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デジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)という言葉が流行し、沖縄ではどのような取り組み方をしているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

実際、知らず知らずのうちに、ビジネスや生活においてもDXに触れる機会は多いと思います。

本記事では、DXの概要から沖縄企業の取り組みや地域の課題について解説します。

DXとは、デジタル技術を使った顧客体験の変革

DXは、組織やビジネスプロセスを従来の方法からデジタルテクノロジーを活用した方法へ変革することです。

例えば、スマホやモバイルアプリもDXの技術の一つです。

今では、コミュニケーションやショッピング、デジタル決済までご自身のスマホで行うことが可能になりました。

医療においては、電子健康記録(EHR)の導入や患者とのオンライン医療相談、ビックデータの活用にて治療方針を決めるなど医療業界にも影響を与えています。

そのほかにも、オンライン教育、インターネットバンキングもDXの技術を活用している例として挙げられます。

既にDXは幅広い分野で活用されており、私たちの生活には切っても切り離せないほど浸透しているように思います。

DXとよく似た用語の違い

先述の通り、DXの定義はテクノロジーを活用した方法へ変革することです。

一般的にDXという用語が浸透してきていますが、まだまだITと混同してしまう方も多いように思います。

ここでは、DXとの違いやよく似た用語についてお伝えします。

1. DXとITの違い

IT化とDXの最も大きな違いは「変化」の違いです。

IT化とは、既存の業務フローやプロセスを変えずに、デジタル技術やデータを活用することによって効率化を目指すことです。

例えば、リモートワークの増加に伴うビデオ会議プラットフォームやチャットツールなどは、IT化の技術を使った効率化といえます。

一方でDXは、ビジネスを根本的なプロセス変化をもたらし、新しい価値を生み出すことです。

ただ単に業務の効率化だけで終わるのではなく、製品やサービス、ビジネスを通じて、デジタル化になったことで、顧客の生活の向上を見据えることがDXといえます。

2. DXとデジタイゼーションの違い

DXとデジタイゼーションの違いは、デジタル技術の導入することで企業全体の変化が生まれる否かです。

例えば、資料をスキャンし、電子文書として変換することにより、メールや情報へのアクセスがしやすくなるよう保管することはデジタイゼーションといえます。

デジタル化により業務の効率化を進めることは、DXなのではと思われますが、デジタイゼーションの典型です。

つまりは、デジタイゼーションは、ツールを使用しデジタル化することを指しており、DXを実現する過程において行うべき中間的な概念といえます。

混同されやすいのですが、異なる概念です。

3. DXとデジタライゼーションの違い

デジタライゼーションとは、デジタル化により業務や製造などをプロセス単位で変革を生み出すことを指します。

具体的にお伝えすると、特定の業務をデジタル化し、商品のサービスや付加価値の提供とそれによって収益をあげるシステム作りです。

デジタライゼーションに取り組むことで、社内の一部業務を自動化し、社員の作業時間や人的ミス、また不要なコストの削減ができると考えられます。

ただし、この段階ではプロセスをデジタル化しただけのことなので、企業としてのデジタル化は進んでいません。

企業は、デジタライゼーションを行いDXへと進んでいくという流れが理想的です。

沖縄県の企業のDXの取り組み

沖縄県では、県庁をはじめ県内企業へDXの取り組みを支援しています。

県内の産業の活性化を、どのように取り組みが行われているのか事例をお伝えします。

1. リゾテック沖縄 エキスポ

DXが実現できるのは大手企業のみだと思われてしまうことや、何から始めればよいのか分からないという企業が多く見受けられます。

そこで、沖縄県最大のDX展示会であるリゾテック沖縄 エキスポを開催し、県内でDX化に取り組む、各社のDX担当者とパネルディスカッションが行われます。

毎年11月頃に国内でも大型のエキスポを開催しており、全国からDX支援事業者や著名人が集まります。

過去には台湾のIT大臣であるオードリー・タンさんもリモート出演をしていました。

リゾテック沖縄 エキスポに参加すると、この展示会が沖縄県の全産業DX推進を後押ししており、県内の事業者でもデジタル化からさらに進んでいることを実感できるでしょう。

また、これまで以上に多彩な分野でITソリューションのマッチングの場を目指して、展示会、シンポジウム、セミナー、オンラインセミナーを実施しています。

リゾテック沖縄 エキスポについては、関連記事『リゾート×テック リゾテック沖縄 エキスポに行ってみました』をご覧ください。

2. IT企業によるDX化推進

沖縄県内のIT企業によるDX化が進み、伝統工芸DX、水産業DX、アパレルDX等、さまざまな領域でチャレンジしています。

その背景には、沖縄の水産業の収量予測の課題や、高齢化に伴う文化の持続性に対する課題があります。

県内のIT企業では、企業向けにデジタルソリューションを提供しており、DX推進の支援を行っています。

例えば、宿泊業に特化した業務プロセスを効率化したPMS開発や、琉球紅型のデジタルデータをNFTとして販売する商品展開です。

このようにIT企業によるDX推進には、沖縄の経済を発展させる可能性があります。

DXの推進を行うIT企業については、関連記事『株式会社タップ』、『株式会社Okicom』を紹介しているのでご覧ください。

またリゾテックが運営する以下のサイトは県内各事業者がDXに取り組んでいるケーススタディを多数掲載していて、とても参考になります。

https://www.resortech.okinawa/

3. 支援事業や研修

沖縄県では、県内企業のDXの加速を図ることを目的に、新たに「沖縄DX促進支援事業」を開始しています。

https://industlink.jp/news/1680581050/

例えば、DXに関する窓口の設置や経営者向けDXセミナー。

さらに、DX推進の連携先となるIT企業とのマッチングとDX促進支援補助金の支援です。

実際の研修内容は、DXの推進と組織の関わり方から、デジタル化推進に必要なスキルやアプリの活用法などについて学ぶ無料講座が行われています。

一部の有料講座では、データサイエンスの基礎や分析の仕方を学びます。

実際に分析まで行う体験をすることで、物の見方を多面的な視点で思考する助けになりそうです。

弊社レキサンからも過去にコンサルタント3人が、沖縄ITイノベーションセンター(通称ISCO)の主催するDX人材育成プログラムデータサイエンティスト人材養成講座に参加して、DXやデータサイエンスに関する知見を深めました。

沖縄県や自治体からのDXに関する取り組みは手厚いと感じています。

転職で沖縄のDX化に貢献する事例

沖縄には積極的にDX化に取り組む企業があります。

そこで弊社が行っているのは「人と組織の可能性を共に切り開くコンサルティング」です。

一つ例をあげると、弊社が転職のサポートをさせて頂いた方の中に、システムエンジニアの方で、システムの構築や運用をメイン業務に携わっている方がいました。

どちらかというと、保守的な部分で活躍していた方ですが、現在は沖縄を代表する通信事業者「沖縄セルラー電話株式会社」でDX推進事業を牽引しています。

県外から優秀な人材を引き寄せることは、沖縄のDXプロジェクトを加速することだと改めて実感しています。

関連記事:DXに取り組む「沖縄セルラー電話」にIターン転職した水橋さんと対談

沖縄のDXの課題

沖縄の多くの企業は中小企業であり、全国平均と比較しても賃金水準は低いのが現状です。

沖縄の職場は、ビジネスの「川下」の末端部分やオペレーティング業務を担うことが多く、ビジネスの構想や企画、仕組み作りに関わる機能を持つ企業が少ないことがこの背景にあります。

例えば、コールセンターのBPO拠点、ホテルなどのサービス業、IT業界におけるニアショア拠点などが主な職場環境となっています。

これにより、日々のルーチンワークが多く、事業全体を俯瞰するキャリア機会が育ちにくい状況が生まれています。

このような背景から、沖縄のDX推進における課題は、単に技術の導入だけではなく、戦略的な思考や事業開発能力を持つ人材が不足している点にあります。

ITツールの導入は一部進んでいるものの、これらのツールを最大限に活用し、組織の長期的な成長を促進するリーダーシップが求められています。

沖縄の企業がDXを成功させるためには、従業員のスキルアップとキャリア開発に注力し、各部署が連携して戦略的なビジョンを共有する必要があります。

また、新しいビジネスモデルを創出し、企業のミッションを成功に導くためには、戦略的思考とデジタルスキルを兼ね備えた人材の採用が不可欠です。

沖縄におけるDX推進の成功は、テクノロジー導入と同じくらい、人材開発と組織の変革に焦点を当てることで達成されるでしょう。

まとめ

今回の記事では、DXとは何かということと沖縄企業の取り組み、地域の課題までを述べてまいりました。

沖縄の企業は、DX化やITツールの導入による業務効率化が進んでいないといわれていますが、変革のためにチャレンジをしている企業もあります。

しかし、ITを導入しても企業全体をDXに導く人材不足が大きな課題となっており、新しい変革を起こせる人材を求めています。

沖縄への転職を考えている方や、DXに関わる仕事がしたいと考えている方がいらっしゃいましたら、沖縄の企業の情報をお伝えしますのでお気軽にお声かけください。

少しでも沖縄の転職をご検討中の皆さまのお役に立てましたら幸いです。

株式会社レキサンでは、沖縄のDXに関わる転職支援のサポートや沖縄県内企業のDX化を応援しています。

 

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