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面接では限られた面接時間で人間性まで伝えたいもの。

逆質問で好印象を与えられたら全体の印象はグッとよくなります。

逆に自己PRが不十分のまま面接が終わってしまうのは非常にもったいないです。

本記事では、逆質問を用意したほうがよい理由のほかに、好印象を与える質問・NG質問について解説していきます。

どんな逆質問をしたらよいかわからない人、企業に対してやる気や強みをアピールしたい人はぜひ参考にしてください。

面接の際に逆質問を聞かれる理由

面接や打ち合わせのイメージ

企業側が逆質問をする意図は、コミュニケーション力を見るほかに以下の5つが考えられます。

  1. 自社とマッチするか
  2. 入社意欲・熱意がどのくらいあるか
  3. 採用後の活躍をイメージできるか
  4. 応募者の不安や疑問の払拭
  5. 会社への意欲・関心がどれくらいあるか

逆質問は企業へ直接聞きたい事柄が聞けるチャンスだけでなく「採用後、会社に貢献してくれる人材だろうか」をチェックされています。

重要なシーンになるので、急な逆質問に対して慌てないよう事前に準備をして、シミュレーションしておきましょう。

面接の逆質問は2、3個用意しよう

会話をする男女

それぞれの面接で用意した方がよい逆質問は、以下の通りです。

  • 一次面接:2、3個
  • 二次面接:2、3個
  • 最終面接:3~5個

一次面接や二次面接のときは、一つ目の質問が終わると「ほかにはないですか?」と聞かれるケースが多い傾向にあります。

スムーズに答えられるよういくつか用意して、内容を臨機応変に増やすのがベストです。

最終面接のときは、志望する熱意や意欲の高さが注目されます。面接が進んで行くにつれ、質問の数を増やしておきましょう。

面接の逆質問でやってはいけないこと

面接の逆質問は、何を聞いてもよいというわけではありません。

逆質問でやってはいけないことを4つを見ながら、悪い印象を与えるのを避けましょう。

①調べればわかることを聞く

「創業から何年ですか」「仕事はどのような内容をおこなうのでしょうか」など、会社のホームページを見ればわかるような質問をするのは避けましょう。

調べればわかることを聞くのは、準備不足と言っているのと同じです。

また、面接官から「弊社に関して何も調べておらず、関心や熱意が感じられない」と思われマイナスイメージがついてしまいます。

会社の人と直接話せるせっかくの機会なので、面接を受ける前の下調べは徹底してください。

志望する企業のホームページと求人情報を暗記する意気込みで、面接に臨みましょう。

②面接官が答えづらい質問をする

面接官に対し、プライベートに関する問いはNGです。

例えば、以下のような質問が挙げられます。

  • 「趣味を教えてください」
  • 「休みの日はどのように過ごしてますか」
  • 「おすすめの本や映画はありますか」

相手が答えにくい質問は避けたほうがよいです。

面接にふさわしくない内容を話すと「考えて発言しない人」「弊社への興味関心が薄い」と見なされ、好印象を与えることはできません。

③「質問はありません」と答える

質問のチャンスを与えられているのに「質問はないです」と答えるのはもったいないです。

意欲や能力をアピールできれば、ほかの志望者と差をつけるチャンスになります。

逆質問を用意するときは、以下の2つを参考にしてください。

  • 志望企業をリサーチをした際、気になる点を書き出す
  • アピールしたい長所を箇条書きにしてみる

本当に質問がないなら「丁寧に教えてくださったので、私からの質問はないです」と伝えると、よい印象になります。

「得にありません」の一言だと会社に興味がなく志望度が低いと見られるので、「ぜひ御社で働きたいです」といった意欲を示す質問を用意しましょう。

④給与や福利厚生を聞く

企業の転職採用においては、即戦力や目的、動機が明確であることを重要視しています。

なぜ応募に至ったのか、転職や動機の目的に一貫性があるかに注目されています。

そのような面接の場でストレートに「賞与はどのくらいですか」「各種手当はありますか」「有休は入社後すぐ付与されますか」といった質問をすると、仕事に対する熱意が感じられないという印象を与えかねません。

福利厚生は働く上で重要ですが、面接では仕事内容や入社した際のポジションについて質問するよう心掛けましょう。

そして、給与や福利厚生に関する質問は、面接の後半で、または内定を受けてから行うことが望ましいです。

また、「面接で給与の話をしてしまって恐縮ですが、とても大事な点なのでお聞きしても良いですか?」と適切に枕詞を用いて質問することも大切です。

さらに、転職エージェントを利用することも考慮する価値があります。

エージェントは、求職者と企業との間で聞きにくいことを調整し、適切なタイミングで重要な情報を共有してくれるでしょう。

転職エージェントを利用することで、あなたの転職活動をスムーズに進め、理想の条件を実現する支援を受けることができます。

面接での効果的な逆質問

面接官と面接を受ける人

疑問点や不安な点を質問するだけでなく、入社後の自分をイメージした具体的な質問を用意するとよいでしょう。

こちらでは面接での効果的な逆質問を3つ、紹介します。

企業との相性を確認する質問

志望企業との相性を確認するために、逆質問は有効です。

自分が疑問に思っていることや不安に感じていることを、入社前に解決できるチャンスです。

気になる点を事前に聞いておけば、入社後の「こんなはずじゃなかった……」といったミスマッチも防げます。

入社後の活躍を思い描いて質問すると、自分が望んでいるキャリアを築けるかどうかイメージできるでしょう。

例えば、以下のような質問が挙げられます。

  • 「女性の働き方について、今後はどのような取り組みを考えていますか」
  • 「入社後、新規事業の立ち上げなどに携われる環境はありますか」
  • 「〇〇さんが思う、会社の魅力とはなんですか」

「私のスキルを活かして、御社に貢献したいです」といったポジティブな姿勢を見せると、志望企業にふさわしい人材だとアピールできます。

 

シンガポールから沖縄に転職移住をしたエージェントが語る、内定を獲得する候補者の特徴7つについては関連記事「内定を獲得する候補者様の特徴」をあわせてご覧ください。

 

事業・仕事内容に関する質問事項

企業は即戦力のほかに、自社とマッチした人材を採用したいと考えています。

即戦力があり能力が高くても、社員同士でコミュニケーションが図れなかったり協力できなかったりする人を採用することは避けたいと担当者は感じています。

企業が求める人材、自分の強みが一致しているところを絡めて質問してみてください。

例えば、以下が挙げられます。

  • 「入社前に、取り組んでいたほうがよいことがあれば教えてください」
  • 「役職やマネージャーになるには、どのような能力が必要になりますか?」
  • 「現在、御社で活躍している人はどのような共通点がありますか」

「頑張る」「努力する」などの表現は避けて「具体的にどのように行動すればよいか」を聞くと、採用担当者も答えやすくなります。

ご自身の長所をアピールできる質問

自分のスキルや強みをアピールするほかに、入社後どのように生かせられるかを聞きましょう。

しかし、長所が応募先が求める人材とミスマッチが起こると逆効果になるので注意してください。

例えば、会計や経理担当者を募集しているのに「前職では営業担当をしており、新規開拓を30社おこない実績を挙げました」と伝えたとしましょう。

面接官は「簿記経験がある人を採用したいんだけどな……。今回募集している人材とミスマッチだ」と判断する可能性が高くなります。

志望する企業が求める人材に合った、スキルや強みをアピールしてください。

質問例は、以下の通りです。

  • 「私は多様な価値観を受け入れられると思っています。配属先の雰囲気を教えてください」
  • 「コミュニケーションをとるのが得意です。御社では、部署をこえて交流できる会合などはありますか」
  • 「〇〇について頑張ってきましたが、御社に貢献するための努力すべき点はありますか」

スキルや長所は、伝え方によっては自慢に受け止められる可能性もあるので、言い回しに注意しましょう。

面接での逆質問は自己PRのチャンス!

スーツの男性

面接での逆質問は、企業へ直接聞きたい事柄を聞けるだけでなく自己PRができるチャンスです。

「逆質問が思い浮かばない」という人は、以下を参考に考えてみましょう。

  • 企業に対して気になる点をリストアップする
  • 競合他社と比較したポイントや事業内容で特殊だと感じたところを伝える
  • 自分で調べてもわからなかった事柄を洗い出してみる

実際に、志望企業に採用されて働いている自分を想像すると、疑問点が浮かびやすいです。

自由度が高い質問で面接官の記憶に残ってもらえるよう、事前準備を徹底して面接に臨んでください。

沖縄や地方企業の面接ならではの逆質問

相手が気になっていそうな点を逆質問をおすすめします。

特に首都圏などの規模の大きな県外企業から、沖縄県内企業へとIターン移住する場合、経営者や人事担当などが懸念する点として、自社へカルチャーマッチするか、沖縄という地域にマッチするか、などを気にされる傾向が顕著です。

逆質問してあげることによって、企業側が話を切り出しやすくなります。

「私のようなIターン者や県外からのUターン者は、ご活躍されていらっしゃいますか?」
「カルチャーマッチという点で、県外出身の私に対する懸念点はありますか?」
「企業文化と私の性格とのマッチという点で、気をつけた方が良い点などありますか?」

面接でのこのような逆質問は、カルチャーマッチにおける懸念を解消し、同時にあなた自身が企業と地域に適しているか確認する良い機会となります。

 

株式会社レキサンは、沖縄へのUIターンに特化した転職エージェントです。

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