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こんにちは。株式会社レキサン リージョナルキャリア沖縄 代表の島村です。
前回のブログで、転職エージェントを見極めるために、「ポジションメイク」できるエージェントかどうか? のお話をさせて頂きました。

転職エージェントの見極めポジションメイクできますか?

前回のブログは、転職希望者の方々向けに書かせて頂きました。

今回は、企業の事業責任者や経営者が、人材紹介会社の力量を見極める際に
このポジションメイクができるエージェントかどうか?という観点で書かせて頂きます。

ポジションメイクとは

あらためてではありますが、ポジションメイクの説明をさせていただきます。

一言でいうと、社長や経営陣、事業責任者に提案ベースで打診を行うことです。

「このようなご経歴の方がいらっしゃいますが、御社で力を活かせると思います。ご検討いただけませんか?」

そうすることで、企業がもっている潜在的な求人ニーズにアプローチして、求人案件を創り上げることができます。

顕在的な求人がないところに、ポジションをつくりだすことから、「ポジションメイク」と表現しています。事業にインパクトを与える人財採用の提案ができる可能性のある転職エージェントであり、つまりは、経営者や事業責任者としてお付き合いしていきたい転職エージェントになります。

このポジションメイクができることが、ひとつ人材紹介業やヘッドハンターの腕の見せ所です。

今回は、企業側からみてポジションメイクができる力量がある、転職エージェントかどうか?どう判断するか述べたいと思います。

ポジションメイクできるかどうかの見極め方とは

企業の事業責任者や経営者が、人材紹介会社の力量を見極める際にも有効なのが、

  1. 企業課題をどれだけ理解しているか?
  2. 仮説立てをしているか?

になります。

企業のことをどれだけ理解しているか。仮説をもっているか。
転職エージェントは、これによって先回りした、思いもよらない良い人財提案が可能になります。

理解しているか

できる転職エージェントは、クライアントから言われたことだけを提案することではありません。もちろんその期待に応えることもとても大事ですが、お客様からの少ない情報や、日々の観察や洞察の中で、おそらくこういった人財が入社すると、クライアントの事業はもっと伸びるだろうという仮説を持っています。

それには、人事から人事課題だけを聞くのではなく、経営者や事業責任者から、事業ビジョンや経営課題を聞く必要があります。また言語化できていない声を拾い上げ、人財採用の提案へと結びつけていきます。

短い時間の中で具体的にどう見極めるか?

転職エージェントの人財提案を受けた際に、その提案理由を尋ねてみてください。

その提案理由の中に経営課題やビジョン達成に向けたシナリオを踏まえた提案があるかどうか?を見極めてください。

例えば、「御社の求人票の中の募集経験 法人営業●●年以上にマッチしていたので」という単なるスキルマッチの理由だけでなく、「御社の営業組織を拡大していこうとされる中で、まだ未開拓である●●分野への営業経験のある人ですが、いかがでしょうか?」というように。事業の方向性を踏まえた提案をしているかどうかです。

推薦理由なしに紹介してくる人材紹介会社をよく耳にしますが、それはマッチングの精度が低い可能性があります。

そういったスタンスの転職エージェントは恐らく、経営者や事業責任者とは深い関係性は気付けていないかもしれません。

仮説立てできるか

情報を充分にエージェント側に与えていなくとも、業界特有の課題を把握していたり、他社事例からある程度、求める人物像などは類推できたり、仮説立てはできます。

そして、その仮説が外れていたとしても、理解が不十分であったとしても、フィードバックをしてあげて、期待している旨を伝えてください。
そうしてあげて、転職エージェント側が次回の提案に活かしているか?を見極めてください。

良い転職エージェントは、その期待に応えてくれて、良い提案をしてくれるでしょう。
そうすることによって、いままで巡り合えなかった良い人財と出会うことによって、事業が加速することになります。

皆様の会社が、良きご縁に巡り会え、会社が更に成長発展しますようお祈り申し上げます。


今後とも、株式会社レキサンをどうぞよろしくお願いいたします。

島村 賢太 Shimamura Kenta
キャリアコンサルタント
沖縄県石垣島生まれ。横浜国立大学を卒業後、株式会社リクルートへ入社。その後「リージョナルキャリア長野」において人材紹介業の営業職、コンサルタント職として従事。沖縄にUターン後、株式会社レキサンを設立し、代表取締役に。3児の父であり、休日は子供とMinecraftに勤しんでいる。

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