沖縄県内の福利厚生・年収別でみる優良企業を紹介｜転職方法についても解説

「沖縄で働きたいけど、いい求人が見つからない」

「福利厚生が整っていて働きやすい会社はないかな」

「沖縄で年収が高い企業へ転職するにはどうしたらいいかな」

沖縄県内には福利厚生が整っていて働きやすい会社や、実力や成績によって年収がアップする企業が多数存在します。

新卒採用枠のほかに中途採用を積極的におこなっている会社もあり、チャンスを掴んでいる転職者も多いのです。

本記事では、沖縄県内にある優良企業を福利厚生・年収別で紹介します。

ホワイト企業・年収が高い企業への転職方法も解説しているので、就職先を探す際の参考にしてください。

福利厚生で見る沖縄の優良企業5選

優良企業がホワイト企業といっても、その基準は人それぞれであいまいです。

そのためこちらでは、福利厚生が整っている企業という視点から、沖縄県の優良企業を5つ紹介します（※五十音順）

本記事は主にインターネット上で公開している、沖縄本社企業に限定して、企業の採用情報やIR情報を基に作成しております。

①沖縄プラント工業

沖縄電力の子会社にあたる沖縄プラント工業は、電力を供給するための発電設備の機器分解・点検をおこなっています。

2023年から2026年までの3年間で、社員が仕事と育児を両立できるよう働きやすい環境づくりを整える計画を策定しています。

計画の内容は、主に以下の5つです。

• 年次有給休暇の取得率90％以上
• 時間外・休日労働の削減の対策
• 産前産後休暇・育児休暇の実施率を100％
• 産前産後休業対象者に対し、復帰のための業務内容や体制の見直し
• トライアル雇用を通じた雇用、職業訓練の推進等の実施率を90％以上

また、2022年6月に公表されたデータによると、年次有給休暇取得率の平均は以下になっています。

技術職などは繁忙期になると残業が発生しますが、ワークライフバランスを保ちプライベートが充実できるよう努めている企業です。

②オリオンビール

ビール類販売、清涼飲料水販売、リゾートホテル事業を展開している企業です。

毎年、沖縄県の就活人気ランキングに上位に入っています。

2024年の新卒採用情報によると、給与・福利厚生などの内容は以下の通りです。

【引用元：オリオンビール｜新卒採用情報】

完全週休2日制のほかにも、家族行事や冠婚葬祭の休暇が整っているのは働きやすい環境といえるでしょう。

③株式会社國場組（こくばぐみ）

創業90年を迎える株式会社國場組は、沖縄県に本社を置く建築業、土木業、飲食店、サービス業を展開している企業です。

給与・福利厚生については以下の表をご覧ください。

【引用元：國場組｜採用情報】

平均勤続年数が17. 6年と、長く勤務している人が多い企業です。

従業員の勤続年数が長い＝長期的な人材育成が可能なので、入社後の人生プランも立てやすいでしょう。

沖縄県の建設業で初の子育てサポート認定企業を取得しており、子育て世代が働きやすい環境づくりに力を入れています。

④株式会社サンエー

株式会社サンエーは、県民に愛される沖縄県のスーパー・総合小売り会社です。

従業員数1,697人、臨時従業員は6,615人におよび（2023年2月末）、食料品、住宅関連用品、衣料品、レストラン事業、コンビニエンスストア「ローソン」の運営をおこなっています。

主な福利厚生は以下の通りです。

• 社会保障完備
• 退職金制度
• 社員持ち株会
• マタニティ休暇
• 男性の育児休業の所得推進
• 育児時短勤務は小学校5年生まで
• 社宅・家賃補助制度（離島・北部地域は一部補助あり）

サンエーはアルバイトやパートタイマーも有給休暇が取れ、シフト調整も柔軟に対応してもらえるためワークライフバランスが保てます。

県内小売業のなかではアルバイトやパートの給与設定が高く、学生や主婦の方にも人気です。

⑤株式会社りゅうせき

民間石油供給会社としてスタートした株式会社りゅうせきは、石油販売、宿泊施設、建築・不動産などを手がけています。

車社会における沖縄において、県民の皆さんの車をトータルケア・サポートするサービスを展開しています。

福利厚生の内容は以下の通りです。

• 持ち株会制度
• 舗装施設あり
• 海外留学休職制度
• 報奨金の対象資格92醜類
• 育児時短勤務は小学校3年生まで取得可能
• 有給休暇は半年後10日、1年半後11日、2年半後以降20日

那覇市に企業主導型保育園を開設していて、保育園に入りづらい0〜3歳までの子どもが入園対象です。

認可園で勤務していた経験豊富な保育士さんが在籍しており、りゅうせきグループで働くママも子どもを預けながら安心してお仕事ができます。

年収で見る沖縄県内の優良企業5選

こちらでは、年収が高い沖縄県の優良企業を5つ紹介します。（※五十音順）

年収や採用については、2023年9月現在の情報を基準としています。

①沖縄セルラー電話株式会社

沖縄県に本社を置く通信業界・携帯電話業界の企業です。

令和2年度の有価証券報告書によると、沖縄セルラー電話株式会社の平均年収は726万円で、沖縄県内のみならず全国平均よりも高い水準になっています。

新卒採用以外にキャリア採用という枠があり、技術総合職・バックオフィス業務・プリセールスエンジニアなどの職種を募集しています。（2023年9月現在）

キャリア採用で入社した場合の月収は22万400円からとなっており、年収約480万円（月収29万2,640円+賞与年2回）です。

賞与ほのかに通勤手当、時間外手当、住宅手当など各種手当が充実しており、年収も高くなっています。

【引用元：沖縄セルラー株式会社｜採用情報】

②沖縄電力

沖縄電力が2022年度に報告している有価証券報告書によると、平均年収は784万円です。

沖縄県の平均年収が約320万円に対して倍以上の年収で、県内トップクラスです。

大学就職ランキングでも常に上位をキープするほど大人気の企業で、新卒採用倍率はなんと約59倍といわれています。

福利厚生は転勤者用の社宅制度があり、医療共済会制度・育児介護休業制度など、従業員の生活をサポートが手厚く働きやすい環境です。

現在は中途採用の公募はしていないので、募集のタイミングを待ってみるのもよいでしょう。

③株式会社 沖縄銀行

沖縄銀行の平均年収は561万円です。

営業担当なら成績によって給与がアップし、役職によって年収は上がっていく給与制度になっています。

積極的にキャリア採用を実施しており、募集している職種は以下の通りです。（2023年9月現在）

• 法人向け営業
• 個人向け営業
• デジタル業務
• システム業務
• 融資管理業務

働き方改革の一環で早朝出社なし、水曜日定時退勤、残業時間の削減など、従業員がワークライフバランスを保ちやすいよう業務改革をしています。

沖縄銀行は役職定年が55歳、65歳まで再雇用可能です。

役職定年を定めることにより若手社員や次世代幹部を成長させ、優秀な若手がモチベーションを高めて活気のある組織になっています。

④株式会社 サンエー

株式会社サンエーの平均年収は約484万円です。

夏・冬の賞与のほかに業績により決算賞与（毎年3月）が支給され、定期採用情報によると総合職の大卒初任給が207,000円になっています。

また、正規雇用労働者の中途採用比率は以下の通りです。

【株式会社サンエー｜採用実績】

以上の数字から、臨時従業員から正社員になった人は10人に3人という結果がわかります。

⑤株式会社 琉球銀行

琉球銀行の平均年収は606万円です。

試験や資格を取得し、昇格していけば年収も比例して高くなる給与制度です。

積極的に中途採用をおこなっており、職種は以下の通りです。

• 法人向けファイナンス
• 観光関連
• キャリア管理職
• システム系企画

55歳以上は役職から外れる「役職定年制」を廃止し、60歳定年まで行員の給与を維持、シニア層の活躍の場を広げ労働意欲を促進しています。

2023年4月には中堅社員およびリーダー行員の給与ベースアップを図り、2017年からの5年間で職員の平均年収は14.4％の増加になっています。

那覇市の「りゅうぎん健保会館」1階に企業主導型の保育園を開設していて、2歳児クラスのお子様まで入園が可能です。

沖縄県内の優良企業へ転職するには

沖縄県内の優良企業へ転職するには、転職サイトや人材紹介サービス、転職エージェントを利用しておこなうのがおすすめです。

優良企業は中途採用の枠が少ないため、新しい募集が出るまで待って準備しなければいけません。

そのため、転職エージェントへ登録しておき情報を常にキャッチしておく姿勢が大切です。

地方へのIターン・Uターン転職が初めてなら、地域に特化したエージェントを利用して面接サポート、転職ノウハウを教えてもらうとよいでしょう。

まとめ

沖縄県内には、電力会社や銀行、小売業など、さまざまな企業が存在します。

しかし、沖縄への転職移住でキャリアアップ・年収アップを目指したいなら、経歴や実績をきちんと答えられるようにして真面目に取り組むことが大切です。

沖縄のIUターン特化型転職エージェントを活用すると、地元企業に詳しい転職コンサルタントがあなたと優良企業をマッチングしてくれます。

本記事を参考に、沖縄県内に本社を置く優良企業を知り、勤めたい会社への転職を成功させてください。