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海外転勤とその後について

皆さんこんにちは。
リージョナルキャリア沖縄 株式会社レキサンの花岡です。

前回は「沖縄で活躍するグローバル人材の特徴」について論じて参りました。
今回は、実は複数の候補者様から「海外転勤について知りたい」とご相談をお預かりしまして、具体的には「海外転勤とその後」について、触れて参りたいと存じます。今回の内容が、海外転勤を控えていらっしゃる方や、その後についてIssueをお持ちの方にとって、ご参考の一助になりますと幸甚です。

前回のブログはこちらよりご一読ください。

沖縄で活躍するグローバル人材の特徴

 

【 目次 】

  1. ご相談の背景
  2. 【ご相談内容1】海外転勤に対する不安
  3. 【ご相談内容2】日本に帰った後、海外転勤経験は活かせるのか
  4. 【ご相談内容3】海外転勤後の選択肢
  5. まとめ

ご相談の背景

実は、海外転勤をお控えの複数の候補者様から、「これから、海外転勤の予定があります。不安に思うことがありまして」とお声を寄せて頂きました。具体的なご相談内容としては、

  1. 海外転勤に対する不安
  2. 日本に帰った後、海外転勤経験は活かせるのか
  3. 海外転勤後の選択肢

でございまして、以下の通りお応えして参ります。

【ご相談内容1】:海外転勤に対する不安

海外転勤の辞令を受けた候補者様より、以下の旨のご相談をいただきました。

「実は海外転勤の辞令を受けて不安に思っています。当該業務は東南アジアでの子会社管理の仕事で、帰任後の自分をイメージした時に、同期は国内でどんどん昇進していくのに置いていかれないだろうか?と。上(上層部)はお気に入りの同期を本社で育成して、私を外に出そうとしているのかと勘ぐってしまうぐらいの心境です。なので、転職をすべきかご意見を聞きたく相談に来ました。」

お話は理解できますし、このご相談の裏側には別の問題もあると存じます。

結論としては、『転職云々の前に、環境ではなく、そこであなたが何をやり、何を学び、何を活かせるようになるか』が必要だと私は思います。

海外転勤はチャンス

さて、そもそも、海外転勤は個人にとって極めてチャンスとも言えますよね。

理由の一つとして、今後日本は人口減少により内需減少路線を免れないので、外需獲得が肝となります。

海外ビジネスにおいて、しっかりと地に足をつけて、乗り越えるべき課題を把握し、ご自身なりの工夫をもった取り組みを行い、ご自身で積み上げたご実績は、海外を経験していない他の方に比べてはるかに大きな財産となるでしょう。

また、そんな方々は他の企業からも価値のある存在だと認識される可能性が高まります。

海外転勤とは、ご自身のマーケット価値が上がる機会でもありますし、加えて国内だけでなく海外のチャンスにもご自身をエクスポーズさせることが出来ます。

会社がわざわざ準備してくれるというのはありがたいことですし、外から日本を見ることが出来る機会は貴重です。

これまでの固定概念が良い意味で刺激を受け、はたまた日本での常識は海外では非常識であることはたくさんあることから、そのギャップによってご自身を大きく成長させてくれるチャンスでもあると思います。

さらに言えば、一度海外に出てしまえば「帰国したくない」という方々は圧倒的に多く、同様にお感じになる可能性はとても高いと存じます。なので、海外転勤はむしろ願っても中々叶えられないぐらいの、超が付くほどのチャンスだと私は思います。

一方、私の視点からは、海外転勤(駐在)は任期があるのが一般的であり大きな課題であるとお見受けします。任期がある為に志半ばで諦めざるを得ないことや、切り上げなければならないこともあるでしょう。

また、わざわざ本社から海を越えてやってくるので能力が高い人物だと最初からハードルが高く、期待されて当然であり、同時に現地で働く皆様から「どうせ数年で帰るんでしょ。」と認識されやすいです。

補足ながら、海外に出ることによってご自身のマーケット価値が上がると申し上げましたが、駐在は任期がある為、現地採用の方が良い側面も大いにあると存じます。

そして、ただ海外に出るだけではマーケット価値は上がりません。結局は、どんな環境であれ、そこで何をやって、何を学んで、それをどのように活かすことができ、組織に対してどの様な価値を提供することができるかが、大事だと思います。

当該ご相談の裏側にフォーカスを当ててみれば、きっと、これまで身を粉にして働いて来たのに、同期の方が評価されている(可能性がある)ことに納得がいっていないことが問題である可能性もお見受けします。

ぜひ一度、海外転勤とは何かを思いを巡らせてみられることが良いと思います。
会社の将来の命運を握りますし、現地の皆様を巻き込みますしね。

当該評価に納得いかないのであれば、ご転職されるか、もしくは海外に出て更にご自身を磨いて、バリューを発揮して見返すのもいいでしょう。

また、もしそのバリューが評価されないのであれば、外の世界に目を向けてみることもお勧めです。

きっと、評価してくれる会社が見つかるかと存じます。

 

【ご相談内容2】:日本に帰った後、海外転勤経験は活かせるのか

「活かせないかもしれない」、「どうやって活かしていったらより良いか知りたい」、「活かせてない人たちがいるけどどうしたらいいと思う?」というご相談を受けることがあります。

結論からお伝えすれば、当然活かせるものはあり、ご自身のキャリアを点でなく線で考えることがおすすめです。

日本ではジョブローテーションというユニークな制度があるので、帰国すれば、帰国後の業務は海外関連から外れてしまうこともあるでしょう。

一方、ジョブローテーションとは何の目的やゴールも無く運用されるものでもないと思います。もしも何の目的やゴールも無く運用されている慣習なら、外の世界を見てみることも検討するのも手です。

ジョブローテーションの趣旨の一つはジェネラリストを育てることであり、組織全体をパーシャルに体験することで、いずれ自社の経営が出来る人財候補として全体がわかる人財を育てることが目的と言えるでしょう。そう考えれば、海外業務から外れたとしても、海外で培った知識や経験は自社を運営することにおいて非常に重要な要素です。

そもそも海外に出た理由は将来自社全体を見渡せるようになるためです。キャリアを点で考えれば、海外関連業務から外れたことを不安に思うかもしれませんし「上層部は人財を上手く活用しない」と感じる事があるでしょう。線で考えれば、海外転勤体験はいずれ経営ができる人財となるためなので、納得の内容かと存じます。

※ただし、ジョブローテーションは仕組みとしてパーシャルに色々な部署で経験を積むため、専門家は育ちにくい傾向があります。

補足ながら、海外転勤経験者で、任期中ただ任期が過ぎるのを待っていた人も中にはいるかもしれません。そういった人物は海外転勤経験が活かせるかどうか云々の前に、どこに行っても価値は発揮し難いかとお見受けします。

すなわち、結局は自分次第なのです。もう少しかみ砕いてみれば、ゴールと、これまでを含めた現在と、そのギャップを意識することがおすすめです。

このギャップを埋める為に、今何をするべきかを考えれば、現時点において海外関連業務から外れていても納得かとお見受けします。

 

【相談内容3】:海外転勤終了後の選択肢について

帰任した後の自分にどんな可能性が残されるか、もしくは生まれるかを知りたいというご意向があってのご相談です。

結論からお伝えすれば、現実的な選択肢として以下があります。

  1. 帰任して同じ会社で国内業務もしくは日本から海外業務を行う可能性
  2. 帰任後、また海外に赴任する可能性
  3. 当該海外業務経験(バリュー)を活かして転職するという可能性
  4. 起業する

などが挙げられます。

海外転勤終了後、どんなご自身でありたいかをイメージしてから、海外転勤に臨まれることは極めておすすめです。

海外転勤を通して、更に価値のある自分づくりが出来るといいですよね。海外勤務中に成し遂げたことが大きく評価されて他社からスカウトを受け、任期終了前にご転職に成功される方々も多くいらっしゃいます。

 

海外転勤後の選択肢を出来るだけ豊富にさせるためには、前述の通りご自身が生み出すことの出来るバリューが大事だと存じます。

すなわち、現地でどんな課題があるのか把握し、その課題をご自身の工夫をもって乗り越え、組織に利益やメリットをもたらせることで、バリューを創出することはおすすめの方法の一つです。

職務経歴書には数字をもって、左記を記載されることもご推奨です。また、海外転勤前は自分にとってライバルはマーケット上に沢山いると存じますが、赴任後は同じことが出来る人が少なくなるのでライバルは大きく減るでしょう。

海外転勤とは、環境が大きく変わることなので、中々簡単に割り切ることが難しいことがあると存じます。

一方、「やってみなくては分からない」ことは非常に多いと思いますので、「飛び込んでみる」というマインドも同時にお勧めです。補足ながら、海外経験の候補者様は、「海外はこりごりだ」という方よりも「可能であれば海外にまた出たい」という思いを持っていらっしゃる方の方が圧倒的に多い印象です。

 

まとめ

最後に、海外転勤を通してどんな価値を生むことが出来る人財になったと言えるか、ぜひ意識して頂き、海外転勤に臨まれることがおすすめかと思います。今回の内容が、海外転勤を控える皆様への、ご参考の一助になりますと幸甚です。もしもより詳細な事がお知りになりたい場合は、ご相談下さいませ。


弊社では読者様の「沖縄の転職エージェントに、こんなことを聞いてみたい!こんなことをやって欲しい!」を募集しております。お約束することは出来かねてしまいますが、出来る限りお応えして参りたいと存じます。

花岡 利季 Hanaoka Toshiki
社会保険労務士
大阪で生まれ、生後7ヶ月でシンガポールへ。大学は日本の武蔵工業大学卒業。日本とシンガポールの両方にて就業経験を積む。JACにてコンサルタントとして活躍。(経理財務人事・コンサルファームが専門領域)2020年沖縄へ移住し株式会社レキサンへ入社。釣りが趣味。沖縄に来てからほぼ隔週で通っている。

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