨拶のため登壇。アメリカ人のお方だとお見受けするので、英語でスピーチされると思いきや、完璧な日本語Nativeで、英語と日本語の両方で話してくださいました。腰が低く軽やかな所作は日本人そのもので驚嘆すると同時に、参加者の方々がケン社長の所作やユーモア溢れるコメントに対して、親愛と親近感を感じていらっしゃる様でした。
ケン社長によるスピーチの後、リボンカットと記念写真撮影を経て、いよいよ新社屋内へ。
建物内を見学
20人程度のグループに分かれて、総務や人事、社長室の方々を中心としたアテンダントの方に新社屋内を案内していただきました。
旧社屋からの引っ越し前のため建物内はまだ空だということに気付き、設備や従業員が入る前に外部の人を先に招くという心意気に温かなものを感じました。新築の家に招かれるアメリカの文化・House Warming Partyの様なドキドキと、新しいテーマパークに来たときのワクワクや感動も覚えました。
一辺が100メートルに及ぶ建物は非常に広く、風通しの良い作りになっているので、部署の隔たりが少なくて従業員同士が交流しやすいのだろうと感心しました。
建物内は全体的に木の温もりと黒のメタリックな落ち着きが同居した美しいデザインで仕上げられています。中でも“A”の三角形の内側にあたる大きな中庭に、竹や桜が植えられていることに感動を覚えました。ケン社長が日本の桜や竹林が好きで、従業員や訪問者の心に少しでも安らぎと日本の美しさが届けばという思いでこのアイデアが採択されたとのことでした。
各階に設けられた休憩所は階ごとにモチーフが異なり、スタイリッシュなカフェを思わせる様式とデザインで、この場所も良き交流と安らぎの場なんだと魅力的に感じた次第です。また、トイレは超一流ホテル並みかそれ以上の大きさかつ美しさで、「トイレがきれいかどうかは大事なポイントであり、人柄が出る」とケン社長は考えていらっしゃる様でした。
一階から順を追って隅々まで案内していただき、なんとか雨を持ちこたえた同日、屋上を見ることが叶いました。
海が眼前に広がる屋上からのビューは圧巻!アテンドの方は、「明日は花火ですね。毎年、宜野湾や北谷の花火がここから大規模に楽しめるので、こちらもおすすめポイントです」とうれしそうでした。ここにいたみんなの頭の中に、目の前の海と花火、家族や仲間との絆や団らんの光景が思い浮かんだことでしょう。
海が目の前に見えるということは西日も入ってくるのではと気になりましたが、アテンドの方によると、窓はデザイナー特注で工夫された波型のデザインが採択されているとのことでした。西日は抑えられつつ日光を良く取り入れられる工夫が施されていると、期待と将来のイメージをしながら説明してくださいました。
社屋を案内していただいて感じたことは、同社の大きな魅力の一つは「人」だと思います。私たちのグループをアテンドしていただいた方は、参加者一人ひとりの目をしっかりと見て話をされます。階段前や廊下で他のグループとのバッティングした際も、機転を利かせながら手作りで施設を案内してくださる姿が印象的でした。
私もその方に感化されて目を見て頷きながら楽しむことができました。案内終了時には、「素敵な反応ありがとうございます!うれしいです!今後も弊社をどうぞよろしくお願い致します!」と、本来お礼をするのはこちら側なのに、丁寧な挨拶をしてくださいました。この方は、主体性があってかつ柔軟な思考を持ち、相手を気にかけながら見ることができる優秀な方だと見受けられました。
新社屋というハードだけでなく従業員というソフトの面でも人の心を打つAEC。こんなに素敵な事業会社は沖縄において他にないのではないかと大げさではなく感じた次第でした。
創立60周年記念祝賀会
玄関でケン社長に見送られ、参加者は創立60周年記念祝賀会会場であるラグナガーデンホテルにシャトルバスで向かいました。
普段は披露宴などが行われる大きな宴会場には、5〜10人程が座れる丸テーブルがいくつも並べられており、参加者とAECの役職者の名前が記載されています。弊社の代表と私は人事のテーブルへ。社労士の先生や行政書士の先生、人材紹介会社の方々、私の紹介でAECへ入社された人事部長が着席され、AECの人事面を支えるテーブルが完成しました。
開始時間と同時に周囲の照明が抑えられ、「Ladies and Gentlemen, Welcome to AEC 60th anniversary.」というアナウンスの元、創立60周年記念祝賀会がスタートしました。
ケン社長による英語と日本語での挨拶が始まり、AECの歴史をはじめ、Globalizationに力を入れて来られたことによる成功と、親会社と関係協力会社への感謝が述べられた後、歓談の場に移ります。
おいしい料理とお酒で、私たちのテーブルでも話の輪が広がります。そんな中、出し物が始まると、改めて度肝を抜かれることになります。
最初に登場したのは、沖縄出身の有名アーティスト・DA PUMPのISSAさん。『USA』のパフォーマンスでは、皆が「C’mon, baby America」と盛り上がる中、ケン社長と役員陣も一緒にダンスを披露してくださいました。多忙を極める役員の方々が、アノ激しいダンスを一生懸命練習して披露されたことに会場が心を掴まれたと同時に、さらに親近感がわいてきました。ここでボルテージは最高潮に!
次に、ハイヒールモモコさんによるビデオレターが披露されたのですが、全員が「え?ハイヒールモモコさん?」と思ったことでしょう。ビデオレターによると、ケン社長の個人的なコネクションの様で、改めてすごさが伝わってきました。
続いて、東京オリンピックの空手の金メダリスト・喜友名諒選手によるパフォーマンスが披露されると、ワイワイしていた会場が一瞬で静寂に包まれました。喜友名選手の動きや気合、声に目が離せなくなり、ピリッと張り詰めながらも、感嘆の拍手が溢れ返ります。
再び料理や酒と歓談を楽しむ場となったところで、沖縄で放送されている泡盛・残波プレミアムのCMに出演するジャズシンガーのエルさんが登場。ジャズバンドとともにパフォーマンスが披露されました。やっぱり皆Jazzが好き!参加者みんなが楽しめるコンテンツ選びに改めてAECのセンスや凄さを感じつつ、宴もたけなわ、お開きの時間となりました。
最後に、ケン社長がお別れの挨拶としてお礼とともに、Globalizationによって200億円以上の売上を達成することができたことと、参加者にだけコンフィデンシャルな今後の展望を聞かせてくださいました。お土産を手に席を立つと、ケン社長と長嶺常務がお別れの出迎えをしてくださり、会場を後にしました。
帰りの車内では、代表の島村とお互いに感じた感動ポイントやAECの成功に対する思いを共有し、会社として同社のさらなる成功と成長をGlobalizationを通じて支援していくことを改めて強く認識し合いました。
弊社レキサンからの紹介で入社された方々
これまでに弊社レキサンからの紹介で様な方々がAECに入社されましたので、ご紹介します(抜粋)。
40代 男性 人事(マネジメント)
沖縄や県外の外資系企業で、人事領域20年以上の経験を積まれて来たプロフェッショナル。
県外からの移住者。
30代 男性 経理
大手監査法人や事業会社で経理の経験を10年に渡り積んで来られた。沖縄出身者。
50代 女性 社長室(マネジメント)
県外の外資系企業にて経理財務税務総務人事労務領域のマネジメント経験者。
県外からの移住者。
30代 男性 総務
大手ゼネコンの沖縄拠点でバックオフィス全般に携わって来られた。
県外からの移住者。
50代 男性 総務(マネジメント)
長年メーカーにて取締役として活躍されていた。沖縄出身者。
40代 女性 IT×労務
労務領域のプロフェッショナルであり、ITやシステムの研鑽を積まれて来られた。県外からの移住者。
30代 女性 購買
英語を用いて物流やサプライチェーン領域の研鑽を積まれて来られた。県外からの移住者。
まとめ
売上200億円を超え、Globalizationを通じてさらなる成長を叶えていく同社の新社屋落成式と創立60周年記念祝賀会には度肝を抜かれました。
同業が簡単に参入することができないビジネスモデルをはじめ、引っ越し前の新社屋に我々外部の者を招待してくださった心意気や、素晴らしい新設備が整った就労環境、一人ひとりが主体的かつ柔軟な思考でセレモニーを手作りされた「人」の優秀さ、ケン社長の豪華人脈のすばらしいパフォーマンスに感動を覚え、「同社のこの魅力を読者の皆さまにいち早くお伝えしたい」気持ちを駆り立てられました。
まさに、沖縄においてGlobalizationを通じて成功している最も素晴らしい例だと感じた次第です。
今回の内容が、沖縄の経済発展やグローバライゼーションを考える方々にとって、少しでも参考になりますと幸いです。
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