【沖縄で転職】志望動機が「沖縄が好き」だけではNG?効果的な伝え方を紹介
沖縄への転職で「好きな沖縄で働きたい」といった志望理由は、漠然としているためNGです。
なぜ沖縄で働きたいのかを明確にして、言葉で伝えるようにしないといけません。
また、沖縄県の企業は採用する人材の定着性を判断したいため「沖縄に地縁や血縁関係があるか」を気にする傾向が多いです。
本記事では沖縄へ転職する際の、履歴書における志望動機の書き方、面接時の伝え方を詳しく解説します。
沖縄へのUIターン転職を考えている人はぜひ参考にしてください。
沖縄での面接は「働きたい理由」を明確にする
UIターン転職にて志望動機を質問された際、単に「地元だから」「沖縄が好きだから」と答えるのはNGです。
理由は、地元や沖縄愛は自分側のメリットであり、企業側のメリットがないからです。
沖縄県の企業へ転職したいなら、志望する企業のどこに惹かれたのかを明確にして言語化しないといけません。
以下に、志望動機のNG例を紹介します。
「学生時代に沖縄を訪れて、自然や文化に魅了されました。沖縄で働き、観光業に貢献したいと強く思うようになり転職を決意しました。前職でのマネジメント経験を活かしてチームで協力し、沖縄の観光業へ貢献したいです」
沖縄への転職を考えるきっかけを伝える分には問題ありませんが、十分な志望動機になりません。
また漠然とした「沖縄へ貢献したい」だけでは熱意が伝わりません。沖縄県企業にとって、沖縄が好きというのは嬉しいですがそれだけでは具体性に欠けるのです。
志望動機を考える際は、以下2つのポイントをおさえましょう。
- 希望する企業じゃないとダメな理由はなにか
- 自分が実現したいことを通じて、企業側にどのような貢献ができるか
沖縄が地元で「長男だから帰ってこないといけない」といった理由を抱えている人も少なくないです。その際は嘘のない範囲で事情を織り交ぜるのが無難です。
実家が沖縄なら定着する可能性が高くなるため、企業側も採用しやすいケースもあります。プライベートな事情に加えて、なぜその企業でないといけないのかを明確にしましょう。
関連記事「失敗事例から学ぶ沖縄への転職活動」では、実際に沖縄への転職移住を断念された代表的なケースを紹介しています。転職移住を成功させたいと考えている人は、合わせてご覧ください。
志望動機でおさえてほしいポイント【履歴書編】
ここでは、履歴書でおさえてほしい志望動機のポイントについて解説します。
志望動機の書き方に悩んでいる人は参考にしてください。
①履歴書の志望動機の文字数は200~300字
履歴書の志望動機の文字数は約200〜300字で書きます。
200〜300字は採用担当者が約1分で読める文字数です。文字が多いと伝えたいことが伝わらないケースもあるので、簡潔かつ具体的にを心がけてください。
志望動機で企業側が知りたいのは主に2つです。
- 自社を希望した理由
- 入社後、どのようなビジョンを掲げているか。
それぞれの内容を約100文字でまとめていきます。
希望先の企業をしっかりリサーチしておくと、志望動機が書きやすくなるでしょう。
②書き出しは具体的な未来をシンプルに
履歴書の志望動機の書き出しは、入社したあとの未来を具体的に表現してください。
書き出しは履歴書内での印象を決める重要なパ-ツです。最初の一文で担当者をグッと引きつけることができれば、印象に残りやすくなります。
また、結論から述べた書き出しは効果的です。例文は以下の通りです。
- 「貴社の〇〇事業に携わり、〇〇の実現に貢献したいと考えています」
- 「貴社を志望する理由は△△だからです」
自分の経験や考えをふまえて、より説得力のある書き出し文を考えましょう。
冒頭で結論を述べると、採用担当者へあなたの思いがすぐに伝わります。
「貴社を希望しています」のように書き出しが抽象的だと、自社が求めている人材とマッチしていないと見なされるので注意してください。
③締めくくりは、どのように活躍するかを記載する
志望度の高さを示す意気込みを記載します。入社意欲や能力をアピールしてください。
締めくくりは「貴社の事業内容や理念に共感し、入社を希望した」「入社後にどのような貢献ができるのか」を記載します。そうすると採用担当者はあなたが活躍しているイメージをしやすくなります。
なお、以下のような回答はNGです。
- 「未経験業界ですが、精一杯頑張ります」
- 「貴社で学んで成長したいです」
転職において、企業は即戦力を求めています。
「頑張ります」のような内容は入社意欲や能力をアピールできていません。企業は学ばせるために人材を確保するわけではないので、マイナスの印象を与えてしまいます。
書いたあとは家族や友人、転職経験がある人に読んでもらい、客観的な意見を聞いて改善してください。
志望動機でおさえてほしいポイント【面接編】
ここでは、面接時における志望動機でおさえてほしいポイントを3つ紹介します。
面接では自分の経験や知識、強みをアピールできるよう努めましょう。
①自分の経験を具体的に説明する
面接では、具体的に自分の経験を説明します。今までどんな仕事に携わり、どんな経験を積んできたかを伝えましょう。
経験を話す際のNG・OK回答例は、以下の通りです。
×「前職では金融機関の窓口業務や決算処理を担当し、幅広い業務経験を積んできました」
〇「前職では金融機関の窓口業務として、お客様の入出金定期貯金、保険の相談に応じ、決算業務では損益計算書や貸借対照表の作成までを担当しました」
経験したことで得た学びもあわせて答えると、よりよい回答になります。「その仕事を通して、どのような学びを得られたか」を言語化してください。
例えば、目標達成までトラブルがなくスムーズに遂行できたなら「事前準備を万全に備え、目標達成までスムーズにおこなえました」と答えるとよいでしょう。
挫折やトラブルはあったが、最終的に目標達成できた場合は「あらゆる困難にぶつかりましたが、〇〇や△△の改善と対策をおこなった結果、目標達成できました」と説明しましょう。業務のなかで成長できる人材だとアピールできます。
エピソードも踏まえて話せると、あなたの人柄や仕事に対する熱意を伝えられます。
②志望する企業でないといけない理由を説明する
「なぜ志望企業でなければならないのか」を具体的に、明確に伝えましょう。
同じような事業を展開する企業があるなか、なぜ弊社を希望したのか、面接官はそこが一番知りたいからです。
前職での経験や培ったスキルと、志望する企業の仕事内容を比べ、前職で感じた不満や課題を入社後どのように解決できるのかを考えましょう。
企業を選んだ理由に一貫性がないと、本気度が伝わらず失敗に終わることもあります。
具体的に他社とは違う部分を指摘できれば、面接で評価される可能性は高いです。
また、情報不足でいまいち志望動機に確信をもてなくても、「私は〇〇をこれまで大事にしていて、こういったことが御社でできるので志望していますが、もし私の認識に不足な点があれば教えてください」と伝えて、面接官の見解を引き出すのも一つの手です。
③「話し方」で好印象をもってもらう
これまでは面接での質問内容について触れましたが「話し方」も重要です。
話し方が不自然だと、面接官は「本当にこの人が言っていることかな?」と疑念を持つことがあります。自分の本心と熱意を伝えるためには、以下のポイントを心がけてください。
- 落ち着いて話す:緊張で早口にならないように意識しましょう。ゆっくりと、はっきりと話すことが大切です。
- 相手との対話を意識する:一方通行の話ではなく、相手との対話形式を心がけましょう。
- ポジティブな言葉を選ぶ:前向きな言葉遣いは、面接官に好印象を与えます。
- 結論を先に伝える:簡潔に、まずは結論から話し始めることで、聞き手の理解を促しましょう。
- 表情とアイコンタクト:明るい表情と適切なアイコンタクトで、自信と誠実さをアピールします。
特に緊張が高まると、前置きが長くなりがちですが、結論を先に述べることで、緊張を和らげ、相手にもポイントをしっかり伝えることができます。早口になり過ぎると、焦りや不安定さを印象づけることがあるので、この点にも注意しましょう。
そして繰り返しになりますが、面接では自分が伝えたいことを述べるだけでなく、「企業側にどのような貢献ができるのか」という視点をもって、「ぜひ御社で働きたい」といった熱意を伝えましょう。
沖縄県内企業は県外就業経験者を求めている
積極的によい人材を確保しようとしている企業ほど、県外就業経験者を求める傾向があります。
理由は、沖縄県内企業では培えない知識や経験が豊富な人が多いからです。
UIターン転職希望者に関しては、沖縄への定着性を重視するため、志望者が沖縄にどれくらい関わりがあるか聞かれるケースがあります。
沖縄に地縁や血縁関係がある人なら積極的にプライベートを話してみるとよいです。
地縁血縁関係がなく転職を考えている人は「沖縄が好きで年に〇回観光で来ています。こういった点が好きでして…」と、面接官に「なるほど、本当にこの人は沖縄に来たいんだな」と思ってもらえるような、沖縄との関わりを伝えることをおすすめします。
ちなみに、弊社がお手伝いした事例では、沖縄県外での就業経験者が転職を成功させている確率が高いです。詳しくは関連記事「転機に立つビジネスパーソンのための沖縄移住・転職ガイド。年収500万会陰以上を確保する沖縄での転職について」をご覧ください。
沖縄へのUIターン転職ならレキサンへ!
沖縄で転職活動をする際、志望動機で「沖縄が好きだから」「地元だから」だけではNGです。
志望する企業のどこに惹かれたか、なぜその企業でないといけないのかを明確に言語化してください。
漠然とした理由では一貫性がなく、採用担当者へ熱意が伝わりません。他社と違う部分を見つけ「御社に貢献したい」というやる気をアピールできれば面接で好印象を与えられます。
ぜひ本記事を参考に、沖縄での転職活動を成功させてください!
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