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普段、私がお手伝いしている求職者の方の半数近くは【営業マン】の方なのですが、皆様との初回の面談時にキーワードとして出てくることの多い【不動産営業】について、本日は触れていきたいと思います。

―目次―

  1. 昨今の県内の不動産市場について
  2. 不動産営業」という仕事へのイメージについて
  3. 主な仕事内容
  4. 不動産の魅力
  5. 魅力的な県内の不動産会社。その魅力とは? 
  6. 「良い会社なのか」その見極め方
  7. 最後に

昨今の県内の不動産市場について

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ありがたいことに直近になり不動産会社からのお問い合わせを多くいただいており、需要が増えています。そのため、これから不動産業界での転職を検討する方に、現在の状況をお伝えできればと思います。

不動産業界の需要が増えている背景には、コロナが落ち着いてきたこともあるかとは存じます。沖縄県不動産鑑定士協会が出している『沖縄県不動産市場DI(取り扱い件数動向)』を見ても、右肩上がりになっているグラフを確認することができます。

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参照:沖縄県不動産市場DI(取り扱い件数動向)

 

ここで一点注意しなければならないのが、世の中のニーズがあるからその仕事に就くか、というと必ずしもそうでないことです。ご自身の「転職軸(大切にしたい仕事観)」にあっているか、が重要になります。

しかし、世の中が目まぐるしく変化しているように、不動産業界(この業界に限らずではございますが。)も日々変化しているように感じますので、可能な限りキャッチアップした上で、判断されることがご推奨ではございます。

 

また、即戦力性の高い、業界で十分にご経験を積まれてきた方はもちろん、宅建の資格を保有していない方や業界未経験の方を求める企業様も多くなってきているようにお見受けしております。

なかなか採用ができなくなってきている、という側面ももちろんありますが、しっかりと育てられるような仕組みがを作り、今までよりも受け入れられるキャパシティが広がったということもあるようにお見受けしておりますので、このあたりも後程お伝え致します。

 

「不動産営業」という仕事へのイメージについて

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「不動産営業」という仕事について、皆さんはどういうイメージをお持ちでしょうか。求職者の方と面談をする際に、希望の業種・職種、またはNGな業種・職種をお聞きしているのですが、不動産業界をNGな業界として挙げる方も少なくはないです。

掘り下げてお聞きすると「なんとなくイメージが良くない」や「友人が働いていてハードワークだと聞いていて」とか「土日休みがまったくないイメージ」という声を挙げておられました。

私自身も、この仕事に就く前、というのは悪いイメージは無いまでも、自身の転職における選択肢の中からは除いて考えておりました。

ただ、今の仕事を通じて、県内の様々な不動産会社、そして不動産営業の仕事をしている求職者の方にお会いさせていただく中で、イメージが大きく変わりましたので、このあたりにも触れて話をしてまいります。

 

不動産会社の仕事内容

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不動産業は不動産売買・不動産仲介・不動産管理・不動産賃貸 と大きく分けられ、全国には421万社の法人の数があると言われておりますが、その中で34万社が不動産業に携わっていると言われております。

  • 不動産売買:不動産を購入したり、消費者に直接販売する
  • 不動産仲介・流通:不動産と売りたい人、購入したい人を探しマッチングさせる
  • 不動産管理:賃貸マンションやアパート、土地の管理
  • 不動産賃貸:不動産を所有し、貸し出すオーナーや大家

 

不動産と言えば「宅建」と覚えている方もいるかとは思いますが、「不動産売買」「売買・賃貸仲介」を行う業者は宅建業者と言われております。更に深く理解するには、不動産がどのような流れで動いているかを把握することが大事です。

デベロッパー(開発)、売買・賃貸仲介業者(流通)、管理会社(管理)と分かれておりますが、簡単に説明すると、

デベロッパー(開発)

用地取得・企画・開発・販売・管理を手掛ける、エリア全体を開発する仕事です。収入源は、建物の販売や施設利用のテナント料です。建てるだけではなく、地域全体を開発する役割を持ちます。

売買・賃貸仲介業者(流通)

不動産仲介業とは、不動産の売買をする時に売り手と買い手、もしくは貸し手と借り手の間に入ってサポートを行う業種です。収入源としては、契約が成立した時に支払われる仲介料です。

管理会社(管理)

不動産管理業とは、賃貸物件の管理を行う業種です。様々な業務を行っておりますが、入居者対応、客付け、オーナー対応等が挙げられます。収入源は、賃貸物件の管理手数料です。

それぞれの仕事内容をより細かく説明することは、今回は割愛させていただきます。

 

不動産業の魅力

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不動産業ならではの魅力が沢山あるとお見受けしております。

よくお聞きするのは、「深くお客様と関わることができ、その上で感謝をされる」ということです。「衣食住」、その中の「住」環境に関するニーズや要望に応えていくことは、もちろん簡単では無いですが、だからこそ喜んでもらえたときの達成感というのは非常に大きいとのことでした。

また、様々なお客様の要望や疑問に応えていくためにも、幅広い知識を必要とします。はじめは勿論大変なことも多いようですが、宅建や不動産鑑定士等の資格取得を通じての座学はもちろん、扱う地域の土地や物件等に日々触れていくことで、どんどんと専門性があがり、お客様のニーズを満たせることが多くなっていくというのも魅力の一つです。

更に、そういった情報をお客様だけではなく、自身の生活(賃貸、マイホームの購入)や投資等にも活かすことができることも大きな魅力かと存じます。実際に自社が保有する不動産を、自社の社員が購入している、というお話もお聞きしたりすることもございます。

あと忘れていけないのが、収入面でも魅力を感じてこの業界で長く働く方も多いです。成果報酬型を採用している企業も多いので、自身の頑張りが評価・収入に繋がることも魅力の一つです。

 

魅力的な沖縄県内の不動産会社。その魅力とは。

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正直、この部分だけでも一時間以上語れるくらいございますが、絞ってお伝えいたしますね。

魅力的な経営者

経営者の魅力が最も重要かとは存じます。私見も入っておりますが、魅力的な経営者に欠かせないのは、

  • 明確なビジョンがある
  • マーケットを理解した上で、常に情報をアップデートしながら勝ち抜いていく事業を考え抜いている(SWOT分析等)
  • 従業員を大切にできている(育成、評価、環境作り、多様性を受け入れ、活かすことができる)

ことだと考えております。

 

私が本当に魅力的だと思う経営者がいる企業では、事業運営における、様々な困難もありつつも、上述のような要素があるからか、離職率が非常に低いとお聞きしております。

具体的には年間に1、2名いるかどうか。

また、離職者がいたとしても、理由を把握しておられます。もちろん大変なことも多々あるかとは存じますが、離職者も多い業界だと感じておりましたが、選ばれる会社には必ず理由があり、それは経営者が大きく影響しているようにお見受け致しました。

 

教育体制、評価体制

ノルマがあるか、教育体制や評価体制はどうなっているのか、この業界に良くないイメージを持っている方や転職したい人は、特に気になる項目かと思います。

私が魅力的だと感じている企業は、会社からの一方的、強制的なノルマはありません。部門ごと、個人ごとの「目標」はあります。目標の設定から上司と設定した上で、目標達成のために、「上司との1on1」や「マーケティングチームによるサポート」「部内MTGでのグッドプラクティスの共有」等を通じて、社員の成長や結果にコミットメントしています。

 

また、「評価体制」についても会社それぞれ違いますが、共通しているのは「社員一人に背負わせない体制、成長にコミットをしている」点です。個人ではなくチームでの評価体制にしている会社や、入社後数年は業績が浮き沈みがあることを前提として、あまり高低のない給与体制を設けている会社等ございます。

 

休日

従業員がきちんと休めている会社なのか、というのを大切にしている人もおられる方もいるのではないでしょうか。無駄な残業はしない。有給休暇はしっかりとらせる。「土日」どちらかは必ず休みにしている等、会社によって違うものの、こちらも業界に対して私(その他求職者)が持っている固定概念を覆す取り組みをしている会社があります。

 

「良い会社なのか」その見極め方

上述の魅力を有する企業なのかどうか、というのも一つの参考にしても良いかとは存じますが、何よりも大事なことは、「自身にとって魅力だと感じる会社、その要素を可能な限り言語化すること」と「可能な限り求人情報をインプットした上で、仮説を立て、面接時に確認をする」この2つだとお見受けしております。 シンプルに、「自己理解」と「会社理解」ではあるのですが。

人によっては、バリバリと稼げる評価体制がある会社よりも、しっかりと成長できるような成長環境があるかどうか、を重要視している方もいます。

「給与幅が300万~700万 20代後半主任 400~500万 30代前半課長 500~600万 40代中盤部長 600万~700万」と記載のある求人を見た時、単にその数字だけを見るのではなく、どういった評価体制なのか。目標設定はどうしているのか。どういった基準で昇進するのか。

経営者について、事業について、実際に行う業務について、一緒に働く上司、同僚、部下について。調べる事、面接時に質問できることは山ほどあります。

「知人から過去に聞いた」「ネットで見た」それも一つの情報ですが、実際に会社、店舗に足を運んで「自身の目で活きた情報を得る事」が何より大事だと思います。我々エージェントも実際に見たこと、そして求職者の方々が見てきたこと、等をもとに可能な限り情報をお伝えいたしますが、やはり「百聞は一見に如かず」ですね。

最後に

冒頭でもお伝えしました通り、最近になり需要が高くなってきたように感じる不動産業界。こちらでお伝えしきれなかった業界の魅力、そして県内の魅力的な企業、求人情報についても、ご興味ありましたら面談等を通じてお伝えできればと考えております。

不動産業界以外でも、営業の経験がありましたらチャレンジできる入り口があります。

「今すぐに転職を考えている方」も「今は検討中の方」も「情報収集をしたい方」でも、まずはご相談していただけますと幸いでございます。少しでもお力添えできますよう、尽力してまいります。

今回は、「沖縄県内の不動産業界で転職を考える際に知っておくべきこと」の話をして参りました。今回の情報が、少しでも皆様の参考になりましたら、幸いです。


読者様の「沖縄の転職エージェントに、こんなことを聞いてみたい!こんなことをやって欲しい!」を募集しております。お約束することは出来かねてしまいますが、出来る限りお応えして参りたいと存じます。

長濱 雅徳 Nagahama Masanori
コンサルタント
沖縄県那覇市生まれ。神奈川大学卒業後、教育関連の仕事に従事。東日本大震災をきっかけにNPO法人カタリバへ入社。岩手県をはじめ、東京や島根で経験を重ねる。結婚・出産を機に沖縄にUターンし株式会社レキサンに入社。3児の父であり、趣味は料理。レシピ動画を参考に作った料理は家族からも高評価である。

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