BLOG ブログ
BLOG

沖縄で機械設計エンジニアへ転職する際に、本土との年収の違いについて気になっている方も多いのではないでしょうか。

沖縄は本土とは異なる産業構造です。

本土では、自動車や機械関連のメーカーが発展している一方で、沖縄ではものづくり系の会社が他府県に比べて極めて少ないのが事実です。そのため、機械設計エンジニアが関わる仕事やプロジェクトも希少です。

ですので、メカ設計の経験が活きる他の周辺領域まで含めてキャリアチェンジを検討する必要があり、地域のものづくり産業以外の他産業も検討していく必要があります。

例えば、土木建設業や設備系の設計業務、ホテルやリゾート施設の設備管理に関する業務、環境に関する再生可能なエネルギーの導入のプロジェクトなど、沖縄の地域ならではの機械設計が活かせる業務などがあるでしょう。

このように、メーカーから他業種へキャリアチェンジする際の産業や規模の違いで、年収への影響は大きくあります。

今回の記事では、沖縄で機械設計エンジニアへ転職する際の収入の基準や年収がアップする方法について解説します。

沖縄県内の製造業の特徴

最初に、沖縄県内の製造業の概況を見て見ましょう。

「H18年国(県)民経済計算」よると、国内総生産における製造業の割合は、全国平均で21.3%ですが、沖縄県内ではわずか4.1%に留まっています。

特に一般機械器具製造業および電気機械器具製造業の割合は全体のわずか3%と極めて少ないのが現状です。このことから、沖縄において製造業、特に機械設計関連の産業が他県と比べて限られていることがわかります。

出典:H18年国(県)民経済計算

ちなみに、沖縄県の製造業の中心は、食品や飲料品の製造であり、これらが全体の約40%を占めています(沖縄県公式サイト「ものづくり産業」ページより)。

沖縄独自の農水産物を使用した製品は県外でも人気があります。他にも、セメントやガラスの生産、金属製品の製造、印刷業などが盛んです。

出典:沖縄県公式サイト「ものづくり産業」

半導体関連の事業や医療機器製造の分野で県外企業の参入も見られますが、全体と比べるとまだほんの一部です。

上記のことから、沖縄県の機械設計エンジニアの求人は、他府県に比べて非常に限られていると言えます。特に、高度な技術を要する一般機械器具製造業や電気機械器具製造業が少ないことから、この分野でのキャリアを目指す方にとっては、求人を見つけるのが一層困難であることが予想されます。

沖縄県の特色|基本情報・産業構造・暮らしをチェック

沖縄の機械設計エンジニアは本土と年収が変わる?

厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによると、機械設計エンジニアの平均月額報酬は「27万7,000円」です。

製造業や建設業への就職を検討している方は、年収の目安にするとよいでしょう。

出典:職業情報提供サイトjobtag

私たちレキサンの見解では、沖縄県内での機械設計職の求人の平均年収は350~450万円ほどで、他府県に比べて2~3割ダウンするイメージです。特に上場企業など大手企業のメカ設計職からの転職だと、3~4割ダウンすることも珍しくありません。

沖縄の機械設計エンジニアの求人トレンド

沖縄ではものづくりの製造業はほとんどありませんが、ここ最近のトレンドとして、本土の企業が、沖縄に設計拠点を設けるというケースが増えてきました。

企業誘致で特に、うるま市州崎の企業立地促進センターに設計拠点を構えるケースが増えており、年に数社、新規進出における設計職の求人があります。

理由としては、本土では慢性的に機械設計エンジニアの人材不足という課題があるからです。

稀な求人ではありますが、タイミングが合えばチャレンジしてみてほしいなと思います。

機械設計エンジニアの全国的にみる仕事内容と沖縄の求人の違い

沖縄での機械設計エンジニアの求人や仕事内容を把握しておくと、転職後に理想と違ったということがなくなるはずです。

これから沖縄で機械設計エンジニアとして働きたい方や興味がある方は、ぜひ確認してみてください。

機械設計エンジニアの主な仕事内容

機械設計エンジニアの主な仕事内容は、市場のニーズに応え技術を駆使して、機械製品の開発・設計を行うことです。

機械製品と言っても、パソコンや車、産業用機器など、精密機械から巨大な重工業系の機械までさまざまです。

顧客の要望を確認し、商品や他社の調査などを平行して行います。さらに、コンセプトの設定、使用可能な技術や資材を考えて、製図ソフトや解析ツールを用いてシミュレーションを繰り返しながら基本的な仕様を考案します。

顧客の予算内であることや環境への安全性を配慮し、試作して検証し、ミスがないか確認することが主な仕事内容です。

沖縄でのメカ設計の仕事は、部品メーカーの設計がほとんどです。また工場は県外にあり、現場から離れて設計するパターンの働き方も多くあります。機構的な設計というよりは、筐体設計や構造設計などの分野がほとんどです。県外から機械設計業務を受託で請けているパターンも見受けられます。

他府県には、地場にFA装置屋が多くあり、エリアにある事業者の工場の省力化を行っています。しかし、沖縄にはラインを持っているものづくり製造業は非常に少なく、FA装置を専門に扱っているところはほぼありません(あるにはありますが、本業で行っておりません)。食品工場の製造ライン系が多い印象です。

沖縄の機械設計エンジニアの求人内容

沖縄では製造業の割合が全国と比べて非常に少ないです。

地域の産業の違いがあり、メーカーでものづくりを専門とした求人はほぼ見られません。

また、ものづくりの製造業があったとしても、県外から誘致された工場であるケースが多く、設計や開発以外の製造や組み立てライン工程が多いこともあり、機械設計の工程を沖縄に置くケースは多くないです。

(ただし、CADトレースのBPO拠点がいくつかありCADオペレーターでの募集などは比較的多く見受けられます)

そのため、専門性を持った人材を募集するケースは少なく、年収が上がらないケースも多くあります。

詳しくは「ものづくり経験者の沖縄県内転職について【Vol.1】」の記事をご確認ください。

機械設計エンジニアの仕事を幅広く知ることが大切

沖縄では機械設計エンジニアの求人が少ないとお伝えしてきましたが、決して諦める必要はありません。

なぜなら、周辺産業で人材が不足しているケースがあるからです。

沖縄では製造業ではなく、建設業における建築設計業務や機械設備設計がわりと多く、特に米軍基地や防衛省関連の求人が見られます。

ゆえに、英会話力やコミュニケーション能力など、エンジニアには関係ないと思われるスキルが必要ですが、機械設計エンジニアの経験を活かせて活躍できるキャリアもあります。

沖縄で機械設計エンジニアとして年収がアップする3つのコツは?

収入アップのイメージ

県外で高いレベルの技術や能力を磨いてきた方が、希望に合わず断念することを幾度となく見てきました。

ですが、視野を広げると機械設計エンジニアとして活躍することや年収アップも夢ではありません。

ぜひ、これからお伝えする3つのコツを押さえていただきたいと思います。

希望条件を広げる

希望する仕事内容や待遇条件を広げることが大切です。

本土における製造業への転職と沖縄では状況が違い、難易度が高いということです。

これまで、高い技術を身につけ、専門性のある仕事をしてきた方にとっては、希望条件の幅を広げるのは困難かもしれません。

しかし、希望条件を広げることで新しいスキルを手に入れることや、年収が上がることもあるでしょう。

沖縄には、製造業以外にも多様な産業があり、特に観光業やIT産業など新たな分野での求人が増えています。

機械設計のスキルを生かしながらも、異業種への挑戦やキャリアチェンジを考えることも一つの選択肢となり得ます。

経験を活かせるように希望条件を幅を広げてみるのも転職の上では戦略の一つとしておすすめです。

タイミングを逃さない

沖縄での機械設計エンジニアの求人は希少です。

本土との産業の違いにより、求人検索を行って出てきたとしても、沖縄の求人ではないことが多いです。

また、誰もが希望するような求人は、すぐに採用が決まってしまうこともあるため、日頃からアンテナを張り、転職の準備をしておく必要があるでしょう。

希少な求人を逃さないようにするには、転職エージェントへの登録がおすすめです。

よい求人は企業とのパイプが太い転職エージェントへ先に流れることがあるため、沖縄在住の転職エージェントである弊社レキサンへご相談ください。

→レキサンに問い合わせる

スキルを掛け合わせる

沖縄の機械設計エンジニアの仕事は少ないですが、幅を広げることで可能性も広がります。

例えば、機械設計エンジニアの仕事でも建設関係なら、沖縄では米軍基地の仕事などが関わることもあり、英会話力が必要になってくるでしょう。

他にも、県外の企業で働いていたことで、最新技術の使い方を熟知していることもスキルの一つです。

機械設計エンジニアの仕事は、仕事の進行や社内調整などコミュニケーション能力も必要です。したがって、スキルの掛け合わせをアプローチすることで、可能性が広がります。

まとめ

沖縄の機械設計エンジニアの仕事内容や本土と沖縄の求人の違いについてお伝えしました。

沖縄県内で機械設計エンジニアとしてのキャリアを築くには、限られた機会の中で可能性を見出す創造性や、新しい分野への適応力が求められるかもしれません。

とは言っても、なかなか条件に合う求人が見つからないと悩んでしまう方も多いでしょう。

私たちは、本土にて技術を磨いてきた方が、経験を最大限に活かせる場を見つけられるよう皆さんと一緒に可能性を切り開いていきたいと思います。

沖縄県内で転職を考えている方はお気軽にご相談ください。

→機械設計エンジニア・ITエンジニアの求人情報を見る

レキサン スタッフ
レキサン スタッフLEQUISON Staff
株式会社レキサンのスタッフが情報をお届けします。転職をお考えの方や企業にとって役に立つコラムや、会社のことや沖縄の情報を発信してまいります。

カテゴリー

コンサルタント

SNSをフォローする

Facebook Twitter