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沖縄への観光客はコロナ前は1年間で約947万人(令和1年度)ほど、そしてコロナから徐々に戻りつつあり1年間で約677万人の観光客(令和4年度)が訪れる沖縄は移住先としても人気です。

南国での暮らしをイメージしてワクワクしますよね。

しかし、無計画のまま移住すると想像していた生活と違い「事前に調べておけばよかった」と後悔してしまうケースも……。

本記事では沖縄移住を考えている人に向けて、沖縄で暮らすメリット・デメリットのほかに仕事と生活で失敗しないコツを解説します。

沖縄移住の支援についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

沖縄移住のメリット

那覇市壺屋のやちむん通り

観光地として人気の沖縄は、移住先としてもさまざまな魅力があります。

こちらでは、沖縄移住のメリットを4つご紹介します。

①美しい海や南国の自然の中で生活できる

沖縄移住のメリットは、きれいな空や海・自然の中で生活できるところです。

車を走らせるときれいな砂浜が広がっており、サンセットを見ながら海岸沿いを散歩できるのは沖縄県民の特権です。

とくに以下のような考えをもっている人は、移住にともない生活の幸福度がアップするでしょう。

  • 都会に疲れて自然に囲まれて暮らしたい
  • マリンアクティビティを楽しみたい
  • サーフィンや釣りが趣味
  • 寒い季節が苦手

 

一年中温かい気温の沖縄は、冬でも公園や外遊びが可能です。季節によりレクレーションが制限されることが少ないので、思う存分に南国気分を満喫できます。

シンガポールから沖縄へ移住した転職エージェントが語った、移住体験談については関連記事「沖縄移住して『良かった!』『嬉しい』と思った瞬間」をあわせてご覧ください。

 

②沖縄には花粉症がない

毎年、花粉症で悩んでいる人にとって沖縄は最高の環境です。

沖縄には花粉の原因になるスギやヒノキが少なく、花粉症の発生率が低いため「避粉地」としても人気です。

実際、スギやヒノキは沖縄県の森林面積に対して0.3%の割合といわれています。

「花粉症がないだけでこんなに快適な生活が送れるなんて!」と感じるでしょう。ひどい鼻水やくしゃみの症状に悩まされる生活から解放されます。

③県内の観光地がアクセスしやすい

沖縄はレンタカーや自家用車があれば、沖縄本島全域の観光が可能です。

海沿いをドライブしながらの観光地巡り、タコライスなどの沖縄フードを食べたり海が見えるカフェでコーヒーを飲んだりして、まったりした時間を感じながら過ごせます。

離島であれば、その島の特色や海の透明度も違ってきます。那覇空港から1時間ほど飛行機に乗れば、宮古島・石垣島へ行くことも可能です。

沖縄本島を除く有人の離島は39島あるので、離島巡りをして海以外の新たな楽しみを発掘するのもよいでしょう。

④都会に比べて人混みが少ない

沖縄では、都会に比べて人混みが少なく生活しやすいです。

令和2年国勢調査の推計人口によると総人口は約146万人(2023年8月現在)で、東京都の人口1,396万人(2021年現在)と比べると約10分の1です。

沖縄最大級といわれる「全島エイサーまつり」は3日間で約36万人で賑わいますが、東京都でおこなわれる隅田川花火大会ほど混雑しません。

飲食店はテレビで見るような30人待ちはほとんどなく、よほどのことがない限り行列もできないです。沖縄移住をすると、休日のお出かけやレジャーがスムーズにおこなえるでしょう。

 

沖縄移住のデメリット

自然豊かな環境に囲まれて暮らせる沖縄ですが、移住するにあたってデメリットも存在します。

こちらでは、意外と知られていない沖縄移住のデメリットを3つご紹介します。

①朝と夕方は交通渋滞が発生する

沖縄は車社会でマイカーを所有している人が多いため、主要道路で交通渋滞が発生します。

那覇市内の渋滞のほかに、朝7時半から8時半の通勤ラッシュ、16時以降の帰宅ラッシュは国道58号線・国道329号線で車が列をなしています。

台風後や雨天時の事故などで想定外の渋滞・通行止めが発生するので、マイカー通勤なら時間に余裕をもって家を出ないといけません。

②輸送費は高め・荷物の到着が遅くなる

通販を頼む際、送料や到着日数には注意しましょう。

基本的に沖縄は通販サイトの送料無料は該当せず、商品を確定する前に送料が追加されるケースが多いです。

例えば、楽天市場では税込3,980円送料無料ラインの対象外、Amazonのお急ぎ便は対象外になっています。

メルカリは、船便になると到着まで7日以上かかってしまうことも。

送料や荷物の配送に関しては「思ったより高くついてしまった」「3日前に頼んだ荷物はいつ届くかな」というのは沖縄あるあるです。

③人間関係に失敗する可能性も

地元愛が強い沖縄だからこそ、県外移住者に警戒心を抱く人はいます。

県外出身者は方言で「ないちゃー」と言い、「自分たちとは違う」といったニュアンスが含まれるため、多少疎外感を覚えてしまう可能性も……。

しかし基本的に温厚でシャイな沖縄県民は、相手から打ち解けてくれると心を開いてくれる傾向にあります。

例えば、引っ越しの際に挨拶回りをすると「あまり聞かない名字ですね。どちらの出身?」と聞かれ、そこから会話が膨らみ仲がよくなるケースもあります。

いきなりコアな人間関係を築くのは難しいですが、沖縄県民は一度親しくなるとそのあともずっと親切に対応してくれる人がほとんどです。

沖縄へIターンしてよかった点・懸念点については、移住転職をした人のリアルをまとめた記事「実際に移住転職した人の声」をあわせてご覧ください。

④仕事はあるが、仕事がない

有効求人倍率が低い場合、それは求人が少ない、または求職者が多いことを意味します。具体的には、1人の求職者に対して利用可能な求人の数が少ない状態を指します。この指標が低いと、一般的には仕事を探すのが難しくなると考えられます。

令和3年度の沖縄県の有効求人倍率は平均で0.83倍でした。この数値は、前年比で0.04ポイント増加していますが、2年連続で1倍を下回り、全国で最下位となりました。一方、全国平均の有効求人倍率は令和3年度で平均1.13倍でした。

これらのデータから、沖縄県の有効求人倍率は令和3年度においても全国平均よりも低く、全国最下位であったことが明らかになります。沖縄県の労働市場は全国平均に比べて比較的厳しい状況にあったと言えます。

沖縄移住の前にやるべき3つのこと

「沖縄に移住しよう!」と決めても、何から準備したらよいかわからない人も多いはずです。

こちらでは沖縄移住の前にやるべき3つのことを解説します。

移住を考えている人や、移住を決意した人はぜひ参考にしてください。

①沖縄での仕事は余裕をもって探し始める

沖縄での就職・転職を考えているなら、沖縄に特化した求人サイトをチェックしておく必要があります。

沖縄で困るのが職探しです。首都圏に比べると仕事が限られ、希望する職種がマッチしないケースもあります。

沖縄県内の求人に特化した求人サイトもありますので、参考にするのもよいでしょう。

は正社員や、契約社員でも正社員前提の求人を多く取り扱った求人サイトです。印象として20~30代中盤まで読者の想定した求人ラインナップになっています。またWEB系やIT系の求人が多いのも特徴になっています。

リクナビNEXTやマイナビ転職など大手の求人サイトには沖縄県内求人が僅かですが、ジョブアンテナを運営しているインタラクティブ社は県内本社企業であり、多数の人員を沖縄県内に置き事業を展開しているのでオリジナルな求人が多いのが特徴です。

以下の求人サイトは、沖縄に特化した求人でもアルバイトやパート、派遣などの求人を多く扱っています。転職をメインで考えている方には少し物足りないかもしれません。

県内の求人サイトでは、給与の相場や仕事内容、どのような職種が多いのかをリサーチできます。

また首都圏などでは仕事探しでハローワークを利用することはあまりないかもしれませんが、地方ではハローワークに一番求人情報が集まります。中小零細企業の求人しかないかと思いきや、地場大手企業や県外大手企業の支社求人が掲載されることもありますので、ハローワークもフォローすることも、沖縄では良い手段です。

また、最近ではIndeedや求人ボックス、スタンバイのような、各求人サイトを横断して求人をまとめて検索できるアグリゲーションサイト

を活用すると便利です。ハローワークなどの公的な雇用サービスの情報も集約してくれます。アグリゲーションサイトの中でもIndeedはダントツに利用企業も多く、他のユーザーの利用率も高いので、まずはIndeedを主に利用すると良いでしょう。ただし、アグリゲーションサイトに全ての情報が集約されているわけではないので注意が必要です。

しかし1番のおすすめは、

転職エージェントや人材派遣サービスを活用して転職する方法です。

現在の収入よりどの程度下がってしまうのか、逆にキャリアアップする方法はないのかなどを相談できるのは、エージェントならではの強みです。

沖縄のIUターンに特化したエージェントで転職先を探し、自分に合った仕事探しを手伝ってもらうものよいでしょう。

株式会社レキサンは「暮らしたいところで思い切り働く」をビジョンに掲げ、沖縄県のIターン・Uターンを中心とした人材紹介をおこなっています。地方での暮らしを満喫しながら、自分のスキルや強みを活かした仕事に就くためのお手伝いをさせていただいています。

気になる方はレキサンが運営している求人サイト「リージョナルキャリア沖縄」をご覧ください。

②移住後に生活するエリアの特徴を知る

沖縄県といっても、本島南部・中部・北部のエリアで特色や住み心地は大きく変わってきます。

海の近くがいい、静かな場所がいいなど希望によって住居のおすすめエリアは変わり、米軍基地周辺は騒音なども心配もあります。

ほかにも、ご家族がいるなら学校の部活動の活発度、通う学校や塾までは通学しやすいかなども調べておきたいところです。

まずはどのエリアに住みたいかイメージして、実際に暮らす市町村を決めるとよいでしょう。

③沖縄移住の支援金や補助金をチェックする

移住をするなら、支援金や補助金のチェックをしておきましょう。

沖縄県は「地方創生移住支援事業」の補助金は対象外ですが、自治体によっては移住支援を積極的におこなっています。

 

支援金や補助金をおこなっている自治体は、以下の表をご覧ください。

自治体名 支援内容
石垣市
  • 島外保育士勧誘支援金
  • 空き家バンク等
伊江村
  • 移住体験プログラム
  • 移住コーディネーターの設置等
東村
  • 東村子育て田舎暮らし体験移住
  • 就農支援制度
  • 人材育成事業
  • 子どもの医療費助成(18歳まで)
  • 出産祝い金の支給
  • 育英資金
  • 給食費助成(小学校~中学校までの給食費半額を助成)
うるま市
  • 地域コーディネーターの設置
  • 企業支援
  • お試し移住住所(要相談)
  • 空き家マッチングサポート
  • 子ども医療費助成(通院・入院・中学卒業までの一部助成)
名護市
  • 子ども医療費助成
  • 認定こども園等の保育料無償(課税世帯含む)
  • 認可外保育施設の保育料無償(課税世帯含む・上限あり)
  • 給食費無料(市公立・中学校及び市立幼稚園児)

各市町村がおこなっている支援サービスを利用しつつ、お得に沖縄へ移住してはどうでしょうか。

「移住支援金」についてはこちら

まとめ

沖縄へ移住するなら、メリットのほかにデメリットも知っておくことが大切です。

デメリットとはいっても生活するうえで大きな不便な点はないので、慣れれば快適で幸福度が高いスローライフを満喫できるでしょう。

本記事を参考に沖縄へ移住した際のイメージをして、生活や仕事で失敗しないようしっかり準備してください。

株式会社レキサンは、沖縄県のIUターン特化型の転職エージェントです。

「暮らしたい場所で、思い切り働きたい」と思うあなたのお手伝いを通して、「人」と「企業」に最適な出会いを提供しています。

「沖縄県出身だけど、そろそろ帰って仕事を探したい」そう考えている人は、ぜひ株式会社レキサンへご相談ください。

あなたの沖縄転職移住をサポートいたします。

 

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