転職エージェントの見極め
ポジションメイクできますか?
こんにちは。株式会社レキサン 代表の島村です。
先日、私が転職をお手伝いをさせて頂きました沖縄へのIターン移住転職者の方のインタビュー記事がアップされました。
今井幸雄さん(仮名)の転職成功者インタビュー リージョナルHERO
沖縄空手家であり、首都圏からの移住後も活き活きとプライベートでもお仕事でもされているご様子で、私としてもとても嬉しかったです。
上記のインタビューは求職者の観点に立って書いていますが、
今回のブログでは、我々人材紹介会社の視点で、マッチングした成功ポイントについて述べたいと思います。
ポイントを一言でいうと「ポジションメイク」です。
- 転職希望者の方々が、転職エージェントの力量を見極める際に
または - 企業の採用責任者や経営者が、人材紹介会社の力量を見極める際に
このポジションメイクができるエージェントかどうか?という観点を持つことが大事だと思います。
ポジションメイクとはなんぞや
では、ポジションメイクについて説明すると…実は上記の案件ですが、もともと求人があったわけではなく、
日頃からクライアント先の懇意にさせて頂いている社長に
「このようなご経歴の方がいらっしゃいますが、御社で力を活かせると思います。ご検討いただけませんか?」
と打診をして採用をご検討頂きました。
つまり、求人が顕在化しているわけではなく、企業がもっている潜在的な求人ニーズにアプローチして、案件を創り上げることです。
顕在的な求人がないところに、ポジションをつくりだすことから、「ポジションメイク」と表現しています。
または、企業側に求職者のレジュメを持込む(売り込む)ことから「持込み」とも言ったりします。(オープンポジション・メイクポジションとも呼ばれます)
このポジションメイクができることが、ひとつ人材紹介業やヘッドハンターの腕の見せ所です。
では、ポジションメイクができる力量があるかどうか?どう判断するか述べたいと思います。
ポジションメイクできるかどうかの見極め方とは
クライアント先の経営者と繋がっているか?
潜在ニーズは経営者や事業責任者の頭の中に眠っています。
例えば、経営者が「人事部長をより適任な人に替えたい」というニーズを持っていたとしても、そのオーダーが人事部長に伝わることはありません。ゆえに、顕在的な求人になることはありません。
しかし、経営者と深く繋がっていれば、社長がポロっと「実はこんなこと考えているだよね。。」と発言をしてくれることがあります。
ポジションメイクが生まれる瞬間とは
私個人的な経験で言うと、オフラインの場、例えば、会食の場や交流会などの場でもそういったお声を頂くことが多い印象です。
そのエージェントが経営者や事業責任者などの事業キーマンと、深いパイプで繋がっており、いつでも直接提案できる関係性があることが大事です。
もちろん、優秀で事業への貢献意欲の高い人事部長や人事担当者は、現場もよくご存じで潜在ニーズも把握しておりますので、人事ラインから潜在ニーズを頂くこともあります。
ただやはり、事業について一番よく考えている経営者や事業責任者が多くの潜在ニーズを抱えております。
気になる企業とつながっているエージェントかどうか
転職希望者が転職したい意中の企業があれば、エージェントにこう聞いてみてください。
「誰と、どんなお立場の方と繋がっていますか? 直接提案できますか?」
もっと言うと、その方とどれだけ懇意にしているか、プライベートな情報などどれだけ知っているか?などで推し量れるとより深く知れると思います。
ちなみに、インタビューをさせて頂いた上記のケースで言うと、は採用企業の社長と私は3カ月に1度の頻度で会食をご一緒にさせて頂く仲でした。
このように、クライアント先の経営者や事業キーマンとどれだけ深く関りがあるコンサルタントなのかどうかを会話をして推し量ってみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
他にもお伝えしたい内容がありますが、今回は長くなりそうなので、また次の機会に…
今後とも、株式会社レキサンをどうぞよろしくお願いいたします。